伊豆高原シニア・ライフ日記

「老い」を受容しながら自然の恵みに感謝しつつ「残躯天所許不楽復如何」の心境で綴る80老の身辺雑記 

真鶴半島・湯河原 ハイキング

2012年01月31日 | ウオーク

1月30日(月)/

真鶴半島・湯河原は伊豆半島の一画に位置しているが神奈川県に属しているためであろうか、行く機会は滅多にない。

「大室高原歩こう会」の先月行事では真鶴半島の散策コースが予定されたのだが雪に阻まれウオーキング自体が中止となったのはいかにも残念だった。

そのときバスから見下ろことができた真鶴半島の遊歩道は楠・松・椎の巨木が生茂る間に作られており、なかなか魅力的に思えたので日を改めて歩くことになった。

お仲間はIKOI農場メンバーを中心にいつしか出来上がったハイキング好きのグループ Mr. & Mrs.IW、IT、KD、TB、KZ、ON  で、総勢12名、4台の車に分乗して出掛ける。

海岸に降りた頃には空が陰りはじめ寒々とした風景になってしまった。ただ、湘南方面は快晴で珍しく雪を頂いた大山をはじめ丹沢山塊が望めた。

 

真鶴港にあるレストラン「魚座」で昼食した後、近くにある「貴船神社」の長い階段を上りお詣りした後、石橋山合戦に敗れた頼朝ほか7騎が潜んだという「しとどの窟」を覗く。

湯河原の城山にある「しとどの窟」(土肥実平が頼朝を匿った窟)は著名だが、同名のものが海岸にもあることは知らなかった。

こちらでは「しとど」に漢字の「鵐」が使われている。この窟から鵐という鳥が飛び立ったから名付けられたという。見たことのない漢字だが偏に「巫」(みこ・かんなぎ)が使われていることからみて源氏再興の吉兆とされたのかもしれない。(帰って調べてみたら「しとど」という鳥は「ホオジロ」の類だとあった。)

真鶴半島の遊歩道は5㎞を歩いただけ、次に湯河原にある梅林で有名な「幕山公園」にいく。

時期的には少し早いかとは思っていたが、今年は特に寒かったせいもあってお目当ての梅は全く咲いていなかった。こういう公園があるということを知っただけ。

ついでに「ゆきあたりばったり」ながら湯河原にあると聞いた「万葉公園」に行く。

この公園は「日本の歴史公園100選」に選ばれたという。万葉集の中で唯一温泉が謡われているということにちなんだ公園だとのこと。

その万葉集の歌は

「足柄の土肥の河内に出る湯の 世にもたよらに子ろが言わなくに」(あしがりの とひのかふちに いづるゆの よにもたよらに ころがいはなくに)

人工的な雰囲気の公園だが、ちょっとした散歩にはいい。

この日の総歩数は12639歩となる。 流石に少し疲れたが、なにはともあれ、これだけ歩けるようになったことは喜ばしい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

稲取ウオーク

2012年01月27日 | ウオーク

1月26日(木)

ウオーキングを誘う冬晴の訪れである。しかし、朝の冷え込みは今年になってもっとも厳しい。Mr.ARと歩くことになった。

海が紺碧に輝いている。海を臨める高いところには先日の残雪が凍りつき危険で歩きにくかろうからと、ぎりぎりの選択として行き先を「稲取クロスカントリー」にする。

コースの端には僅かの残雪、ウオークを妨げることはなかった。しかし細野高原や伊豆大島三原山は冠雪が見える。

この寒さのなか、ジョギングに励む人もいる。

素晴らしい景色に恵まれた。ようやくこの日、1万歩歩くことができた。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「健康」保持を「生き甲斐」に

2012年01月26日 | 健康雑感

1月25日(水)

この1月で82歳を超えた。日本人男性平均年齢プラス2歳、”思えば遠くに来たもんだ” これからは、やらねばならないこと、やりたいことが特にあるわけではない。

一番望むことは死ぬまではできるだけ「健康」でいたいということである。いってみれば「健康」を維持すること自体にこれからの「生き甲斐」を求めるということになるであろうか。

ところで、その「健康」ってなんだろう。WHO(世界保健機関)憲章の前文の定義は次のとおり。

Health is a state of complete physical,mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity

