6月25日 (日)
最近は新聞をほとんど読まなくなった。新聞をぱらぱらとめくって見出しに目を通し、ちょっと関心を持った記事だけ
を読む。
時事報道はスマホやパソコンでみることの方が多くなっている。 Web世界にはまり込んでしまっている現在、昔ほど紙のマスコミが言うことを全面的には信頼しなくなっている。
そんな昨今だが、今朝たまたま手にした新聞に「ハヤトウリ」に関する小さな記事が目にとまり、IKOIで育てるハヤトウリには関心があるので読んでみた。
「ハヤトウリ」はIKOI農園における代表作物とまでは言えないが、毎年気合を入れて育てている野菜である。
特別に美味しい作物とはいえないが、IKOI農園の休憩所となるパーゴラの上を覆うグリーン・カーテンというかグリーン・ネットとしての役割を担っており、夏から秋にかけての収穫祭には欠かせない存在となっている。
それに、一本の苗から100ヶほどの大きな実をつける度はずれた生命力は、とかく消極的になりがちな年寄りの心を揺すぶる迫力もある。若い人がよくいう「元気を貰う」というのはこのことか。
この辺ではこの野菜を育てる人はあまり見かけず。とても珍しいものなのもいい。
もっとも出来過ぎた瓜の始末に困ることはあるのだが……。
ハヤトウリが名前からして鹿児島産とは想像していたが、100年前にアメリカから持ち込まれたものだとは初めて知った。
この記事につられてインターネットで調べてみたら、日本にもたらされたのが1917年(大正6年)で、品種として白い品種と薄緑の品種があり、薄緑は実が大きく豊産性に優れるが味は劣るということ以外にこの記事に加える新たな情報はなかった。
IKOI農園で白色の品種を育てているのは正解だったと思う。 品種改良によるハヤトウリを見ることはおそらくかなうまい。
現在のハヤトウリの苗、これがとてつもなく大きくパーゴラの上に広がる。