伊豆高原シニア・ライフ日記

「老い」を受容しながら自然の恵みに感謝しつつ「残躯天所許不楽復如何」の心境で綴る80老の身辺雑記 

置き雛&百合の花

2012年07月27日 | 手作り

7月27日 (金)  

昨日から本格的な夏の訪れである。この歳で30度を超す暑さの中で農作業やウオーキングをやって熱中症ででも倒れなどしたらその愚かさを嘲われるだけでなすまない。

だから、もっぱら書斎でパソコンを弄ったり、種蒔きの実験作業(人参とスティックブロッコリーの芽出し)をやったり、TVを見て過ごしたりしている。

しかし、早朝と夕刻での涼しさはやはり高原の有難さであろう。その時間帯ではまだウグイスが見事な鳴き声を聞かせてくれるし、ヒグラシの鳴き声も涼しさを引き立ててくれる。

朝夕の時間をもっと有効に使うべきであろう。


家内の置き雛の新しい作品が出来上がったので写真に写せという。

まことに小さな置き雛である。

置き雛の写真だけでは、少しさびしい。

幸い、百合の季節である。庭の花壇でで紅白の百合が咲いているので、その写真を添える。

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百寿者の生き方

2012年07月24日 | 健康雑感

7月24日  (火)  薄曇り

我が国の百寿者(センテナリアン)の数が激増している。平成3年では僅か3,625人だったのが平成20年には40,399人、10年経った現在では決して珍しい存在ではなく、おそらく5万人をこえているのではないか。

私は百寿者になりたいとは思わないけれど、この長生きの時代だからどうなるかは分からない。

いずれにしても、あたりを見回して感じるところでは90歳前後まで生きるのではないだろうかと思われるので、常日頃からそのことを念頭に置いておく必要があるだろう。

百寿者を目指そうなどと考えたこともないが、どうせこれからも生きるのであれば━ 生きざるを得ないのであるなら ━それまでは健康に過ごしたいと思う。

そんなことを考えていたら、「人は誰でも『元気な100歳』になれる  長寿遺伝子活性化の秘密 (医学が証明した長寿のヒケツ)」・坪田一男という本を知り、早速アマゾンで取り寄せて読んでみた。

106歳で亡くなった「正心調息法」の創始者塩谷信男博士の言葉だったと思うが、世に色々な「健康法」があるが、その良否の判断はその創始者が何歳で亡くなったかが一つの決め手になる、といった趣旨の発言を記憶している。確かに、「健康法」を創始しそれを実践してきた創始者本人の寿命こそがその「健康法」の実効性を確保するエビデンスそのものであろう。 

だから、「健康法」を説く本や記事を読む場合、その著者が現在何歳なのか知りたいと思う。まだ「老い」を知らない若い医者や学者が統計や文献などをもとに頭だけで書いた「健康法」など、すこし胡散臭い。

だが、この本はどうやら著者の年齢を度外視してもいいらしい。

というのは、この本が6年にわたり対面調査した多数の「百寿者(センテナリアン)」の生き方から共通項を見出し、それにこれまで明らかになった老年医学・抗加齢医学の「老化」に関する科学的知見を加えて、「元気に生きる秘訣」はこんなものだろうとまとめたものだからである。

元気で老後を生きるには、三つのカテゴリがあるようだ。「食事」「運動」「心構え」である。

そこに説かれていることは、私なりにおおいに納得させられる。

結論的に言ってしまえば、かなり甘い採点ではあるが、この本に書かれている大方のことは、私が既に「実践」しているというには少々はばかりがあるが、そうありたいといつも「心掛ける」ものだということはできる。

この中で、特に私が惹かれたのは「心構え」である。

1 ご機嫌で過ごす

自分の生活を楽しんでいる人は長生きする。なるべく好きなものに囲まれ、なにか夢中になるものを見付けておくなど、生活を楽しむ工夫を。またなるべくご機嫌な人と多く過ごし、不機嫌な人を避ける。

2 五感を鍛える

好奇心は五感を刺激し、脳を刺激する。ちょっとした散歩のときも視覚や聴覚、嗅覚を研ぎ澄ます習慣を。

3 笑顔を増やす

作り笑をするだけでも、脳に楽しいという感情を湧き上がらせ、ご機嫌な感情を作り出す。また、笑顔は周囲にも伝染する。普段からなるべく笑顔を心掛けるようにしよう。

4 愚痴らない、怒らない

怒りが増幅すると体内で活性酸素が大量に発生し、細胞を炎症させ、老化や病気の原因になる。血圧も上がる。なるべく普段から怒らない、愚痴らないことが大切。

5 おしゃれを楽しむ (これは私はちょっと不十分)