「健康とは、完全なる肉体的、精神的および社会的福祉の状態であり、単に疾病または病弱の存在しないことではない」とある。

日本語に訳すとこなれない文章になるが、要は病気や病弱でなく、身体も心も社会的にも満たされ状態ということであろう。

(なお、付言すると、この定義に dyanamic と spiritual を付け加えようとする動きもあるらしい。単なる固定的な「状態」stateでななく、動的な状態「dyamic state」であること、そして生物学的なmental だけでなく 人格的な・霊的(宗教的)なものも必要だということらしい。

Health is a dynamic state of complete physical,mental,spiritual and well-being and not merely the absence of disease or infiramity

dynamic state は、人間は60兆個の細胞で構成され脳細胞や神経細胞などごく少数の細胞以外は絶えず日々入れ替わっているから生命維持の恒常性をも保ったものでなければならないというのであろうか、だがそこまでいう必要があるのかどうか。また、spiritual も宗教心の乏しい日本人にはあまりなじまないから不要なのでは。)

まあ、それはそれとして、この定義を踏まえた上での私の理解をごく平凡で日常的な言葉に言い換えれば

「朝は目覚めよく起き、身体に痛みや違和感を感じることなく、食事がおいしく、排泄も順調で、身体や心をやることにスムーズに向けることができ、気持ちが安定し、夜は穏やかに眠れる」ということになる。

これを更に簡略化してしまえば、いわゆる「快眠・快食・快便・快動」というフレーズで表現できるかもしれない。

なお、「快動」は「気持ちよくやれる」という意味で私が勝手に付け加えたもの。これがないとちょっとまずい。「健康」を「人間の健全で安全な生活」まで広げるというのであれば。

いずれにしろ、今年からはそうした「健康」であることを目標として毎日を過ごしていきたい。一日一日を大切にして年の終わりには、今年一年「健康」だったと振り返えれることを願っている。

顧みると昨年1年はそこからはかなり隔たりのある年だった。

変形性股関節症の発症でほぼ半年の間、思い通りに動けない行動上の制約に悩んだ、つまり「快動」を失なっていた。それに、前から続いていた「夜間頻尿」、つまり「快便」の不具合があった。また、ときどき寝つけず、精神安定剤デパスのお世話にもなっていた。これも「快眠」とはいかない。

どれも深刻なものではなかったとはいえ、やはり「健康」とはいえなかった。

今年は股関節症は回復に向かいつつあるし、夜間頻尿は解消した。基礎体温も上がっている。睡眠も「腹式呼吸」と「爪もみ」でデパス服用をできるだけ回避している。

本やインターネットでいろいろな「健康法」が紹介されているが、私なりに取捨選択し整理してみれば

「歩行(運動)」「腹式呼吸(酸素)」「食事」「基礎体温(免疫・血流)」「感謝(心)」に尽きる。

寒さにこごえいまのところ戸外活動は不十分だが、これからはウオーキングに精出し、腹式呼吸に心掛け、美味しく食べて、温泉とホットパックで36.5℃の体温を維持しつつ、感謝の念を忘れず、「健康」に過ごすこと、それ自体を生き甲斐にして毎日を過ごそうと思う。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年4度目の雪

2012年01月24日 | 園芸

1月24日(火)-

昨夜、また雪が降り積もった。今年4度目の雪である。生活に支障をきたすほどの雪ではないが、雪はもういい。

戸外に出ない日が続いている。ウオーキングができる冬晴れの日を待ち望むや切。

 雪を葉に散らした庭の花柚子の樹の風情がいい。だが、これも陽が照ればすぐに失われる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「歩こう会」1月行事

2012年01月21日 | ウオーク

1月20日(金)

「大室高原歩こう会」の1月行事は神社参拝と新年宴会を織り込んだウオークが恒例になっている。

従って、各月の「歩こう会」行事とは異なって「雨天決行」の決まりだが、雨ではなく雪となると坂道の多い伊豆ではバスの運行自体が危ぶまれる事態になる。

関東地方や東日本でかなりの積雪があると予報されていたように、予定されていた熱海の「伊豆山神社」までの道は積雪で交通遮断となったため、急遽、平地に近い「来宮神社」参拝に切り替え、真鶴半島の「灯明山」「森林遊歩道」「番場遊歩道」「潮騒遊歩道」のウオークはすべて取りやめ、真鶴半島先端にある「三つ石」を上から望みみてから食事処「岩忠」での新年宴会だけでお開きとなった。

来宮神社

神木「大楠」(樹齢2000年とか)

