伊豆高原シニア・ライフ日記

「老い」を受容しながら自然の恵みに感謝しつつ「残躯天所許不楽復如何」の心境で綴る80老の身辺雑記 

農園の再生

2009年09月30日 | 園芸
畑の分割管理案はどうやら当初の予想をはるかに超える素晴らしい成果をもたらしている。


まだ「I2OK農園」の本格的稼動には至っていないが、畑は日に日に著しい変貌を遂げつつある。

特に入口付近に設けられた休憩場所と焼却炉は本格的なもの。こんなものが出来るなどとは思いもよらなかった。これだけのものが素人の手で出来るとは!

机と椅子は檜の間伐材をチェーンソウなどを駆使して作り上げたもの(一部未完成)。
炉は畑から掘り出された石を組み合わせたもので、バーべキュウもできる構造になっている。





その一方で、私の耕作部分が半分になったことで、農作業をする上で気持ちにゆとりが生まれ、それが園芸の楽しみを増している。

お陰で、私の農園部分もこれまでになく雑草もなく綺麗に管理されるようになり、見るだけでも楽しい気分になる。

 


さら意外なことには、寸暇を惜しんで農作業に励んだことから、作物への手入れが丁寧になり野菜の収穫量は以前より却って増えたようにさえ思える。

「粗放的農業」から「労働集約的農業」への転換が進み、生産量の増加をもたらしたということだろうか。


近々「I2OK農園」の発足を祝って「収穫祭」を行う予定。

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現在、収穫期を終えつつあるもの

オクラ・茄子(庄屋大長)・ミニトマト・ピーマン・カボチャ・ししとう

収穫盛期にあるもの

胡瓜(2次)・つる隠元・サラダ京水菜・ほうれん草(アトラス)・あまとう

現在、生育期にあるもの

キャベツ・大根(青首長太)・ほうれん草(2,3次)細葱・赤玉葱・太葱(京九条太)・人参・な花(寒先花菜)・しゅんぎく(中葉早生)・サニーレタス(赤ちりめんチシャ)・サラダ菜・あずま金町かぶ・ちりめんちしゃ

別にハーブ類・香辛料系

レモングラス・コリアンダー・クールミント・アップルミント・唐辛子・茗荷・紫蘇・パセリ(パラマウント・モスカールド)・ニンニク・韮

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細野高原再々訪

2009年09月27日 | ウオーク
9月27日

8/21、9/17と今回で一月の間に三度ススキの細野高原を訪れることになった。

回を重ねるにしたがいススキの穂先のきらめきが鮮やかになってきている。

同じ場所なのに、銀色の輝きを増して波打つススキは一層蠱惑的で、この時期にこそ細野高原には来なければならない。







今回はご近所の4夫婦(Mr & Mrs.IW、IT、KZ)揃ってだが、家内も含めて銀色のススキに覆われた細野高原を歩くのは初めてらしい。必然、最高齢の私だが案内役とならざるをえない。

女性連れなので三筋山への最短コースとなる麓の駐車場まで舗装されているとはいえ極端に狭い道を2台の車で行く。私ならこんな道など到底を運転することはできない。


 

風は強かったが、頂上での温度も適温で360度広がる展望を楽しみながらゆっくりと昼食。


帰途につき高原入口近辺から細野高原・三筋山を振返る。あの山の頂まで登ったのだ。




独り占めの頂上付近で昼食

misujiyama1


周りの展望

画像 035

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箱根再訪

2009年09月25日 | ウオーク
9月24日

混雑が予想される連休が終われば、日時に拘束されることのない我々高齢者の出番である。

天気も絶好の秋日和、箱根リゾーピアの無料宿泊券の期限が9月末となっていたので、先日行ったばかりの箱根なのだが、まだ見ていないところもあり夫婦二人で出掛けることになった。

まず湯本から東海道(旧箱根街道)に入って「早雲寺」に詣でる。



 
人気の少ない静かな境内の墓地に「北条五代の墓」や「連歌師宗祇の墓」があった。こじんまりしたいいお寺。
 

湯本に戻り元箱根に向かう。それから予想がすっかりはずれて宮ノ下までの1号線は大変な渋滞となり朝早く(8:30)家を出たのに元箱根に着いたのはなんと12:00過ぎ。

