伊豆高原シニア・ライフ日記

「老い」を受容しながら自然の恵みに感謝しつつ「残躯天所許不楽復如何」の心境で綴る80老の身辺雑記 

「平均寿命」「平均余命」、さてこれから

2015年07月28日 | 健康雑感

8月4日    火曜      

相変わらず炎暑の日が続く。日本全土で35℃から40℃に近い異常な数値を示すところに比べればまだましだが、当地とすればこの暑さはやはり異常だといえる。

さすがにこの暑さではやむを得ない場合は別として外出を控えざるを得ない。

だが、こんな暑さにもめげずに、明日からは子や孫が大挙我が家に押しかけてくる。例年のことではあるが、この暑さではこれを迎えるのも少々気が重い。

私はこの間、書斎に逃げ込めばなんとかなるが、万事世話をしなければならない老妻の負担は重く、多分、一行が帰った後にはしばらく「ぐったり」することになるだろう。

しかし、思えば定年退職後当地に移住して25年、夫婦とも80歳を超えてもなお、元気に大勢の子や孫を迎え入れることができるというのはありがたいことなのかもしれない。

毎年、この時期に厚労省が発表するのが「簡易生命表」である。これによると、日本人の平均寿命は男性80.21歳、女性86.61歳で過去最高を更新しており、女性は3年連続世界一、男性は世界3位(一位は香港81.17歳、二位はアイスランド)だとある。

「平均寿命」(ゼロ歳児の平均余命)の伸びもさることながら、私はいつも同時に発表される「平均余命」(ある年齢層の人がその後平均的に何年生きるか)の方を見て、これから生きるであろう期間の目途を立てることにしている。(これも毎年確実に伸びている)

この表によると、私85歳の平均余命は6.12年とあり、85+6.12=91.12歳まで。家内は83+9.45年=92.45歳まで平均的だが生きることになる。

とすると、私の場合、なんとか東京オリンピックを見ることはできそうである。東京オリンピックとそれまでの日本の変わりようを見ることを一つの目途にとして、それまでなんとか元気で健康で過ごしたいと思う。

元気に過ごせる寿命として「健康寿命」、つまり「日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間」というのがあるが、厚労省は昨年は男子71.19歳、女性は74.21歳としているが、今回は「健康寿命」には触れていない。まあ、今年もさほでの変化はないだろう。

いずれにせよ男性71.19歳、女性74.21歳とは随分短いようにも思われる。我々はそんな年齢期はとうに過ごしてきてしまった。

今の健康状況からみるなら我々夫婦はこれまだよく頑張ってきたといえるが、これからいつまで今の健康状態を続けていくことができるかどうか。

そんなことを思っていたところに、こんな本が目に付いた。名郷直樹「『健康第一』は間違っている」。

筆者は産経新聞で「家庭医が教える病気の話」」(武蔵国分寺公園クリニック院長)というのを連載し、先月107回で その連載を終えている。

時々読んだ程度だが、日本の現医療態勢の下での検査、数値、投薬の在り方に批判的で、内外のエビデンスを論拠に「生活習慣病」の薬は検査値を下げても寿命が延びることはつながらないとし、やんわりとだが年寄りは「薬は飲むな」ということを言っているらしいと私は理解し、私はそれなりに納得するところのある記事だった。

そんなこともあって、題名にひかれて取り寄せ読んだわけだが、300頁に近い本にかかわらずあまり感心しなかった。ちょっと時間の無駄だったか。

どちらかというと私が知っていることが多く、いろいろこねくり回しているが、要は長寿に何の意味があるのか、高齢者は長寿=健康にこだわるな、現在の生活を大事にしろということに尽きるとみた。(それは私も同意見ではあるが……)

]この本は題名はまことによろしいが、内容はダメ。すぐ捨ることにする。

高齢者に対する日本の医療態勢がなにかおかしいことは分かっていた。しかし、この本よりもエビデンスを基にしてより直截に現医療体制に対峙してものを言ってる近藤誠「医者に殺されない47の心得」、中村仁一「大往生したけりゃ医療とかかわるな」、浜六郎「高血圧は薬で下げるな」などの方がはるかに分かりやすく参考になる。

こちらをもう一度読み返してみよう。

 

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今日も畑に

2015年07月25日 | 園芸

7月25日    (土)    