荒れた海に「三つ石」を望む

「大室高原歩こう会」新年宴会

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

80歳を超えたら「医療棄民」か

2012年01月19日 | 健康雑感

1月19日(木)

毎朝風呂から出た時に必ず測定しているオムロン体重組成計(HBF-362)が作動しなくなった。理由は簡単、何年も使用してきたから電池の寿命が尽きたのである。

早速、単3電池4本を入れ替えたら器械の初期設定が必要になった。日付や時刻の設定は簡単だったが、個人データーを登録する段になって驚いた。年齢の設定ができないのである。

なんと設定できるのは80歳まで、この器械では80歳以上はお呼びでないときた。

そういえば、病院での血液の「生化学検査」測定値をはじめ血圧、血糖などの数値については、昔は年齢別(年代別)に適正値があり違っていたような気がするが、現在では年代別は無視されるか、あっても60歳代、よくて70歳代までしかないのでは…。

80歳の健康の指標となる数値など、現在の医療では全く考えられていないようである。

こうした数値だけではない。少々の身体の異常などを医者に訴えても「お歳ですから」で軽くいなされてしまうようである。

健康維持という観点からみて、平均寿命80歳以上の人は「医療棄民」「医療難民」とみなされているといってもいい。

健康は自分で判断し自分の力で守るほかないようである。

電池を入れ替えながら、ぼやいていたら、家内が昨日かかってきた電話は県共済の医療保険の勧誘でいろいろ言っていたが「80歳以上は入れないのでは」と一言いったら、「失礼しました」といってすぐに電話を切ったという。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の兆しかすか、農作業はじまる

2012年01月18日 | 園芸

1月18日(水)

厳しい寒さながら久し振りの晴天。

寒中ながら気を付けてみれば春の兆しをあちらこちらに見付けることができる。

「IKOI農園」の入り口にある白木蓮におおきな蕾がついている。

庭では蝋梅が咲き始めた。

畑の一隅でたった一つながら蕗のとうを見付けた。

落葉を集めて作った腐葉土の中からはカブトムシの巨大な幼虫がウジョウジョ。(あとで埋め戻してやる)

春に向けての準備が進む。(腐葉土掘り起し・耕耘・農具小屋扉修理・水槽水溜めなど)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ホットパック」の効果 基礎体温36.5℃

2012年01月16日 | 健康雑感

1月16日(日)

「陰気に逆らうゆえ益々冷ゆる」小寒(1月5日)が過ぎ、「冷ゆるに到りて甚だしきとき」という大寒(120日)が近い。寒さだけでなく最近はほとんど陽が射すことが少なく、日当たりのいい我が家でもエアコンが欠かせない。全く冴えない室内での生活が日々が続いている。 

戸外に出て長距離を歩くことがないため脚の具合がどのくらい改善したか確認できないが、室内での脚の動きに股関節をあまり意識しなくなくなっていることから察すれば「変形性股関節症」は着実に治癒の道を進んでいると考えたい。 

ところで、「変形性股関節症」の治療に少しでも役立てはと考え股関節付近の血流をよくする目的で「電気あんか」に代えて遠赤外線治療器「ホットパック」を使用してきて4月以上経つが、「ホットパック」が当初は予想していなかった別の素晴らしい保健上の効果を生み出したことには正直驚いた。 

その一つは、これまで悩みの種だった「夜間頻尿」が完全に解消したことである。治療薬「ユリーフ」の服用を全くやめたのに夜間トイレに立つのが1回だけになってから随分経つ。ほかに理由となるものの心当たりはないからこれは疑いなくホットパックの効果である。 

もう一つは、基礎体温がいつのまにか朝36.136.2℃、日中は36.536.7℃になっていることである。
以前がどの程度の基礎体温だったか、いまになっては確かめる術はないが、すくなくとも健康上理想とされる
36.5℃をはるかに下回っていたのは間違いないと思う。 

高齢者の基礎体温は次第に低くなるといわれているのに80歳を超えた私の基礎体温が理想とする36.5℃を維持しているのであれば、高齢者にありがちな小さな身体上の不都合が少々あったとしてもまずは「健康体」といえるのではないだろうか。 

これらの効果はすべて「ホットパック」を夜間は手放さず「電気あんか」代わりに一晩中使ってきたおかげだと思っている。 

日頃から健康管理になにかと心掛けている私にとって、さほどの努力をすることなく免疫力の高いこの基礎体温を得たことは大きな喜びであり、これからの健康管理の励みにもなっている。 

