伊豆高原シニア・ライフ日記

「老い」を受容しながら自然の恵みに感謝しつつ「残躯天所許不楽復如何」の心境で綴る80老の身辺雑記 

会員近況だより (「三金会雑記103号」記事)

2013年02月19日 | 三金会雑記

昨年は専ら中国関係の歴史小説を読んでいました。宮城谷昌光、陳舜臣、北方謙三などの文庫本を手当たり次第に読でいました。

それが今年に入って、ちょっとした切っ掛けでガラリと方向転換、立花隆の著作を読むようになりました。これまで読んでいなかった彼の著作の中古品をネット書店「アマゾン」で探し出して読んでいるところです。

そんな本の中の一冊「ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術」を読んでいたら、その316頁に中村禎里君の「胞衣の生命」(海鳴社 1800円)が紹介されていました。もちろん「面白い本」としてです。

癌を罹患した立花隆はその持ち前の行動力が制約されるからでしょうか、往年の知力に陰りが出たように感じられる昨今ですが、なにしろ「知の巨人」といわれた立花隆です。彼が評価した本なら読むに値すること間違なしでしょう。

一読の価値がありそうだと、インターネットで「中村禎里」を検索してみた。

驚いたことに中村禎里君はこのほかにも沢山の本を書いているのです。インターネットの百科事典ともいうべき「ウイキペディア」にも彼の名前があり、「生物学を中心に社会現象としての科学の在り方を研究。生物学周辺の歴史・民族について多くの著書を著す」とあって20数冊の本が列挙されていました。

中村禎里君は、ストを指導した廉で大学を「放学処分」(彼の説明によると単なる「退学処分」ではなく、学籍抹消という最も重い処分)になった後、長くその消息を知りませんでしたが、昭和が終わる頃になって、筑紫中学同窓生だったという上地君から彼が東京で大学教授をしていると聞いておりました。

その後、平成に入ってから上地君の仲立ちで彼と再会、それがきっかけとなって三金会に入会した次第なので、大学教授時代の彼の活躍振りなど全く知りませんでした。おそらく三金会諸兄姉も同じだと思いましたので、近況に代えて「近況だより」として書き記しました。

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