昨日、あまりの暑さに耐えかね途中で放棄してしまっていた胡瓜やスティックブロッコリーの跡地の耕耘をを今日はなんとか仕上げようといとIKOI農園に出掛ける。

空には昨日と同じように秋の雲が浮かんでいる。たが、気温は昨日より少し高くなりそうな気配。

家内ら「吊るし雛教室]のメンバーは午後から音楽会にいくというので、早目の昼飯になるためいつもより早く9時には作業に入る。

Mr.IWとMr.ITもIKOI農園にきており、おのがじし各自の作業を行っている。

私が一時間ほど耕運機を動かしていたら、Mr.ITから「本日の作業はここで終了」との声がかかった。耕耘を予定したいたところはまだ残っている。

だが、Mr.ITは元製鉄会社に勤めていた「作業安全」の権威、熱さと体調の管理には特に詳しい。この温度下での作業ではぼつぼつ「熱中症」の危険水域に近くなっているらしい。

すこし心残りではあったが、大事をとりハヤトウリの葉がようやく覆い始めてきたパーゴラの下の休息所で甘味をとり水をたっぷり飲んだりしながら暫時お喋りしてから早目の解散となる。

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真夏の一日

2015年07月24日 | 園芸

7月24日    (金)    

梅雨が明け鬱陶しい雨や曇の日からは解放されたが、TVの伝えるところによれば日本各地では記録破りの炎暑に襲われているところが多いらしい。

当地も御多分に漏れず日中の温度は30度を超すので日中の外出は避けたいところだが、朝夕は思いのほか涼しく、早朝には鶯が鳴いているし、黄昏迫る頃にはヒグラシの鳴き声が響く。

あまり暑くならないうちにと、午前中に久しぶりの園芸作業を行なおうと作業服を身にまとい空を見上げたら、なんと夏空ならぬ秋の空がはやくも広がっているのに驚く。

畑に出てみると第一次の胡瓜は完全にアウト、葉も茎も元の形をとどめていない。まずはその撤去から始める。

次いでトウモロコシを見る。トウモロコシは完璧な鳥獣からの防御体制の下でいまも健在、まだ収穫はすべて終わっていない。今年は皆が集まる機会がなかったので、収穫祭というわけにはいかなかったが、各自それぞれで立派なトウモロコシにありついている。

数日の晴日だが、畑土は固く乾いて夏野菜の葉はおおむね元気がない。トマトと茄子の収穫はこれからぼちぼちというところか。

ミカンの樹影の茂みのなかに茗荷を見付ける。蚊に食われないよう手早く収獲する。

たいした作業をしたわけではないのに、1時間ほどで全身汗みどろ。帰りの坂がきつい。

当地の原野に自生する山百合が見事に咲いているので撮影。

午後には書斎に籠ってクーラーを始動させた。一向に涼しく成らないので、リモコンの表示を確認したら「暖房」となっている、慌てて「冷房」に切り替えたが、思えば今年になって書斎を冷やすのは今回が最初であった。それまでは窓を開ければ午後であっても風が通ってそれなりに暑さが凌げていたのである。

 

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Mr.IT邸の新(移)築祝いでいささか羽目を外す

2015年07月23日 | 園芸

7月23日    (木)    /

去る7月7日、IKOIのお仲間Mr.ITが同じ伊豆高原内だが新(移)築=引っ越を完了したので、IKOIの8名とMr. & Mrs.KDで計10名がIKOI新邸に集まりお祝いの会が催された。

御馳走を食べたり、いろいろのお酒を飲んだり、歌ったり、踊ったりで、夜遅くまで盛り上がった。

私の酩酊度もいささか度を超してしまったらしく、準備されていたカラオケで下手な歌をががなりたてる始末。カラオケで歌うなど20数年振りにもなるのではなかろうか。聞き苦しいことお構いなし!  おまけに興に乗り過ぎ齢若いMrs.に 臆面もなく shall we dance とダンスを踊る浮かれよう。いやはや!

何時の間に撮影したのかMr.ITから「遅ればせながら」とその写真が送られてきた。 その集まりの盛り上がり様を示す写真はほかにもあるはずなのだが、送られてきたのは「まだまだお若いです」との添え書き付のこの写真。「青春の輝き」ならぬ「老年の狂態」? お恥ずかしながらの一枚だが、「遅ればせながら」その日の盛況の一端をこの写真で示す。

家内がやや呆れ顔で横から眺めている。
 

 

 

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タブレットから得たもの

2015年07月18日 | パソコン

7月22日    (土)   

タブレットを入手してから一月を超え、なんとか使えるようになってきているが、日常的に使っているのはニュース、音楽、検索くらいでタブレット上では細かい作業や複雑な仕事はなかなか難しく、デスクトップパソコンのように自在に操作するというわけにはいかないようである。