結局、先日と同じあまり変り映えしないアクアパッツアでの食事となる。

 

食事が終わって、箱根園から駒ケ岳ロープウエイで頂上へ。

熊笹が繁った広々とした緑の高台に駒ケ岳神社の真っ赤な社殿がよく似合う。







 
生い茂る熊笹に中で鮮やかな紫の花を咲かせているリンドウもあれば、社殿に向かう石段の隙間に根付き辛うじて可憐な花を咲かせているリンドウもある。



  

さすがに箱根第二の高峰というだけあって、ぼやけているもののはるか下にみる芦ノ湖も先日とは違った趣がある。

箱根園に戻り、桃源台、湖尻を通って仙石原の「ススキ野」を通過、ススキの野原よりススキの中に通じる小道に数珠つながりに歩いてる人の列に驚く。

有名な仙石原のススキだが、伊豆の細野高原のススキの威容に比べれば、その何十分の一にも満たない。東京に近いというだけでかくも名が売れるのか。

箱根リゾーピアホテルに泊まる。

総歩数6969歩

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9月25日(金)

ホテルの窓から138号線方向を見る。「明星ヶ岳」の大文字焼きがはっきり見て取れる。
朝早く目覚め、同じ方向の朝焼けを見る。

 

元箱根にある石仏・石塔群を見ようと早めにホテルを出発。まだ誰も来ていない保存整備記念館前の駐車場に車をとめ、精進池に沿って応長地蔵、八百比丘尼の墓、六道地蔵、多田満仲の墓、二十五菩薩、曽我兄弟・虎御前の墓を見てから精進池を一周する。

 
精進池

  
八百比丘尼の墓(800歳生きた尼?)と応長地蔵


多田満仲の墓

 
六道地蔵


二十五菩薩


曽我兄弟・虎御前の墓

※ これら○○墓というが、いずれも単なる言い伝えで史的事実には欠ける、と解説にある。


帰るには早すぎるので時間調整のため箱根神社寄る。

 

「山の上ホテル」のまだ誰も居ないテラスでコーヒーとケーキを楽しみ、帰途につく。


途中で十国峠を抜けるつもりが道を間違え1号線に入ってしまい、長い長い下り道をひたすら走り走ってようやく三島に達しほっとする。
国道1号線だというのに行き交う車は少なかったが、初めての道なので前方に展開する景観を楽しむ余裕もなく、運転に集中するほかなかった。

だが、後で地図をみれば決して遠回りしたわけでもなく、この道ならもう一度ゆとりを以って走ってみたいと思った。

昼をかなり回ったころにはなんとか帰り着く。

総歩数7549歩
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栗の収穫

2009年09月23日 | 園芸
数日前から栗の実が熟れて少しずつ落ち始めた。

地面に落ちた栗の実をそのまま放置しておくとやがて栗鼠が見付けて持ち去ってしまう。

一度でも栗鼠が栗の実の味を知るや、木の下で落ちてくるのを待ち構えるようになり、人間が栗鼠より早く落ちた栗を拾うのが競争になってしまう。

まだ栗鼠には悟られていないので、いまのうちになるべく熟した栗の実を落そうと棒で実を叩き落したら、思ったより沢山の実を拾うことができた。





しかし、栗を人間様が味あうに至るまでには結構手間がかかるのである。

先ず、落ちた栗をイガから取り出さねばならない。栗のイガは鋭く指にささると痛い。扱いに注意しなければならない。

この作業の終わりごろになって革手袋をして作業をすることを思い付いた。

皮手袋は軍手と違ってイガが手を刺すことがなくとても具合がいい。イガ付きの栗を直接弄っても大丈夫であることが判明した。



とはいえ、栗料理は実はこれからがさらに大変なのである。実一つ一つの鬼皮を剥き、さらに渋皮までとらねばならない。なかなか根気のいる仕事である。

一昨年に鬼皮剥きに便利な「ムッキーちゃん」という新案特許の小道具を貰い以来これを愛用しているが、多少剥きやすくなったというだけで、これで面倒さが大幅に改善されたというわけではない。

