伊豆高原シニア・ライフ日記

「老い」を受容しながら自然の恵みに感謝しつつ「残躯天所許不楽復如何」の心境で綴る80老の身辺雑記 

育苗工房 ウオーミングアップ中

2015年01月31日 | 園芸

1月31日   (土)    /

園芸趣味の楽しみの一つに参考書にはない自分独自の工夫を凝らしてみて、それがうまくいくのを発見するということがある。

TVの「園芸の時間」で紹介される園芸器具や器材は便利なものが多いが園芸店で購入すると結構な経費がかかる。しかし、廃物やありあわせの物を利用すれば同じように使えるものあり、お金の問題ではなく、その知恵の回り方、工夫の成果が歓びをもたたすのである。

ゴミとして捨てられるビニールケースやトイレットペーパーを使って野菜の種から苗を育て上げる私の書斎の「育苗工房」?もそうした類に入る。

特別の温室ではなく家の中で、ありあわせの物を使つて本来の播種時期を早めて発芽させ、その苗を育てていくのだが、日に日に大きく育っていく姿を間近に眺めるのはとても楽しい。

 

この一連の作業に、今春は新し工夫を一つ加えることを考えている。温度を管理するための廃物利用である。

これまでは温度の低い外気にさらされることなく比較的温度が下がりにくい室内で発芽させて苗を育てるだけだったが、今春からはこの時期をすこし早めるため廃物利用の一工夫を加えるとして、使わなくなり廃棄予定の「電気あんか」を利用しようというのである。

本当にうまくいくかどうか、その実験的試みとしてレモングラスの越冬がどうなるか目下様子をみている。

 我が家では、レモングラスをキャンディミント、タイムに混ぜてハーブティを作り、毎朝これを常用しているが、レモングラスは寒さに弱く畑では越冬できないので室内に持ち込みなんとか枯死するのを防いでいるが、室内に取り込んだだけで葉はしおれ辛うじて生き残るといった具合であった。

しかし今冬は鉢の下に暖房を敷き、日中は陽光が降り注ぐので夜間のみ通電することにしたら、常時20℃前後となり瑞々しい青葉がしっかり萌え出ている。

これなら「育苗工房」でもなんとかいける。IKOI農園に苗を移植することができる時期をみはからい

 

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真冬の松川湖一巡

2015年01月29日 | ウオーク

1月28日   (水)    

昨日の陽気が一転して寒い。おまけに曇り。

恒例のIKOIウオークの日だが、必ずしもウオーキングに相応しい日とはいえない。しかし、松川湖畔にある「蠟梅広場」で花開く蠟梅の全盛期を訪れるのはこの時期をおいてほかにはない。梅の開花を目当てにすると、いつも盛りを過ぎた哀れな蠟梅の姿を見ることになる。

寒いので、出発時間を遅らせて9:30に7名で出掛ける。

「蠟梅広場」は松川湖畔の駐車場近くにある。期待していたとおり、満開に近く、辺りにほのかな香りを漂わせていた。

湖畔の遊歩道全長4、800メートル。かすかに春の芽吹きを感じさせる山野の自然を見ながらのぶらぶら歩き。

梅花が綻びはじめる前の「梅広場」。

寒いからか静かに水辺にうずくまる鴨の夫婦     水の中になにやら怪しげな物体、よく見ればイクラ状にまとまっているカエルの卵、まだオタマジャクシになるには早い。

  

ウオーキングを終えて、初めての店「村田」で昼食して解散。

(第四水曜日は大室温泉の「休湯日」。夕刻、Mr.ITが発見した富戸港近くの高台に作られた伊豆大島を正面に海一望の「かけ流し温泉」に誘われ、Mr.IWと3人で1時間もの間、石の湯船に浸かって暮れなずむ海を眺めて時を過ごす。お蔭で帰ってからのビールがまことに美味)

歩数は8,000歩。85歳を超えた老体にはこの日の歩きは少し無理だったか。その夜に脚が痙攣する。特効薬「芍薬甘草湯」の効きが次第に遅れるような感じで結構長く痛みをこらえねばならなかったのは誤算。

 

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蠟梅が咲く

2015年01月27日 | 園芸

1月27日   (火)    