医学の専門知識を持たない私だから、その視点にあるいは偏りがあるかもしれないが、今日、低体温、いわゆる「冷え」が健康によくないこと、体温が免疫力に関係すること、基礎体温が健康の指標となっていることについてはほとんど常識化されているといえるのではないか。 

NHK「ためしてガッテン」2011/5/11

NHK「ためしてガッテン」の記事から

体温と免疫力について、免疫学の権威である新潟大学医学部教授安保徹博士の免疫システムの説明は実によく分かる。

そして免疫力を高めるため入浴や「湯たんぽ」などによる保温が効果的であるということ(そのほかには呼吸・食事・運動・ストレス解消・睡眠・感謝など心の持ち方)はかねてから納得していたところだが、意外やホットパックがこんな効果を上げるとはおもってもいなかったことである。

(安保教授は遠赤外線治療器には全く触れていない。まして特定商品「ホットパック」に言及することがないのは当然である。)

基礎体温に自信を得て、改めて体温と免疫力に関するいろいろなサイトを当たっていたら、こんなユーチューブのサイトが見付かった。

聞き手のレベルがあまり高くなく、免疫力に関する価値ある重要な情報をうまく引き出せていないが、安保さんのズーズー弁が愛嬌を添えて私にはとても面白いサイトであった。

ガン治療のウラ 5/8

ガン治療のウラ 6/8

なお、この続きの話に「解糖系とミトコンドリア系」「加齢と免疫力」にからむ話があり、かねてから年齢に無関係に説かれる健康法に若干の違和感を持っていた私にとってとても参考になり有益な話であった。

ガン治療のウラ 7/8

ガン治療のウラ 8/8

人間、いつか死ぬことを見据えた上での「健康法」こそ、今の私がもっとも求めているものである。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

目覚めてみたら初雪

2012年01月12日 | 日記

1月12日(木)/

朝起きて外をみたら雪がうっすらと降り積もっている。初雪である。そういえば、昨夜の天気予報では今朝は冷え込みは今年一番といっていた。

降った雪は僅か、太陽に照らされればすぐに消え去るはかなさだが、見慣れた窓外の景色に彩を添え、いつもと違った趣を演出してくれる。

それに、暮れ以来の晴天続きで大地はすっかり乾燥しきっているから、ささやかながらこのお湿りは我が愛する野菜どもにはおおきな恵みとなるであろう。

大雪の猛威にさらされるところと違って、当地では年数回ふる雪は歓迎である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜間頻尿が治る?基礎体温が上がる?

2012年01月10日 | 健康雑感

1月10日(火)

超高齢者にとっては避けがたいいろいろの「持病」ないし身体の不調を少しでも緩和できる手立てがあればなにはともあれやってみる価値がある。

痛かったり、苦しかったり、痒かったりするのであれば病院でしかるべき処置をしてもらうことになるが、長い間付き合ってきたちょっとした不具合、「病気」というほどでない程度の身体不調なら、生活習慣の改善やら昔からの民間療法、東洋医学とか代替医療とかいわれるもので少しでも効果が感じられれば試してみる価値がある。

西洋医学で使われる強力な薬剤は即効性があっても身体全体を痛める可能性(副作用)は高いと考えられるから、できることなら避けたい。

老人によくみられる夜間頻尿もそうした類のものであろう。症状が軽度の場合はいいとして、だんだん重くなってくると結局は病院で診断を受け、薬が投与されるという流れになる。

私の場合、はじめは民間療法として健康補助食品「ノコギリヤシ」の服用に始まったが、はかばかしくないので、病院で診断を受けて当初は医療薬「ハルナール」、その後は「ユリーフ」に変えてもらい飲み続けてきた。

その効果といえば、就寝後に2-3回くらいトイレに立つくらいになったので、まあ、薬はこの程度効くのであれば良しとするか、と考えていた。

2011/3/24ブログ 夜間頻尿対策

ところが、その後もっと深刻な変形性股関節症で苦しむようになって夜間頻尿などほとんど意識しなくなり、もっぱら股関節のための東洋医学的治療法「KIK療法」に全神経を集中してきたのが昨今だった。(その効果は抜群、完治とはいわないまでもかなりよくなってきている)。