見た目が若い人は実際に長生きする。身体的若さだけでなく、見た目の若さも重要だ。

 

 

 


 

なお、以下は、この本から私がアトランダムにメモしておいたもの。

〇100歳まで生きようと意欲した結果ではなく、結果として100歳を超えてしまったという人ばかり。

〇百寿者の分類として ①生まれてから大きな病気をせず無病息災できたし人を「パーフェクター」 ②80歳までにおおきな病気を経験しながらも病気をかかえて有病息災で生き延びてきた人を「サバイバー」 ②80歳まで元気だったが、80歳を過ぎて病気を発症、それでも100歳まで生きてきた人を「スローワー」という。

〇アメリカの心理学者バリー・シュワルツ博士によると、人は「マキシマイザー(最大化人間)」と「サアティスファイサー(満足人間)の2種類に分けられる。幸せに生きていくためには、自分の選択に満足する「サティスファイサー」であれ。

〇現在のところ、長寿に関する遺伝子は約30種類以上発見されている。その中心になるものが、Sir2。

〇見た目が若い人は実際に長生きする。 

〇水分をしっかりとることは、アンチエイジングの基本

〇お酒を飲むときは同量の水を摂取しながら飲む。

〇よく噛んで食べる。(唾液にはホルモン様物質が沢山含まれている「パロチン」[IGF-1」)

〇歩く速度が速い人の方が老化が遅く、長生きする。

〇舌を前や左右に突き出したりひっこめたりする運動「舌出し運動」140回

〇すこしきつい運動にチャレンジする

〇長生きのヒケツは好奇心 

〇老化を予防するには、好奇心や探究心を持ち、五感をどんどん刺激して神経細胞を働かせること

〇五感から入力した情報をアウトプット、つまり言葉として出力する。言葉の表現は情緒的な感覚に論理的思考が加わって脳をさらに広範囲に活性化させる

〇意図的にご機嫌な笑顔を作る

〇現代で長生きできるのは「生活習慣を論理的に改善できる賢い人」「賢い奥さんがいる人」

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胡瓜苗の成長

2012年07月22日 | 園芸

7月22日 (日) 

さながら小学生並みの科学実験室と化した書斎の机の上で、胡瓜の苗が日々確実に大きくなっていく。

最初に弱々しげな双葉が土からそっと芽を出し、それが次第にしっかりしてきて、やがて本葉が出る。

そして本葉の横からも新しい本葉が……。

絶えず、日の光に向けて身体全体を傾げていく。

ぼつぼつ地植えのときか?

至極当たり前のことではあるのだが、これが生きるということか。

毎日眺めていると、生命の不思議さ、その生きようとする力に愛おしさを感じさえする。

 

 

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青木が原樹海を歩く (「歩こう会」)

2012年07月20日 | 「大室高原歩こう会」

7月19日 (木) 

「大室高原歩こう会」7月行事で「青木が原樹海」を歩く。2007年9月21日にも「歩こう会」で「青木が原樹海」を歩いているので今回は2度目になる。

とにかくこのコースは距離がある。歩数計は19891歩、ほぼ2万歩の長距離歩行となった。

青木が原樹海の中はほぼ同じような景色が続くだけだが、実によく歩いた。

相当の疲れを感じたが、これだけ歩きながらも股関節の不具合を全く感じることがなかった。

昨年来、あれほど先行きに不安を感じ悩んでいた「変形性股関節症」がいつのまにか雲散霧消していることに気付く。

身体の不具合や支障があると絶えず気になるが、現金なもので治ると当たり前に感じてすっかり忘れてしまっている。

なんといってもこれは「KIk療法」と「ホットパック」のおかげであることは疑いを容れない。

東洋医学的なこの療法を信じて毎日頑張ったお蔭である。あのとき最後は手術だけと脅された「整形外科」に頼っていたら今頃どんなことになっていただろうか。西洋医学的知識からみればこれは奇蹟に近い。

2011/2/2 ブログ 変形性股関節症の克服

全体的には加齢に伴い体力の衰えを避けることはできないが、急性や局所的な疾病や不具合はできるだけを西洋医学や薬に頼らず自己治癒力で対処していきたい。

 

途中の「道の駅・朝霧高原」から見る富士 (「大沢崩れ」から雲が湧きあがってきているが、この時期の富士山としてはいい姿)