庭の蠟梅の樹に黄色の花が咲いているのに気付く。昨夜来の雨に濡れてガラス細工のような色合いとその香り。

一年のうちでもっとも花が少ない時期に、春の訪れの近きを知らせる小さな花。

目を上げれば、枯葉を落とし空に突き出たコナラの樹間を通して大室山が、その稜線を枯れススキの穂先でうっすらと描きだしており、2月初旬に行われる「山焼き行事」が近づいていることを教えてくれる。 

 

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IKOI農園倉庫の大整理作業

2015年01月25日 | 園芸

1月24日   (土)    

「寒中」といわれるもっとも寒さが厳しいこの時期に、あえてやるべき農作業はほとんどない。

趣味生活の一翼に位置づけてきているIKOI農園での作業に、このところすっかりご無沙汰だったが、今日はMr.ITが不要となった古竹や園内に散らばっいる剪定枯枝などを焼却炉で焼く作業をするというので、私も加わることにした。

実は一週間前滅多に風邪などひいたことのない私だったが、思わぬ風邪をひいてしまった。1/17の夜半俄かに猛烈な嘔吐と水様の下痢に見舞われ完全にダウン。その夜は胃に違和感があり、胸苦しく容易に睡眠できない状態に陥ってしまった。

翌日は37.5の体温で必ずしも高くはなかったが、食欲なく、口渇感、胸部の圧迫感、頭も少し痛く、全身に脱力感があり、ベッドから起き上がる気力もない。

この症状を自己診断すれば、随分前に経験しことがある老人特有の「間質性肺炎」の初期症状かと思われた。
困ったことにその日は日曜日なので病院に行くこともできず、やむなくベッドでひたすら身を横たえているだけで、なにもせず専ら静養に努めることにした。

そして翌朝、この一日の静養が効を奏したか、熱も平熱に戻り気分もよくなった。もう治ったと思ったものの元の生活状態に戻るには少々不安もあって、読書、TV、音楽のほかは身体を動かすことなく過ごす。

そんな二日間の風邪生活を送った後だけに、身体が元に戻っていることを確認するにはMr.ITに追従してのIKOI農園での軽い作業はまことに都合がよろしい。

うそ寒い曇天下だったが、炉に燃える古い竹材や枯れ木・枯葉の炎はとても心地よく、さらなる作業意欲を起こさせてくれた。

 

思いついたのが、かねてから気になっていた倉庫の整理整頓作業。長い間、作業用具や作業資材などなんでもかんでも無秩序に放り込んでおいたものをこの際できるだけ不要なものは廃棄した上で分類整理する作業。

物事の整理・整頓の達人Mr.ITと一緒に作業できる今日をおいてほかにはないかもしれない。

さっそく、焚火しながらその作業にとりかかる。倉庫内のものをすべて外に持ち出し、廃棄する可燃物はゴミ袋へ、金属物や瓶類などはポリ箱に入れ、後はそれぞれ同種類・同用途のものを分類して整理用のケースに入れる。

そして、倉庫内に位置決めして搬入。

手順よく、小気味がいいくらいの速さで整理・整頓作業は完了。あの乱雑に積み上げられたものが、きちんと所を得てきれいに収まった。

整理整頓能力がからきし欠如している私にとって、この作業の進行スピードとその成果は想定をはるかに超えるものだった。

これで準備完了、これからの春先の園芸作業が待ち遠しくなった。

Before  &   After



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爪木崎水仙ウオーク

2015年01月16日 | ウオーク

1月14日   (水)    

伊豆半島の花暦最初の頁は「爪木崎の水仙」で飾られる。

したがって、1月のD-ikoiの一日かけての遠出ウオーキングも伊豆半島の南端にある下田の須崎半島に咲く水仙が目当てになる。

今回は新たに参加することになったMr. & Mrs.SDを加えて9名、昨年とまったくほぼ同じコースだが、それに若干のバリエーション(下田港一巡と「アロエの里」)がつく。

水仙はちょうど今が満開の見ごろ時期、いつきても同じような風景の展開ながら春に先駆けて海辺に咲く花の競演をみながら歩く楽しみは格別である。

 