その間、KIK療法の補助措置として遠赤外線治療器「ホットパック」を夜間の暖房器具代わりとして一晩中腰の当てて寝てきた。(身体の深部まで温まるのでそれまで冬季に使用してきていた電気アンカは不要になり、さらにはこの酷寒に季節に寝室のエアコンもつけなくなっている)

この遠赤外線治療器に直接期待した効果は腰や股関節あたりの血行をよくすることだったのだが、ふと気が付いてみたらいつのまにか夜間トイレに立つのが1回か2回になっているではないか。(更に尾籠な話だが、オシッコが曲がらず真っ直ぐに飛ぶようにもなった。)

そんなことで「ホットパック」の効能書きに腎臓を強化するとあったことを思い出し、そのせいかもしれないと思い、それまで飲んでいた「ユリーフ」一日1錠の服用を止めて、経過をみてみた。それでも1,2回というトイレ回数に変化はないようである。

これに力を得て、昨年暮れから「ユリーフ」服用をふっつりと止め、今年に入ってからは念のためトイレにメモ紙を置き夜間トイレに立った時間を記録してみた。
なんと就寝時と起床時(というより目覚め時)を除けば1回で済んでいる。

これはまさしく遠赤外線治療器の効果であると判断した。長年の悩みが思わぬことで解決したのである。すくなくとも現段階では!

 

これにすっかり気を良くして、遠赤外線治療器の効用がほかにもあるのではないかと、自分の身体をあれこれまさぐってみた。

気が付いたのは、最近は便通がとてもよくなっていることである。もっとも、これがその効果だと断言するのはまだ早いが……。

そのほかに、もっとはっきりした効果が認められたものがある。それは基礎体温の上昇である。

「ホッとパック」愛用者の感想に低体温が解消したとあったのを見て、風邪でも引かないかぎり手にしたことのない体温計で自分の基礎体温を測定してみたのである。

朝は36.0℃くらい、日中は36.5℃くらいある。

かなり前のことになるが健康保持に関して「免疫力」に興味を持ち、国際的に活躍している免疫学者安保徹の「体温免疫力で病気は治る」を読んだことがあり、「人間の体温は36.5℃は体内環境として理想的、免疫力が高く健康体」とあったのを思い出し、読み返してみた。

その本の最後の頁に読後感のようにそのとき測定した体温が記録されていた。

なんと、朝35.1℃と書いてある。その基礎体温のあまりの低さにはがっくりきて、この本に書いてあった基礎体温を高める諸方法(運動・食事・入浴・睡眠・気持など)を実践しなければと思つたものの、そんなことはおおかれすくなかれやっていたたことでもあり、改めて特別には取り組まなかったことを思い出した。

ホットパックのお蔭で「基礎体温」36.5℃になったことにすっか自信をつけ、改めて安保徹・清水教永「健康体温36.5度の生活術」、東善彦「遠赤外線と医療革命」石原結実「体を温めると病気は必ず治る」などの本(インターネットで中古品を買えばほとんどただみたいな値段)を取り寄せ再度体温と免疫力を勉強することにした。

遠赤外線が体温上昇に資することはどうやら間違いないらしい。

高度な内容ではないが、体温と免疫力の関係やその関係などについて常識的なレベルでいろいろなことが分かってきたが、なにはともあれかつて35.1℃という低体温が現在は理想とする36.5℃になった事実は間違いなく、これは遠赤外線治療器「ホットパック」には想定していなかった意外な効果で喜びにたえない。

 

なお、かつて「35.1℃」という低体温だったことについて一言。

これは正しく測定された体温だったかどうか、今にして思えば疑問がないわけではない。体温計の測定方法について誤っていた可能性が高い。

体温計の測定法についてメーカーの取扱説明書をよく読むとはっきり書いてあるのだが、ほとんどの人はそこに目をとおしていないのではないか。

ピピッツとなる体温計の示した時の数値は「予測値」であって「実測値」ではない。「実測値」を得るには少なくとも10分は脇の下に入れとく必要があるらしい。私の35.1℃は、どうやら脇の下への入れ方も十分でなかったろうし(その入れ方にもいろいろ指示がある)、時間もピピツと鳴ったとき(3分くらい?)だったから予測値に過ぎなかったと思われる。

体温計など風邪などかかった時に使うくらいで(排卵時期を確認する女性は別)、正確な基礎体温を測ることなどほとんどの人はしないからこうした取扱の不備がでるのであろう。病院でも体温計の測り方を積極的に指導すべきであろう。

体温計の測り方

 

ちなみに、血圧計の正確な測り方についても記しておきたい。

「WHO/国際高血圧学会のガイドラインでは、血圧の測り方して『静かな所で数分間座ってから測定する』方法を推奨している。また、日本の高血圧治療のガイドラインでも『少なくとも15分以上安静座位の状態』で測定することを推奨している」(浜六郎「高血圧は薬で下げるな」p124)とある。現在病院でこんな測り方をしているところはないのではないか?