 

バスの中から辛うじて富士山の北西山麓にある側火山「大室山」1468mの山影を捉える。

 我々が住む伊豆半島の「大室山」に酷似し見まがうばかり(右の小さい画像)。だが、山の名は勿論富士の方が先輩格なのだろう。

 

富士山麓の「大室山」

 

伊豆高原の「大室山」


                                                         

 「青木が原樹海」の中は、ほとんど変化のない樹間の道を行く。これほど大規模でなければ伊豆高原でみる樹間と変わらない。どちらも同じ溶岩台地だから植生はほとんど変わらない。

 

 往きも帰りも出来上がったばかりの「新東名高速道路」を利用したが、遠望する駿河湾や綺麗に刈り込んだ茶畑を見下ろしながら走るこの道はなかなかのもの。

なかでも途中に設けられたSA「駿河湾沼津サービスエリア」の素晴らしさには一驚した。これが高速道路のSAだとは!。

内部にはホテル並みに「コンシェルジュ」まであるではないか。

昨今、景気の悪い話ばかりだが、出来のいい新しい施設を利用するとちょっと贅沢な気分になる。

 

 

 

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ムカフ ノ 山 ニ ノボッタラ

2012年07月18日 | 雑文

7月18日 (水)  

晴日が続く。書斎からの風景も夏景色に変わった。

海は青いが、水平線は気温上昇で靄気が立ち込めているため島影は見えない。

この海の景色を眺めると、尋常小学校2年読本の冒頭にあった詩を口ずさみたくなる。

あれはいい詩だった。記憶の底に沈んでいるが、子供の脳裏に見たことのない青い海のイメージが広がり、子供心に詩情を感じさせた最初の言葉だったように思える。

だから、70年経ったいまでも思い出すことができるのだろう。

ムカフノ山ニ ノボッタラ 山ノムカフハ 村ダッタ。

タンボノツズク 村ダッタ。

ツヅク タンボノ ソノサキハ ヒロイ ヒロイ ウミダッタ。

青イ 青イ ウミダッタ。

小サイ シラホガ 二ツ三ツ 青イ ウミニ ウイテイタ。

トホクノ ハウ ニ ウイテイタ

  今見ている景色は、 レトロなあの時代とは違って、「村」は別荘地の見え隠れする家並だし、続く「田圃」は緑の続く樹林に代わり、そして小さま「白帆」ではなく相模湾を行き交う白い船影だが、この詩がもたらす情感はいまも変わらない。 

戦争が始まる前、まだ平和だった昭和初期に小学生の心に刻まれた心象風景。この詩は一体誰が作ったのであろうか?

いまになって知りたいと思う。 

 

(追記)

 ブログを見て頂いている方から、こんな画像を教えて頂いた。

私にとって教科書の匂いまでが蘇ってくるような気がする。

進級した最初の日、配布された新しい教科書を開いたときのインクの香。いまの平和とは随分隔たりがあるが、それでも束の間の平和に恵まれた戦前昭和の小学生は、そんなことにも胸をときめかせていたのだと思うといじらしくもある。

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朝顔、その後

2012年07月17日 | 園芸

7月17日 (火)  

雲一つないような青空。

しかし、今朝がたにはまだ枝でウグイスが鳴き、ヒバリ(たぶん、空高くでさえずり続ける鳥といえば「ヒバリ」しか知らない)が中空で歌い、ホトトギスが鳴き渡っていた。

なんとなく爽やかな気候がつづくのではと思っていたが、午後は猛烈な暑さとなる。どうやら当地も他所並みの酷暑の訪れである。

今年最初のクーラーの始動。ひょっとしたらこれで梅雨は明けたのかもしれない。 

そんな中、清楚な朝顔の姿が涼しさを呼んでいたことを知る。

とかく園芸種として西欧の華麗な花に魅了されてきていたが、日本の伝統ある花もなかなか。

※ 夕刻のニュースによると館林市ではなんと39.2℃を記録したという。そして「東海地方」の梅雨明けが宣言された。

 

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梅雨の晴間のウオーク(小室山一周)

2012年07月16日 | ウオーク

7月16日 (月)  

激甚災害をもたらした北九州の豪雨、そして全国各地方では水銀柱がうなぎ上り、いまや異常とはいえなくなった猛烈な暑さ、「記録的」という言葉が連年繰り返されている。今日の最高気温は館林市36。7℃という。