美味しい栗御飯が食卓に上るのはまだその先である。

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トレッキング&ウオーキング

2009年09月22日 | ウオーク
9月22日付朝日新聞にトレッキングとウオーキングに関する記事が載っていた。

そこに書かれていることは、いずれもこれまでにさほど意識せずにやってきていることだが、こう改まって書かれると「なるほど」と思い、これからの「歩き」のためにしっかり記憶に止めておく必要があると思った。


「出発は朝早めの方が安心。秋の山は特に日が落ちるのが早く、午後になると日差しが弱まって気温も下がってしまいます」

「前日には現地の天気予報をしっかり確認しておきましょう。……山の天気は変りやすいもの。ウエアや装備は、気象条件が最悪の状況になった時でも対応できるものを用意して出掛けましょう」

「歩き始めたら、体調に応じて適度に休むこと。30分ごとに約5分間の休憩が、ひとつの目安」

「休憩中には地図で現在地を確認しながら、おにぎりやチョコレートなどを一口食べてエネルギー補給を。水やスポーツ飲料で水分を補いましょう」

「平地を歩く時よりも、ペースを抑え気味に」

「上り道では、やや狭い歩幅で、腿をあまり高く上げない」

「下りは……膝を軽く曲げて、足の裏全体で地面を踏みしめるように。背筋は真っ直ぐ、傾斜に沿って重心を後ろに置き、地面とカラダが直角になるように」



それからもう一つ。ヒポクラテスの言葉に「歩くことに勝る良薬はない」というのがあるそうな。
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「梅ノ木平」・「吉田」間の林道探索

2009年09月20日 | ウオーク
9月19日から23日までは5連休。今回はじめて大型連休になるとかで「シルバーウイーク」というのだそうな。

毎日働き続けているサラリーマンにとって、これは大変な朗報であろうが、働くことをやめ毎日が休日続きの老人にとっては、申し訳ないことだが、連休とは混雑を避けるため外出をひかえねばならない束縛のときであり、特にリゾート地に住む老人にとってはその思いはつよい。

そんなわけで、晴れ上がった素敵な秋の一日だが遠出というわけにはいかず、ごく近くのトレッキン・コース探索の歩みとなった。

「梅ノ木平」から「吉田」にかけての国道は、これまで両側を覆う鬱蒼とした林が続いており、いまにも猪でも出そうな感じの伊豆の山間を思わせる暗い道だった。

ところが、昨年からは両側の林に間伐の手が加えられ明るい道に変ってきて、走る車から見ると樹間をぬって「遊歩道」らしきもの作られつつある。

その「遊歩道」を確認しようと、ちょっと離れたところになる一碧湖沼池の駐車場に車を置いて歩いてみた。

遊歩道から国道が見えるが、下りは下田方面に向かう車が数珠繋ぎ、大変な渋滞のようだ。

今回はとりあえず、どうなっているのかを確認するだけで、歩いたのは入口付近まで。

それでも歩数は7216歩

この「遊歩道」が綺麗に整備されるのが楽しみである。


これは立派な「遊歩道」



この道はどこに続くのか?

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三筋山に登る

2009年09月17日 | ウオーク
9月16日

細野高原にはこれまでたびたび訪れているが、その奥に位置する「三筋山」に登る機会はついぞなかった。

いつかは登ってみたいものだと思っていたが、今回ははからずも「秋のススキの頃の細野高原」という思い入れを膨らませてしまって細野高原だけでなく三筋山までチャレンジすることになった。

Mr.TB、Mr.ARと男3人連れ立っての出発。晴天にも恵まれ、その思いを遂げることができた。

三筋山の頂上からは「素晴らしい」の一言に尽きる360度広がる景観を十分堪能させてもらった。

デジカメで写した写真はいずれも同じ類の構図になってしまうが、さわやかな秋風にそよぐススキの穂先の動き、波のようにうねる草原の揺らぎ、モスグリーンのなだらかな丘の盛り上がり、更には青空を背にした雄大な天城連峰の連なりは、ここでしか見れない魅惑の風景である。

欲を言えば、ススキの穂先が陽光で銀色にきらめくには時期的にすこし早かったこと、晴天とはいえ眼の高さに見える海の水平線がぼやけ相模湾に浮かぶ島々を見ることができなかったことである。

できればもう一度訪れてみたい。







 
細野高原のさきに聳える三筋山         その頂上



 


かすむ相模湾(稲取方面) 


天城連峰の全容 (右から「遠笠山」「箒木山」「万二郎岳」「馬の背」「万三郎岳」) 

 
「登山道」ではなく緩やかな勾配の「遊歩道」、それに麓には駐車場まで用意されており細野高原を車で通り抜けることもだきる。

                
                   高原の入口では乗馬の訓練が行われていた。


途中に見る細野高原の秋の風物

 
萩の花                        「ソバナ」(キキョウ科)

 
薊の花にとまった蝶              まだいたのか小さなヒキガエル?