特にタブレット単体(つまりキーボードを装着しない)での操作は指先が思い通りに動かず、特に所定の位置へのポイントは容易ではなく、相変わらず操作に手古摺っている。

今使っていることといえば、朝起きてからベッドのなかでタブレットで「各種のニュース」を読み、天気を調べるなどして時間を過ごし、ベッドを離れてからは朝ぶろで音楽を聴く程度か。

日中ではタブレットが手近にあれば、TVや新聞で分からないことやちょっと気になることなどを断片的に検索してみることぐらいでさほど役には立っていない。

これまで常用しているデスクトップのパソコンと決定的に違うのは、タブレットの動作があまりにも遅すぎることである。読み込みに時間がかりいらいらすることも多い。いずれにせよ使い慣れた書斎のパソコンwindows7のようには到底いかないことを思い知らされている。

タブレットでwindows8.1の勉強をしようというも土台無理だったようで、辛うじてwindows8.1の片鱗に触れることができたというのがせいぜいのところ。

結局、外出する機会が少ない私にとってタブレットは無用の長物に近いものだったようである。

ただ、強いてタブレットを手にしてよかったと思うことは、タブレットを使いこなそうとしてあれこれインターネットや参考書で勉強していく過程で、windows8.1ではなく現在使用しているwindows7のこれまで使ったことのなかった機能に目覚めたというか、知らずにいた便利な使い方があることを知ったことだったか。

タブレットとは関係ないが、それを機縁にして私のパソコン世界がすこし広がったことは事実である。

そんなことを適示すると次のようなこと。

① タブレットとデスクトップパソコンとの間で情報(音楽ファイル、ドキュメント、画像など)を共有する必要に迫られ、 二つのパソコン上の情報を連携させるためのソフトONDRIVEを勉強すし、なんとか扱えるようになったこと。

② ONEDRIVEに関連して、クラウドで情報を管理するソフトONENOTEを知り、アマゾンで参考書を取り寄せて勉強、これは私にとって今後使い勝手のいい重要なツールになることを予感していること。

③ 私はこれまで検索欄にキーワードを入力して情報検索を行ってきていた。しかし、タブレット単体ではキーボードは使えないので已む得ず「音声検索」を使ってみた。馬鹿な話だが、前から私は「音声検索」があることを知ってはいたが、これがかくも便利なものであることには気付かなかった。こちらの声をかなり正確に捉えて検索してくれるではないか。

タブレットを使う上で必須な「音声検索」の検索はもちろんだが、現在ではデスクトップパソコンでも活用するようになってきている。(以前に「音声検索」を試みたことがあったが、私の発音が悪かったのか、そのころのソフトが未熟だったのか分からないが、期待した検索結果を得られず失望したことがあり、それ以来音声検索はダメ、と放置していた。)

④ タブレットのデスクトップ画面ではブラウザをGooglechromeにしているが、指先の操作の難しさを打開すべく画面を大きくすることになったが、これを機に欲を出し、googlechromeの機能をもっと知ろうと参考書をアマゾンで取り寄せt勉強した。これによりタブレットだけでなくデスクトップパソコンを操作する上でもおおいに役立っている。(特にタブの使い方)

③  タブレットではYOUTUBEを簡単に使えるので、youtubeを多用するようになっているが、改めて気づいたことがある。

私がyoutubeの存在を知ったのはもう10年も前のことだったが、その頃のyoutubeは再生時間は僅か10分だったと思う。それが15分に伸びたことは知っていたが、なんと今では時間に制限がないらしい。音楽のメドレーなどでは数時間のものまであるのを知り驚いた。

 

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夏の海を見る

2015年07月13日 | 日記

7月13日    (月)    

伊東市街にショッピングに出かける。普通の買物は伊豆高原近辺の店で済ましているので本当に久しぶりの街中である。

家内が買物中に伊東の海岸付近をぶらぶらして時間を過ごす。

ようやく夏らしくなった青空の下、近くからみる海の鮮やかな青さが眼に沁みる。我が家からみる遠い海の色とはまた一味違った魅惑的な青さだ。

愛用のデジカメを持ってきていなかったのでスマホで写す。色調がいまひとつの感じだがまあいいか。


初島と伊東を結ぶ連絡船がちょうど帰ってきたところ。


相模湾を隔てて遠く大山を見る。


ウイリアム・アダムス像とリーフデ号 

たまたまスーパー・アオキと道を隔てていた建物(旅館かホテルだったか?)が豪快に取り壊されているのを目撃する。

また、ここらあたりの風景が変わるのか?