「年年歳歳花相似たり」、だが「歳歳年年人同じからず」ではなく、皆今年も元気で昨年と同じ場所で記念撮影出来る幸せ。

途中の休憩所「尾ヶ崎ウイング」から南方(白浜、須崎方面)を望む。

下田港フェリー乗り場付近

「アロエの里」で。アロエの花はもう終わり近く。

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久し振りのシャボテン公園

2015年01月11日 | ウオーク

1月10日   (土)    

一月十日は「イトーの日」、伊東市街ではいくつかのイベントがあるらしいが、それにはあまり関心がない。しかし、近くにある「シャボテン公園」がこの日、伊東市民の入館料が無料というのは嬉しい。

近くにある「シャボテン公園」には何度も行っており、園内はほぼ知り尽くしており特段珍しくはないが、結構高い入館料がタダだとというなら、この晴れ渡った天気のもとで園内を散歩道と心得て二人でのんびり歩いてみるのも悪くない。

風もなく冬日としては比較的暖かい昼前に動物たちはいつもより活発に動き回っている。いつもと違って逆コースで園内を巡ったら目線が変わり新しい園内風景に接したこともあったのは意外だった。

いつも寝そべっている「バク」が珍しく歩き回っていた。

フラミンゴが騒がしい。

 遅くなった昼食をしばらくご無沙汰だった蕎麦処「花柚」でとる。いつもは天ぷらそばが定番だが、この店ではじめて「ざるそば」を注文した。うまい!蕎麦は単純明快なのがいい。これが本当の蕎麦の味か。ここの蕎麦は抜群であることに改めて感じ入る。

 

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伊豆長岡から見る富士

2015年01月10日 | 日記

1月9日    (金)     

昨年行った家内の白内障手術後の定期検査のため、伊豆の国市大仁にある矢田眼科病院に行く。これまで術後検査で冷川の山越えの道を何回も往復してきたが、山道が凍結するかもしれないこの厳冬に時期での往復2時間のドライブには少々不安がなかったといえば嘘になる。

なにしろ、昨日85歳の誕生日を迎え「超高齢者(スパー・シニア)」になったばかりの運転免許返上を慫慂されかねない年寄りの運転である。

だが、幸いなことに元旦に積雪があった他は連日の快晴続きで山道にアイスバーンの気配はなく快適に車を飛ばせた。

病院での検査は「異常なし」、次回は半年後ということで簡単に終わったので、昼食は以前から気に入っていた伊豆長岡にある「ひょうたん寿司」まで行く。

「ひょうたん寿司」は相変わらず客が多く駐車場も混んでいたが、期待たがわず久し振りに美味しいお寿司に巡りあった。最近は回転ずし」ばかりだったので……。

紺碧の青空、長岡から見る真っ白に雪化粧した大きな富士の姿には心を洗われた。やはり伊豆高原近辺から見る富士山とはスケールが違う。

帰途、大仁の肉屋、ホームセンター、パン屋などに寄って買物をしながら帰り着く。

スパーシニアになっての長距離初運転、「疲れたー」という感じ。

 

 

 

 

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小室山ウオークと椿園

2015年01月08日 | ウオーク

1月7日   水曜    /

本年最初のD-ikoiウオーク。参加者5名と少ない。

恒例となった「小室山」を中心に歩く。

前日の天気予報は「晴」とあったが、出発前に南の海上を見たら雲が重く垂れ込めており曇天下のウオーキングとなることを覚悟した。

しかし、海の向こうが晴れているためかバックライトの効果で島影はかえってクッキリ見えている。これならひょっとしたら曇であっても頂上からの景観は一味違ったものとなるかもしれないという期待を抱きつつ出発。

果たして期待は裏切られず、麓から頂上にかけて歩いているうち、晴れ間が次第に増えていき、頂上に達したときには明るくなって見下ろす相模湾もかがやきはじめ、天城山を背にした大室山がその優美な姿をみせ、なかなかの展望となった。

 