ススキの上を飛ぶ赤とんぼの群れ



この日の歩数計が示す総歩数は16626歩、「歩いた距離」は12.4km、「消費カロリー」は633kcal、「脂肪燃焼量」は90g。
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野菜作り

2009年09月16日 | 園芸
畑の面積を半減させたお陰で農作業の苦しみも楽しみに変った。

これまで手のまわりかねていた野菜に対する配慮も行き届くようになり、その生育を見守るゆとりも生まれた。

ともかく、最近はえらく野菜作りに気合が入っている。

季節的には夏野菜と秋野菜のハザマにあり、秋の実りの収穫には間遠いが、夏の暑さを耐えしのんできた野菜は少しづつ生気を取り戻しはじめており、その一方で秋野菜の間引き菜はかぼそいながらも健気に食卓に上ろうとしている。

今朝、畑に行き朝食のサラダの材料として摘み取ってきた芽生えてきたばかりの菜類は柔らかく淡い緑のみずみずしさが食欲をそそる。



生野菜やハーブティ(レモングラスとアップルミント)は一見豪華にみえるが、その実質はいずれも「ただ」の自然の恵み。それらが朝の食卓を賑わす。





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畑の野菜たち

 
新しく育った胡瓜  夏ナスはほとんど実らなかったが、秋口になって実を付けるようになったのはこれまでにないこと。

 
ほうれん草・京水菜・パセリ            ピーマン


 
ししとう                     唐辛子
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リゾートホテルのプール

2009年09月10日 | 日記
随分長い間、水泳から遠ざかっていた。
熱心にプール通いをしたのは一体何年前のことだったろうか?

連れ合いが近くのホテルVが計画した「水泳教室」に参加したいと言い出し、週1回ホテルまで車で送り迎えをしているうち、待機時間が面倒になり、いっそ自分も参加しようと「水泳教室」に入れてもらったのが切っ掛となった。

教室の受講生はいつも数名程度、期間中人員に若干の増減はあったが、私のほかはすべて女性(中高齢者)。「紅一点」ならぬ「黒一点」では少々気まずく戸惑いもあったが、なんとか一緒に教えてもらい、それまで変則的な泳ぎしかできなか私もクロール、背泳、平泳ぎ、バタフライの4泳法をそれなりに身につけることができた。

人にみられても恥ずかしくない程度に泳げるようになると現金なもので、「水泳教室」が終わったあとも泳ぎたくなり、ホテルVにほとんど隣接しているホテルEの室内プールに夫婦二人で時々通うようになった。
たまたまホテルEの会員券を持っていたのでプールの使用が無料というのも好都合だった。

だが、そのうち水泳熱も褪め、いつしか足が遠のいて、最近ではめったにプールに行くことなどなくなっていた。

そんなとき、ご近所に越してきたMrs. IWが片道30分以上もかかるプール教室にわざわざバイクで通っていると聞き、車なら数分、歩いても20分くらいのホテルEのプールならタダで行けますよ、ということで、会員券をお貸ししたことから、一緒にプールに行くことになったのである。

今日も出掛けたが、夏休み中のプールの混雑は嘘のよう。プールには他に人影はなく、プライベートな貸切プールと全く同様。ゆっくり、のんびり、だれに気兼ねなくMr & Mrs.IWとでプールの中の時間を過ごし帰ってきた。

1時間ほど泳いだり、水中ウオークしたりの運動の後は、疲れがほとんど残らないから高齢者には最適の運動といえよう。

「地の利、天のとき」というが、なにしろプールはすぐ近くだから気軽に行けるし(「地の利」)、それに時間だけはたっぷりある高齢者なのだから、込み合う季節や時間帯を避け適当な時間を選ぶことも出来る(「天のとき」)。