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「アマゾン」から古本購入 たった1円!

2012年01月06日 | 日記

1月6日(金)

きょうは「小寒」とか。曇空で寒い。こんな日はさすがに戸外には出たくない。書斎にこもって、今日は珍しくパソコンよりも読書で一日を過ごす。

正月にskypeをやらない旧友SG君と長電話した。昨年大腸癌の大手術をし見事に生還を果たした後だが、えらく元気がいい。もうお酒も飲めるという。正月にふさわしい嬉しいニュースだ。

SG君は70歳まで大学教授を務めたが、その後は学問などはそっちのけ、全くのディレッタントの生活に徹しているだけに下らんことを実によく知っている。最近は漫画が面白いなどと言っている。ただ、読書の嗜好だけは私と似ているところがある。

話がたまたま宮城谷昌光の文春連載中の「三国志」に及んだ。大分前に宮城谷昌光「楽毅」を面白く読んだことを思い出し、彼との対話の中で今年は宮城谷作品を読書のターゲットにしようかなという氣になってきた。

たまたまだが、昨年暮れになにげなく武田泰淳の「司馬遷(史記の世界)」を手にとり読み返したこともあって、難しそうだが岩波文庫「史記」全冊を一年かけて読了しようかなどと到底実現できそうにないことをふと考えたこともあって、どうせ中国の春秋戦国時代を読むならもっと通俗的で読みやすい宮城谷の歴史小説を読むことを思い立った。

宮城谷昌光は、はじめ立原正秋の教えを受け、次いで漢学者白川静に傾倒し、晩年の司馬遼太郎と短期間ながら親しくしていたという。

立原正秋の透明感ある文章は好きだし、白川静の大著「字統」「字訓」はいまも捨てず書棚に収まっておりたまに漢字を起こりを調べるのに使うこともある。それに司馬遼太郎は私のもっとも好きな作家、そのほとんどの作品を読んでいる。

ならば、宮城谷の小説も私の好みにあいそうにも思える。取り敢えずいくつかの作品を読んでみて気に入ればこれからも活躍するであろう宮城谷昌光を長く読み続けることになりそうである。

なにごとも物事をはじめるに当たって、ある程度揃えたがるのが私の癖、早速、少し揃えてから読み始めることにした。

ネット書店「アマゾン」で探したら司馬遼太郎のようにかなり膨大な作品群がある。

読み捨てることができる小説の類は「アマゾン」で中古品を買うのがもっとも安上がりなので、今回も新本などは買わずすべて古本で賄うことにした。

よく売れる本の古本(文庫本など)なら「アマゾン」で探せば、なんと僅か1円(だだし、送料250円が各冊ごとにかかるから251円)から買えるのである。

読んでみようかと思い、かつ1円で買える本をいくつか見つけ出し早速ネットで注文した。

太公望(上・中・下)、重耳(上・中・下)、三国志(1・2巻)、夏姫春秋(上・下)、史記の風景、春秋の名君 計12冊。送料込でなんと3012円という驚くべき安さ。

こうした古本は全国の古本屋が出品し「アマゾン」が仲介する仕組みだから、注文した本はそれぞれ別便(ゆーメール)でバラバラにおくられてくる。

早くもその何冊かがゆうメールで送られてきた。古本というが新本とほとんど変わらない。

 

これからの寒い日は書斎に籠って読書で過ごそう。

だが、それにしても都会から離れた田舎暮らしなのに法外な価格で好きな本を即座に手に入れることができるのはインターネットのお蔭である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小室山の絶景

2012年01月05日 | ウオーク

1月5日(木)

素晴らしい晴天に恵まれたので小室山頂上と山麓一周のウオークを楽しむ。

「楽しむ」? いや、これまでと違い脚力だけでなく体力もかなり弱まったことをから言うなら「頑張った」という方が正しいのかもしれない。

坂道では脚の踏ん張りがきかないし、息が上がるのはこれまでとは少し違う。以前のとおりに戻れるのか、あるいはこの程度でよしとするか、いずれ春ごろまでには結論が出るであろう。