日本列島のみならず地球に自然が牙をむきはじてめいるかのような昨今の気象だが、曇空を予報されていた当地は久し振りに気持ち良い晴天に恵まれた。

いつもよりすこし蒸し暑さを感じるとはいえ、風は涼しくが絶好のウオーキング日和なので、この機会を逃さじと小室山に登り、山麓を一周する。(with Mr.TN)

趣きを変えて今回は逆コースで行く。道から見える風景に変わりはないはずだが、これまで気付かずにいたものも見え、新鮮さを感じる。

景色も愛でながら休み休みの歩き2時間。梅雨期とは思えない快適な外出となった。

山麓にある庭園風の小室亭から出発

久し振りの太陽の恵みを一杯に受け甲羅干しをしている池の亀たち

山麓にある戦没者慰霊塔、この時期には珍しい青空を背にした白亜の塔が美しい。
近くにある「忠魂碑」裏面には日清戦争から日露戦争、そして多分シベリア出兵までの間の伊東町の戦没者名が彫り込まれている。大正年間の建碑。

山頂では駿河湾を隔てて、遠く神奈川県の「大山」まで望める。島は右は初島、左は手石島

芝生に咲きそろったタンポポほ花が「花畑」を思わせる。雑草として芝生刈される直前ならではの風景

晴天の休日だというのに恐竜広場に子供の姿を見掛けない。「海の日」だからみんな海岸あたりに繰り出しているのであろうか?

見事な景観を作り出していたつつじの花が終わり、綺麗に刈り込まれた緑のつつじの群落もなかなかのもの。

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夏の置き雛

2012年07月15日 | 手作り

7月15日 (日)  /

家内が作る置き雛は少しずつだが増えてきている。

夏を飾るものとして、小さなものが幾つか増えているようだが私にはしかと判別できない。

ただ、少なくとも「百合の花」だけはこれまでお目にかかってはいないようだ。

作るのに、これは結構難しそうだ。

 

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胡瓜苗、その後

2012年07月14日 | 園芸

7月14日 (土)  

暗室で発芽させた地這え胡瓜の苗。

発芽はとても早かったがすこし暗いところにながく置き過ぎたのか、もやしのようにひょろ長い茎になってしまった。

明るい室内に置くと、暫くして一斉に太陽の方向に向かって身体を傾けていく。小さな命が懸命に生きようとする様子が感動的ですらある。

この苗、ちょっと心細さもあるが、若葉を出す頃までには太く逞しい茎になるのであろう。なってほしい。

液肥を少しやって見守るこっとにする。 

 

 
(7月13日撮影)

心持ち緑が濃くなり双葉も大きくなった気がする。


(7月14日撮影)

 

2012年7月10日「野菜の発芽促進に成功」
http://blog.goo.ne.jp/tengoro7406/d/20120710

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朝顔、その後

2012年07月13日 | 園芸

7月13日  (金) 

近頃続く強風と豪雨を避けるため、テラスから室内に取り込んだ朝顔の鉢。

その涼しげな花を改めて眺めると、確かに初夏の風物詩というに値する。

華麗な花だけばかりに目を奪われていたが、見直すことしきり。

 

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胡瓜、収穫期に入る

2012年07月11日 | 園芸

7月11日 (水) 

天気予報は曇としているのに、終日晴天の日が続いている。雨は夜間に降るだけ。

天気が好いだけでなく、他所では暑い暑いといっていると言っているのに当地では一向に暑くならない。日中戸外にでれば涼しい風に肌をなぶられ心地よく快適に農作業をこなすことができるし、夜間はむしろ少し寒いくらいだ。

こんなことは今まで当地でもあまり経験したことがない。梅雨がこんな風であればいうことはない。

晴天が続くと野菜類はぐんぐん大きくなっていく。トマトやナスはまだ本格的な収穫期に入っていないが、先駆けて胡瓜が沢山とれるようになった。

これからしばらくは胡瓜のオンパレードだ。

数日前までは親指ほどの太さの胡瓜しか収穫できなかった。

そんな小さい胡瓜をもぐのはいかにも勿体ない気がするが、苗が逞しく成長していない段階で、実った胡瓜を大きく育てようとすると苗に負担がかかり、その後の生育を阻害して収穫量に影響するから、これはやむを得ない措置である。

ところで、この小さな胡瓜がとても美味しいのである。冷やして二つに割って金山寺味噌や味噌を混ぜ込んだマヨネーズを付けて食べているが、この味は「生産者」しか味わえない贅沢である。