こうした貸切状態でプールを楽しむなどここに住む我々だけに許された贅沢な遊びといえるのではないか。

これからも時々利用しようと互いに話し合っている。





ほかに誰も人がいないから、遠慮することなく写真をおおぴらで写すことができる。
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家内の吊るし雛

2009年09月09日 | 手作り
このところ、園芸作業とトレッキングに気をとられ家の中を見回すゆとりに欠けていたのか。

玄関の靴箱の上に置いてあった「吊るし雛」(というより「置き雛」?) がいつの間にか置き換えられていた。

季節の「秋」にあわせた新作(一部)だという。なるほど。


キノコ・木の葉・柿の実・団栗・落ち松葉・松ぼっくり・銀杏・いちょうの葉


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「箱根フリーパス」で箱根観光

2009年09月05日 | ウオーク
いつも車で出掛けることしかなかった箱根だが、今回は「箱根フリーパスの」という便利なものがあることをMrs. TKに教えてもらい、公共交通機関を気兼なく使い回すことができたので、これまでにない「箱根観光」ができ、大成功であった。

いつもは人の立てた計画に乗るだけだが、今回は地元に近い私が東京三金会の集まりに準じた5婆2爺7名を連れまわす案内役ということになったが、幾度となく箱根を訪れている全員がこれまで知らなかった箱根に触れたなどと十分楽しんでくれた。

それになによりも「晴男」の面目躍如、芳しくなかった天気予報がはずれ、恵まれた天気になったことも箱根をより一層魅力的なものにしたことも確かである


まず、小田原駅で「フリーパス」3900円を購入。これからさきは2日間は箱根の交通機関はすべて無料になる。

「箱根湯本駅」で全員集合。いつも車で通り過ぎる「湯元駅」だが、駅構内に入ったのは初めて。


 

「箱根湯本」から「強羅」までは登山電車で、「強羅」から「早雲山」まではケーブルカー。「早雲山」から「大涌谷」まではロープウエイ。

観光スポットとして知られる箱根最高峰の「神山」を背景にした「大涌谷」は見慣れていたが、それとは全く違ったすざまじい噴煙の場所がロープウエイの眼下に広がっているに驚いた。大涌谷にこんな景色があることはこれまで全くしらなかった。



 

桃源台から仙石原までは登山バスで。最近開館した「箱根ラリック美術館」内のおしゃれなレストラン「LYS」で昼食。見事に手入れされた芝生の庭、食事内容もなかなか。



宿泊は仙石原にある東急ハーベスト「甲子苑」。部屋の窓から仙石原のススキがよく見える。



翌日は雲もほとんど見かけないような快晴となる。ロープウエイで再度大涌谷からの展望を楽しんだのち、桃源台から「箱根海賊船」に乗る。
子供だましの観光船だが、こんな機会でもないと乗ることはまずない。
元箱根に着くまで芦ノ湖の北岸がすべて人工の手が加えられない自然のままで残っていることを船の中から知る。
いつも道と建物のある南岸しか眼にとまらなかったが、こうした景色があることをあらためて認識した。




船を元箱根で降りて、最近その名が知られるようになった玉村豊雄が経営するレストラン「アクアパッツア」で昼食(湖畔での食事、なかなかうまい)。

食後の腹こなしをかねて箱根旧街道の杉並木を歩き「恩賜公園」正門から登る。

高台から芦ノ湖の全景を眺めたのち(富士はあいにくほとんど雲に隠れていた)
正面の登り口とは別に「200階段」という道があることを知ったので、木の下影が深い昔ながら狭く急な石段を下ると入り江に達する。そこからは芦ノ湖の湖畔を巡る逍遥路を経て元箱根バス停にへ。

帰路は曲がりくねった箱根旧街道のバス路線で湯本駅まで。そこで解散。



恩賜公園展望台から駒ケ岳を望む


 
箱根旧街道の杉並木                相当急勾配の「200階段」


9月4日の歩数8000歩、9月5日は15500歩。よく歩いた。
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秋のカマキリ