少し早く膝関節症を克服した家内が、股関節症克服途上にある私の先に歩くのはちょっと悔しいが、なんとか二人でウオーキングできるようになったのだから、なにはともあれ、目出度いというべきなのであろう。

今日は、家内が嫌う風はないし、南は真っ青な海の向こうには真鶴半島、三浦半島のみならず、遠く房総半島までがよく見え、東には秀麗な富士山が望めた小室山頂上からの絶景は予想を超える素晴らしさであった。


伊東の街の上に聳える富士


川奈ホテルの遥か彼方に微かに見える房総半島

手石島、真鶴半島、三浦半島、初島、そしてその向こうに相模の山並みと大山

 

伊豆大島

枯れたなりに風情ある松や枝垂桜の間に広がるつつじの大群落、静かな林間の遊歩道、こどもが遊ぶ恐竜広場、そして下り道からも見える富士。大室山もいいけれど、小室山「ウオーキング」の魅力を再発見。

 伊豆東海岸 小室山頂上から

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初詣3日目

2012年01月03日 | ウオーク

1月3日(水)

重い雲が垂れ込めている。暗い日だ。

「歩き」には向かない日だが、今日は三社詣りの最後、池地区にある「山神社」に参詣する。

ここも参詣人はほかに一組の夫婦のみ。駐車場には自分の車だけ。混雑はいやだが、これではなんだか淋しくもある。

池地区の田園地帯を半周して帰る。寒々とした冬の田園風景。まだ春の訪れは遠い。(3400歩)

帰り道に「水神」様にも新年の御挨拶。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2日の初詣

2012年01月02日 | ウオーク

1月2日(月)

三社詣りは正月三ヶ日をかけて行うことにした。

今日は、昨日の「神祇大社」参詣の人混みを反省して朝早く朝食前、八幡野コミュニティセンターの駐車場に車を置いて「八幡宮来宮神社」にお詣りにいく。

参道前に「車の通行禁止」の立札が立てられていたのは今までにはいこと、神社の駐車場には直接行けないようになっている。そのためか、参道に人影がほとんどない。これまでは結構沢山のひとを見掛けていたのだが……。

昨日の「神祇大社」とは余りにも違うのに驚く。正月1日でなく2日だからか、あるいは朝が早かったからか、この閑散さは異様ですらある。

社前には昨夜(大晦日)の賑わいをしのばせる大焚火の燃え残りだけが白い煙をあげていた。

境内に参詣客は一人もいなかった。神社初詣の独り占め?

正月だというのに普段より人が少ないとは?!

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平成24年 初春を迎える

2012年01月01日 | 日記

1月1日(日)

日本各地で今年は初日の出を見るのは難しいと天気予報は言っていたので今年の初日の出を拝むのは諦めていた。

ところが意外や意外、7:00に目覚めたら寝室の窓から朝日が射しこんでいた。外を覗いたら、なんと既に朝日が昇っている。当たり前のことだが、毎年同じ位置から正月の太陽が顔をのぞかせる。大きな樹の間を透かしての初日だが……。

全く期待していなかった青空を背に樹間を透かした太陽の光、それなりに神々しく美しい。
この光景に接し「こいつは(初)春から縁起がいいや」という科白さながら、今年は明るいいい年になりそうで幸せな身分になった。

寝室の窓から

少々時間経過後二階和室の窓から (下に横たわる伊豆大島の島影は残念ながら陰って見えない)

 

昼は135号線沿いにある「神祇大社」の初詣に出かける。驚いたことに大変な人出、こんなにたくさんの参詣客がいるなどこれまでになかった。

予想だにしなかった混雑に尻込みして、横からお参りしてから早々に帰る。往復の時間は2時間30分、あわてずにゆっくり歩く。

途中で見かけた南天、赤と白の対比がいい。白い南天があるのを初めて知った。

 

昨年暮れに「IKOI農園」から浴室に持ち込み隅に立て掛けておいた椎茸の原木から立派な椎茸が年明けとともに育ちはじめている。

このところ雨が降らず戸外は乾燥しきっているが、浴室にこもる湿気は椎茸にとって快適な環境なのであろう。

この瑞々しい椎茸の姿が正月の浴室を飾るインテリアの一つになっている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする