1月15日(月)![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/fine_sim.gif)
先週は爪木崎の「水仙まつり」 に遠路出掛けたので、年初恒例となっている初歩き「小室山ウオーク」は一週遅れで実施することになった。
この日も素晴らしい天気に恵まれ、山の上り口付近で見事な一本赤松の彼方に富士山も見える。(この富士山は頂上に達したときには雲でなかば隠れてしまったが……。)
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新年に入ってからのこの天気の恵まれ様、自然がもたらす伊豆へ最大の贈り物……。
(後で1月1日以来今日までの伊豆地方の天気を調べてみたら、なんと全15日のうち曇日は一日、雨の日もたった一日だけ、残り13日はすべて快晴、東海以外の地域では各地で記録破りの積雪が連日のように報じられているなか、当地は別世界。積雪に苦しむ方々には申し訳ないような気持ち。)
木下杢太郎は彼の生まれ故郷である伊東について次のように記している。
「小生の生まれた所で、もし大地に乳房というものがあるとしたら、小生にとってはまさにそれです。……その景色のことだけを言うと、冬が一番美しいと思います。雑木林がまっかに燃え、海面は紺碧、まことにルノワールの油絵のように華美で且つ温純です。夕方になると入日を受けた相州の大山が暫時ぎらぎらと輝き、そしてナポリ通いの基線かのように、熱海行き、東京行きの汽船が笛を鳴らして行き過ぎてゆきます。」
登り口付近から見る東南に見る大室山、天城の万次郎岳、万三郎岳、遠笠山、矢筈山などの山容は、空気が澄んでいるのでいつもより一際鮮やか。
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ここからいつもは頂上を目指し息を切らせながら登り道を行くのだが、今回はさすがに米寿に達した私の脚は上り坂を嫌がるようになり、私独り仲間から離れて上りリフトを使って頂上まで行くことになってしまった。(このリフトに乗るのは多分10年振り?)
まだ、朝が早かったためか、私以外にリフトに乗って人は誰もいない。
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頂上に着いたら、既にお仲間は登り切って待っていらしゃる。なるほどこれなら無理に歩いていたらお仲間の手足纏いになっていたこと必定。リフト選択は正解だった。
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頂上で「小室神社」にお詣りして周囲の海山の展望を皆で楽しむ。
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帰り登りと反対側の長い階段道を下る。私の脚は下り道は平気。
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ウオークが終わった後は、いつのように昼食。家の近くの池通りにある「楽や」で。
参加者5名、家内は膝関節症の悪化でウオークは不参加だが、食事はみんなと一緒。