そんな時期が過ぎて、収穫期に入ると毎日数本の胡瓜が収穫できるようになり、早朝、農園にでかけて瑞々しい胡瓜を見付けてもぎ取るのが楽しい時となる。

今日は取り敢えず4本。日をふるに従って収穫量が増えてくる。

しかし、やがて収穫量が激増してくるようになると夫婦二人だけでは消化できないようになり、胡瓜の処分に苦労するようになる。そんな時期になると貰い手もいなくなるのである。

つい採るのが遅れると、翌日は「化け物胡瓜」になってしまい、いよいよ処分が難しくなる。

採れ過ぎて胡瓜の値打ちがガタ落ちするまでが家庭菜園の胡瓜の出番である。

 

 

 

 

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野菜の発芽促進に成功

2012年07月10日 | 園芸

7月11日 (火) 

園芸の楽しみはなんといっても新鮮な野菜の収穫であるが、畑に播いた野菜の種がしばらくして地表から芽をポッコリと出すのを見るのも結構楽しい。

しかし、時にはこの期待が裏切られることもある。大雨で種がすっかり流がされてしまったり、虫や鳥に食べられたりすることもある。

また、浅く植えると雨に打たれて種が散乱し発芽状況が無茶苦茶になってしまったり、深く植えると発芽にたいそう時間がかかったり、どうかするといつまで経っても芽が出ないという事態に見舞われることもある。

芽が出るのをいまかいまかと毎日待ち望んでいるのに発芽に失敗してしまったりすると本当にがっくりくる。

そんなことのないよう、種の発芽対策としてMr.ITが考案した手法は秀逸である。ビニールケースの底に濡れたティッシュを敷き詰めその上に水に浸した種を播くという手法である。

この方法なら、わざわざ畑や温室にいかずとも、書斎の机に上で化学実験のようにピンセットなどを使って細かい作業が行えるし、絶えず監視して発芽の状態を確認でき、さらには発芽したか細い苗の世話もやりやすい。

このやり方がすっかり気に入り、これまで何種類かの種をこの方法で発芽させてきた。

その経験を踏まえながら、これに関連して野菜の種についていろいろ調べてみた。その中で知り得た重要な知識が種には「好光性種子」と「嫌光性種子」というのがあることだった。

つまり、野菜の種の発芽には、日光が好きな種と嫌いな種という逆の性質があるということである。

これまでは、なんでも明るいところに置く方が早く発芽すると思っていたのだが、とんでもない。暗いところに置かないとなかなか発芽しない種もあるのである。

これまでの経験からしてもこのことに思い当たる節があり、これからはこのことを考慮しなければならないと痛感した。

この知識を生かして明るいところではなく暗いところでの発芽実験をしてみたく、次の播種の機会をうかがっていたのだが、7月に播種の適期を迎えるのは人参くらいしかない。人参は代表的な好光性種子だからこれまでとやり方は同じである。

ティッシュに置いて明るいところに置いたら2日目にはすぐ発芽した。気温も上がってきているからとても早い。発芽させた種は畑の畝にそっと持っていて植えたが、なんとか順調に生育していきそうである。

やってみたいのは嫌光性の種子を暗いところで発芽させることである。

野菜種を容れた箱を漁ってみたら、唯一今の時期でも播けそうな種があった。「地這え胡瓜」である。播き時は4月上旬から8月上旬までとある。胡瓜は「嫌光性種子」である。

早速とりかかった。

7月8日 午前中に種を水に漬ける。半日経過、夕方にはすべての種子が水に沈んだので、その種を取りだし濡れたティッシュの上に並べて置き、ケースを抽斗の中に入れる。

7月9日 種子の状態に変化なし。

7月10日 午前中に半数の種のしっぽに白いものがかすかに出現。夕刻にはすべての種に白い根が出ているのを確認。早い!

ポットに培育土を入れ、ピンセットで一粒ずつ取り出して土の中に埋める。しばらくは書斎にとどめて面倒をみることにする。

 

 

 

 

 

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朝顔は曇り空がよく似合う

2012年07月08日 | 花卉

7月8日 (日)  