小室山山頂では小さく可愛い「小室神社」を参拝、辺りの景色を楽しでから下り道にでて「恐竜広場」を通って麓に下りる。

恐竜広場では新しい発見があった。これまでの恐竜像に加えて新しいものが設置されていたのである。それも恐竜の想像体ではなく、発掘された恐竜の骨格を模したもの。

これはなかなか独創的でなかなか面白い。「恐竜公園」に深みが出た。公園管理者もなかなかやるな、といった感じ。

山麓の「椿公園」に入る。小室山の全容がここから見える。

 

椿はまだ少し早いか。早咲きの椿のみ。だが、盛りを過ぎ黄ばんだり黒くなったりした花びらがみあたらないのがかえっていい。

ウオーキングとしての歩数は必ずしも十分ではなかったが、楽しめるウオーキングとなった。

リーゾナブルな店を発見、昼食してから解散。

 

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今年最初のウオーキング

2015年01月04日 | ウオーク

1月3日    (土)    

Mr. & Mrs.TBと4人で国道135号線沿いにある「神祇大社」へ初詣をする。今年最初のウオーキングとなる。

往復ゆっくりあるいて2時間余、雲一つないといってもいいような快晴だが、とても寒い。しかし、歩くに従って身体が温まっていく。日陰は別だがピリッとした寒気がかえって快い。

途中の道端には元旦の残雪がいまだに消えず凍結しているところが随所にあり、足弱の高齢者はよほど注意して歩かないと転倒する恐れがある。

我々世代は転倒するとその後「寝たきり」になったり、「呆けたり」する危険がある。「転倒防止」は高齢者の健康保持にとって欠かすことができないウオーキングの注意事項である。

ゆっくり歩いて神祇大社境内に来てみれば、参拝客の長い列。この神社はすべての神々を洩れなくお祀りしている。だからお詣りすれば、願い事はすべて満たされ、オール災厄から守って下さるわけで、いってみれば「総合保険」のようなもの。だから特に人気があるのであろう。

しっかり、お賽銭を上げてお祈りし、社務所で甘酒を振る舞われて帰途につく。

途中の風景.一歩国道に入れば行き交う車の列。

  

 

 

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2015年新年を迎える

2015年01月02日 | 日記

1月1日   木     → 

2015年の新年を迎える。7:50amに寝室の窓から元旦の朝日を拝む。

例年全く同じ位置となる隣家の落葉樹を通して見る伊豆大島の島影から太陽は上がる。樹がなければもっと良いのだが、それはそれで決して悪い風景ではない。

当地に来て25年、元旦が晴でなかったという記憶はほとんどなく、こうして新しい一年を迎えることになる。

朝日を拝んだ後は書斎の窓から南面する相模湾上に浮き出た利島、西方に赤く染まった天城山の山々、そして眼下に見るIKOI農園の野菜たちを眺め、今年の初日が始まった。

大晦日にとりよせた旬席「ふみ」のお節料理で、85歳と82歳を迎えことになる老夫婦が今年も元気で平穏に過ごせることを願いつつ元旦を祝う。

朝からたっぷりお酒を飲んだ遅い食事の後、初詣。

今年は近くの別荘にMr. & Mrs.TBが来ているので、池地区にある「山神社」を参詣をご一緒にする。

「山神社」は元旦だというのに参詣人はほかにわずか二組、あまりにも静寂な佇まいの中でうつ柏手は一際清らかな音を響かしたよう。

国道に出て「神祇大社」へと向かったら、そこは大変な混雑振り、国道の歩道まで参詣人が列をなしていたので、後日の参詣ということにした。

帰り我が家に寄ってもらい四人でおしゃべりして時を過ごしているうち、暗くなったので送り出すべく玄関を出たら、なんと雪が舞いすでに積雪も始まっていた。

当地に来て、正月にはやくも積雪を見たのは今年が初めての経験である。


夜半まで雪が降り続いたらしく、翌2日の朝になってみれば、晴日に輝く一面の雪景色に驚く。

雪が溶けはじめようとしているその時、奇妙な足跡を発見。かなり大きな三つの足跡が続いている。大きいだけでなくかなりの歩幅で歩いた形跡。

一体何者なのか。私の頭では想像がつかない。人ではないし、犬でも猪でも鹿でもない。なにか不気味な三本足の怪獣?

 

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