2009年09月03日 | 日記
リビングの網戸に台風の日以来ずーっと張り付いたまま、動こうとしないカマキリがいる。

カマキリは産卵のため交尾が終わった後、雌が雄を食べ尽くすという。してみるとこのカマキリは雌であろうか。

動きが鈍くなり、やがて動かなくなり、そして訪れる寒さのなかで死に絶えるのはこの虫に課せられた自然の掟である。

だが、人間だって同じこと。季節ごとに巡り来るその姿を見るにつけ、それよりは少しは長い人間の命だが、そのはかなさに思いを重ねざるを得ない。




そんなカマキリの姿を見ながら、フッと思い出したのが随分前に「三金会雑記」に書いた文章である。

書庫で調べてみたら1992年12月号(22号)に「初冬のカマキリ」と題した拙稿であった。

なんと今から17年前のものである。あの頃は、まだ三金会諸兄姉は早世したI君を除きみんな健在だったのだ。

(今のように原稿をパソコンの記憶媒体に残す習慣などなかったから手軽にコピーというわけにはいかないが、短い文章なのであらためて書き込んでみた。)


「初冬のカマキリ」

昨日、庭石の上に一匹のカマキリを見た。緑だった身体がすっかりチョコレート色に変わってしまって、ヨロヨロよろけながらおぼつかない足取りで石の上を這っている。

多分、初冬の寒さで冷え切った身体を陽だまりで暖めようとしているに相違ない。
秋の深まりとともに、こうした色がすっかり変わって弱りきり、死を前にしたカマキリの鈍い身動きをみることが多くなった。

このカマキリも、かつては緑鮮やかな細身の身体を軽々と跳躍させて、蝉やバッタをあの鋭い鎌で捕らえ、虫の世界で恐れられたことがあった筈だ。

そんな時、いたずらに棒などでつつくと、小さな身体にも似ず、小癪にも果敢に身構えて、鎌を振り上げる逞しさを持っていたのに……。

あの強さはどこにうせたのか。すべて時間が持ち去ったのである。
時はすべての生き物に無慈悲に、しかし平等に働くものであることをこのカマキリの無残な姿は教えてくれる。

こんなカマキリを、以前にも幾度か見てきているに違いない。だが、けっして心に留まることはなかった。しかし、今、なにか心にひっかかるのは、その姿に己の「老い」を重ねてみるようになったからであろう。

カマキリの姿が違って見えるようになったということは、確実に我が「老い」が近付いてきている証左である。

WHOが定義する「老人」は65歳以上とあるから、私を含めて我々にはまだわづかの残日がある。

伊達政宗の「残躯天の許すところ」とはこのことであろうか。我等が人生の秋は深く、冬はもうそこに近付いてはいるが、ともかくまだ間はある。

三金会諸兄の健康にも黄信号めいたものがチラチラしはじめたやに聞き及ぶ昨今だが、振返っても悔いることにない残り少ない日々を送るには、ここらで、これまでひたすら走り続けてきた足を緩めて、「人生」とはなにか、「生きる」とはどういうことなのかを、いままでの延長線とは違ったところで、ゆっくり考えてみたいと思うが、どうだろうか。


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里芋の花

2009年09月02日 | 園芸
里芋に花が咲いていることを発見した。里芋の花などあまり聞いたことがないし、初めてみる。やはり気象異常だからだろうか。

今夏は全国的に夏野菜が不作だったというが、我が家の畑でも胡瓜の豊作を除けば例年に比べてすべてできが悪い。

しかし、里芋だけはいつもより大きく葉を繁らせている。収穫するのはもう少し後の10月頃だが、この大きな葉っぱから察するに地下では大きな芋を沢山実らせつつある筈である。


花の右側に突き出ている茎は花の蕾と思われる。もう一輪咲くところを見てみたい。


とにかく葉っぱがでかい。

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台風一過

2009年09月01日 | 日記
昨日の台風は伊豆半島を掠めて東北方面の洋上にさったが、当地では風はさほど吹き荒れることはなかく、なんの被害もなかったと思っていた。

しかるに、庭を眺めてみたら、なんとなんと、先日ペンキ塗り替えの「鳥の餌場」が壊滅しているではないか。

耐用年数が過ぎており、さほど長持ちはすまいと思ってはいたのだが……。

これほど見事?に破壊されるとは!その壊れっぷりがいいので、記録に残す。

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