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今日も晴、再び畑へ

2015年07月12日 | 園芸

7月12日    (日)    

今日も晴。昨日に引き続き畑に出掛ける。

ゆっくりゆっくり無理をしないよう自分に言い聞かせながら作業に取り掛かる。

まずは、野菜の収穫、ついでトマトやキュウリなどの整枝と支柱への結束などの軽い作業、そしてもはやその役目を終えたかと思われるズッキーニとスチックブロッコリーの撤去という少々重い作業を行ってからは専ら台車に腰を落としての雑草取り。

だが、膝ほどの高さに伸びきった大きな雑草を除去するのは容易ではない。一昨日まで降り続いた雨のお蔭でまだ土の中は多少湿っていたのは幸いだった。思いっきり力を入れればなんとか引き抜ける。これがあと二・三日遅ければ土は固く干上がって土中深く根を下ろした雑草を引き抜くことは困難だったかと思われる。そんな状況なら根を残したまま鎌で刈るほかなかろう。今日、雑草取りに踏ん切ったのは正解だった。

さほど暑いという日ではなかったが、正味2時間ほどこんな作業を続ければ「流汗淋漓」、したたり落ちた汗で作業衣もべたべたになった。でも、動く身体は気分を爽快にさせてくれる。

肉体的疲労は後に残るがこれも健康だからこそ。

今年の雨が続く異常気象のしなのか、7月も半ばになっているというのに畑に虫の姿がはなはだ少ない。蚊がまだ出ていないのはおおいに助かるが、虫類の飛来がすくないと果菜類の虫媒花では受粉着果が妨げられて収穫に影響する。

今日はモンシロチョウ一匹とモンキチョウ二匹が番になって飛び交っているのを見てホッとする。

それに水槽の水を慕ってか、これまでほとんど見掛けなかった塩辛トンボが一匹飛来してきている。このトンボは荻窪で育った私の幼児期の思い出につながり懐かしい。

嬉しくなってデジカメで飛び回るその姿を追いかけ、なんとか写し撮ることが出来た。


塩辛トンボ四態

 

第一次の胡瓜はこれまで多くの収穫をもたらしてくれたが、ぼつぼつ終わりに近い。緑の葉の色合いも薄れ、実った胡瓜の中には曲がったり、頭小さく尻がでかい不格好なものが多くなった。

これまでの胡瓜は貰い手もあり値打ちがあったが、この類のひねもの胡瓜の貰い手を探すのは難しい。

大根の時と同じように、道端に「自由にお持ち帰りください」と張り紙して出しておく手もあるが、よくできた物だけを持ち去られて、不格好なもののだけが残されるのもなんだか口惜しい。苦労して作ったものの顔を立て残さず貰ってくれる人がいればいいのだが……。

そのうち第二次の胡瓜が成りはじめているので、この始末は悩ましい。

 
すらりとした姿の胡瓜とひねもの胡瓜の味は変わらないと思うのだが……


歓迎されない胡瓜に比べて、トマトの実りは嬉しい。初物である。まだ完熟していないが待ちきれずに採取する。

今のところ着果したトマトの実はまだ少ない。梅雨が終わってどんどん実が成ることを期待している。

 
捥ぐのが早すぎたか。いろどり悪し。


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ようやく陽の目を見たIKOI農園

2015年07月11日 | 園芸

7月11日    (土)    

昨日午後からようやく晴天を仰ぐようになり、今日も朝から夏日らしい晴模様。

家内は恒例の土曜日とて「吊るし雛教室」で出掛けたので、私一人10時からIKOI農園での農作業に入る。本当に久しぶりの戸外活動、気分は最高。

もっともこの暑さでは、農作業などといってもハードな肉体労働は危険極まりない。この齢では日中やれることといえば野菜の収穫、雑草取りなどの手軽な作業に終始するのが関の山。

久し振りに陽に輝くIKOI農園の景況を写してみたものの、様になっているのは私が手掛けなかった「トウモロコシ」と「サツマイモ」の生き生きとした場面のみ。私が春から細々と手掛けてきた胡瓜・ナス・トマト・つる隠元などは一応育ってはいるものの虫に食われたり長い雨に打たれたりしてなんともみすぼらしい姿を呈している。

でも、胡瓜や隠元豆は結構沢山の実を健気に付けており、私に収穫する喜びを与えてくれている。


堂々としたトウモロコシ、黒ビニールの覆われたサツマイモ苗、どうみても専業農家並み


これに引換え、少々しおたれた胡瓜と茄子、とても立派な姿とは言い難い。

 

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タブレット(windows8.1)に挑戦中

2015年07月08日 | パソコン

7月8日    (水)    