大室高原は国立公園の一隅に属しているので地域の開発条件として建蔽率を30%と極端に制限しているため、いずれの区画も100坪以上はなければならない。

したがって、都会地の住宅と比較してどの家も庭はとても広くとられている。

そんなところだから家屋も庭も洋風にしつらえられているのが普通で、庭には芝生に花壇、花木が植えられいわゆる「ガーデン」gardenといった風のイメージが強い。

そのためか、ここらあたりでは日本家屋に相応しい伝統的な朝顔の花にお目にかかることは滅多にない。

しかし、今年は貰った朝顔の種で家内がテラスの上に鉢を置き育てていた。その鉢から朝顔の花が一輪さいているのに今朝気付いた。

日本的風情を醸しだす朝顔だからこの辺りの雰囲気にはあまり似つかわしくないのだが、梅雨のさなか、どんよりした曇空の下で簡素な朝顔の花をつくずく見ると、そのしっとりとした味わい、昔懐かしい趣きもまたなかなか捨てがたい。

「富士には月見草がよく似合う」と太宰は言ったが、テラスの一隅でひそやかに花開いた一輪の朝顔を眺めていたら「朝顔は曇り空によく似合う」という言葉がふと浮かんだ。

 

 

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情報管理ツールとしてのホームページ

2012年07月06日 | パソコン

7月6日 (金)

「散歩」や「園芸」がままならぬこの梅雨期の間に一応の形だけでも作り上げたいと思っていたホームページが試行錯誤を繰り返しながらもなんとか出来上がり、それなりに便利に使いこなせるようになった。

当初から想定していたように、このホームページは公開して人様に見て貰おうというものではなく、もっぱら私自身の好みのパソコン情報を効果的に使用するためのものである。

いわば、ブラウザの「お気に入り」や「ブックマーク」の登録よりその内容をもっと分かりやすく表示することで、即座に自分が必要とする情報を引き出せることをその主目的とししたものといえる。

私はかなり前からブラウザをgoogle chromeにして、これを愛用してきている。

google chrome が最初に表示する8ケのサムネイルをクリックすることで日常的に使用するほとんどのサイトへ簡単にアクセスできるからである。

そのサムネイルの一つに自分のホームページを表示させたことで、求めに応じて開きたいサイトへ容易にアクセスできるし、さらにはそこで編集もできるから(googleで新たに検索したサイトで役立ちそうなものがあれば、そのアドレスをコピーしてホームページに貼り付ける)、容易にもホームページの内容を充実させることができるようになった。

こうして、現在のホームページには、いままで利用してきたインターネットの情報をいろいろな分野のカテゴリーに分け、「メニュー」と「ナビ」で表示させており、見たいと思うページへ即座にアクセスすることができる。(以前は、この種の情報はサイトの必要部分を選択しWordにコピーし、それをプリントアウトして冊子として綴っていた。)

いまのところ、大カテゴリーとして「パソコン技法」「園芸知識」「ウオーキング」「健康情報」「食事」「生活知識」「音楽・画像」「本・TV」「知的好奇心」などを設けているが、この分類は取り敢えずの思い付きに基づくものだから、十分に検討されたものではない。

これからはさらに整理し、また細分化したカテゴリも設けて、各サイトの内容も表題だけでなく、分かり易いようにコメントを加えていきたいと思っている。

更には、一見して分かるように、自分なりの基準を設けて文字を変えたり、色付けをしたり、いろいろデコレーションを加えることも考えている。

こうした作業を通じて、かなりパソコン操作に関する知識も深まった。画像の処理やPDFへの出力、リンクのやり方、などなど。

まだまだ分からないことが多いが、さらにパソコンの操作知識をもっと深めてパソコン情報をもっと自由に操りたいと思っている。これなしには今の私の生活は成り立たないのであるから…。

 

こんなホームページを作り上げる作業自体にやり甲斐を感じていたが、これからも出来上がった結果に満足することなく意欲的にホームページを充実させていきたい。

 

ホームページをこんなふうに使いている人って、ほかにいるのだろうか?

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桔梗が咲く

2012年07月03日 | 花卉

7月3日 (火) --

桔梗は「秋の七草」に数えられるが、庭の桔梗が早やばやと咲いた。

青紫色の星形の花、花言葉は「清楚」「気品」とあるがそれにふさわしい。

花の爽やかな美しさもいいが、開花直前の蕾の形も面白い。ぷっくり膨らんだ五画形の風船を思わせる。

「桔梗の花 咲くときぽんと 言ひそうな」 加賀千代女

 

 

一方で、食い気? IKOI農園では、いよいよこれからトマト、ナス、キュウリの本格的な収穫時期に入る。

早朝、胡瓜の実花へ花粉を付ける作業を行う。数日もすれば地這え胡瓜の収穫が始まりそうだ。

これまで見たことも聞いたこともない「鉈豆」、勢いよく育ち始めた。

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