なんと長い雨の日が続くのか。梅雨だといってもたまには夏の日差しがさしてきてもいいはずなのだが、そんな日はたえてない。今日も外は雨模様、それに白い霧も立ち込めている。

当然のことながら、買物以外に外に出ることはない。時々のゴミステーションへのゴミ捨てか、農園のコンポストに生ゴミを捨てるかたわら雨に打たれながらもなんとか育っている胡瓜や茄子、隠元などを収穫するくらいが関の山の戸外活動で、身体がなまるというより身体を動かさないことから老躯の体力が目に見えて低下してきているように思えて気掛かりである。

家に閉じこもってすることといえば、私にできることはパソコンを操作するか、テレビを見るか、読書するぐらい。身体を動かさないのにかえって疲れる。椅子に座ってTVをみていてもいつしかウトウトすることが多い。

そうした生活の中で、わずかに気力を取り戻してくれるかと思えたのが、去る6月20日に手元に届いた新しい玩具?「タブレットwindows8.1」(NEC PC-TW710T2S)である。

これまでは携帯端末としてスマートホン富士通のF-08を使ってきたが、これは年寄り向きに作られた「らくらくホン」という奴で、スマホとしては字が大きく画面タッチも楽だという謳い文句につられた嫌いがあり、超高齢者の私の視力ではスマホの画面としてはかなり大きいとはいえ見づらく、おまけに年寄りはそんなことはやらないだろうという思惑からか、私にとって肝心要の新しいソフトのダウンロードができないときている。

結論的には、少なくとも私のとってこれはどうにもならない代物で、ほとんど使う機会がなかった。  (2015/4/21ブログ「スマートホンの使い方」)

 そんなところに、たまたま「タブレット」の実物を見せてもらい、見やすく作られているその大きな画面に気を惹かれ、帰ってからインターネットでいろいろ調べていたら急に欲しくなりインターネットで購入することにしたのである。

どうせ買うならと欲を出し、私のデスクトップのパソコンのOSがwindows7なので、新しくwindows8にも挑戦する意味もあってこの機種にしたのである。

手元に届いたタブレットをみて驚いた。同封されるべきペーパーがほとんどない。全くと言っていいほど、取扱い方法を記載した文書がないのである。

 「取扱い説明書」がないだけでなく、ざっくり言えば器械そのものだけが送り届けられたというに等しい。器械の形状の説明すらない。タブレットの側面にいくつかのボタンや穴があるのだが、それが何なのかなんの説明すらないのである。

私はそれなりに長い間、パソコン系統の器具を扱ってきており、一応のところは慣れていると思っていたのだが、とんでもない、使い方の見当もつかない代物である。

こんな器械を若い人は自由に操れるのだろうか? 

だが、大枚を払って手に入れた物だからなんとか使えるようにしたいと思い、幸い使い慣れたデスクトップのパソコンwindows7があるので、これを使ってタブレットやwindows8の扱い方を調べることにした。

 しかし、これが大変。雨の日続きだから時間はたっぷりあったものの、インターネットで調べた情報を基にタブレットをあれこれいじくりながら3週間ほどこれにかかりっきりで過ごした今日まで、いまだにうまく使いこなせないのである。

 こうした新しいものを知ろうとする作業を、私は必ずしも嫌いではないのだが、まさしくお手上げの状態で続いている。

あまりにもうまくいかないと気分も落ち込む。新しい玩具が気持ちを湧き立たせるのでないとなると、これは本末転倒である。

この機種はタブレットをキーボド盤に差し込んで使えるようになっているが、盤にはマウスでなくこれまで使ったことのない「タッチパッド」となっており、その使い方の説明もないのでうまく使いこなせない。

「タブレット」とは本来、単体でタッチパネルとして使うものだと思われるが、私はタッチパネルの画面を撫でるのはなんとも苦手である。小さい画面の所定の場所を押そうとしても場所がずれてとんでもない画面が出現したりする。

人一倍不器用な指がさらに老いて萎んできているのだからか細かい操作ができないのである。思い切って、指先をやすりで擦ってみたが、これはあまり効果はなさそうである。

今のところ、もっぱら役立っているのはsonyのSRS-X1を通して入浴中に音楽を聴くだけ。それとベッドでニュースを見るだけ。だが、ニュースなどTVや新聞でみれば足りる。

これからの行き先不透明、このタブレットをうまく使いこなしていくことができるのか? 自信がない。

 


タブレット本体


タブレットをキーボードに装着


タブレット本体とキーボード盤、紫の小球はsonyのsrs-x1、そしてデスクトップパソコン

 

 

 

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