不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

伊豆高原シニア・ライフ日記

「老い」を受容しながら自然の恵みに感謝しつつ「残躯天所許不楽復如何」の心境で綴る80老の身辺雑記 

池地区アジサイロードの散策

2014年06月26日 | ウオーク

6月24日  (水)   /

天気は不安定ながら梅雨期としてはまあまあの散策日和。

この時期の鑑賞花といえば紫陽花である。

紫陽花を愛でる場所として知られるところは当地に少なくないが、まずは水曜日早朝ウオークとして伊豆高原を流れる「対島川」の源流となる池地区の小川沿いの紫陽花道を歩くことになった。

朝露に濡れ柔らかい陽光を照り返す紫陽花の花はなかなかのもの。

アジサイロードを歩んだ後、田圃の続く畦道を通って帰る。朝食はいつものように皆でファミレスで。


 



紫陽花の花に点景としてポツンと乗っているのは小さな小さな可愛い青ガエル。

< 青蛙 おのれも ペンキ塗りたてか   芥川龍之介 >

< その葉より 森青蛙 みどりかな   横田弥一 >


 

池地区に田圃の数が随分増えたような気がする。政府による減反政策見直しによる影響か。

荒れた休耕田を見るより水を張った生き生きとした代田が広がる景色が心地よく目に映る。

< かがやいて いるは代田に 他ならず 竹屋睦子 >

< 植田まだ 空を映して いるばかり  高浜年尾 >

 



 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蛍鑑賞のアウトとセーフ

2014年06月14日 | ウオーク

6月14日  (土)   

IKOI6月の定例行事は蛍鑑賞だが、雨日が多かったことやそれぞれメンバーの都合もあって日が決まらずのびのびになっていた。

今夕、それとは別にMr. & Mrs.IWから松川湖の蛍鑑賞に誘われ出かける。これまで蛍鑑賞には遠くは大川、湯ヶ島、近くは池地区などに出かけていたが、松川湖での蛍鑑賞会に初めの参加である。

昨日は雨が相当量降ったし、今日は梅雨期には珍しく雲一つない晴天で日中の温度が30度近くにも上がったから、こんな日は蛍の出現には最高の条件と、期待するところは大であった。


 

 

 

綺麗な夕焼け雲が消えた7:30頃、現地に到達して驚いた。想像を絶する人出である。しかも後から後から車が押し寄せてくる。観光バスが何台も。

日頃は閑散とした松川湖畔の駐車場だが、なんと大変な混雑。考えてみたら今日は土曜日。蛍祭りの最盛時である。

辛うじて駐車場を見付け、足元を照らす角提灯の案内に従って蛍が飛ぶという流水のある広場に降りる。そこには人がびっしり詰めかけている。その背後から眺めると蛍の光が二つ三つ光っているのをようやく確認しただけ。

 



蛍が居ることは間違いないが、他所の蛍名所と比べてあまりにも少ない。確かに蛍が飛んでいるというだけの代物。会場設営だけは大掛かり

これは、かなわんと、帰りの混雑を避けるべく急ぎ帰る。

帰途の途中で、ゲン治しに人に改めて多く知られるところが少ない近所の蛍の名所「池地区の山葵田」で蛍を見ることにした。

池に到着するとこれまた予想に反して、今度は人なし、車なし、なにやら不気味な雰囲気。これまでの経験では蛍鑑賞に車も人もそれなりに来ていたのだが……。

観光客が姿をみせていないのも当然。目当ての山葵田に向かう山道の入り口に来て愕然とする。入り口がネットで厳重に封鎖されているではないか。この道に入り山葵田まで行かないと蛍鑑賞どころではない。

しかし、本来この道は公道で私人による道路封鎖は違法の筈。厳重にネットで封鎖されているところをよくみると「立ち入り禁止」とは書かれていない。「通行注意」「開閉可能」と表示にはある。


このネットを簡単に潜り抜けることはできないが、そこは知恵の回るMr.IW、ネットを外す方法を発見し、柵ないに入る。

その先は両側に聳え立つ杉林の中を通ずる真っ暗な道。

月明かり以外に人工の光は一切ない。だが、この道は以前にも何回か来ている通いなれた道なので懐中電灯を頼りに15分くらいか、山葵田のあるところに向かう。

我々4人以外に誰もいない。

山葵田に到着。そこには見事な蛍の乱舞が演出されていた。その様を写真に写すことはできないが、身近に飛んでいた蛍を帽子で掬ったの写してみる。

 

 

全員、満足して帰る。


 

「蛍鑑賞」は松川湖のアウト、池でのセーフ。これで伊豆高原での夏を迎えることができる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春から夏へ 定点観察

2014年06月07日 | 雑文

6月7日  (土)    

一昨日から当地も梅雨入り。収穫日の晴間から空は一転、この3日、雨は間断なく降り続いている。

爽やかだった伊豆高原の自然も様変わり、霖雨しげく空気も白く濁り展望を妨げている。

春先から初夏まで一年の中ででもっとも心躍らせる季節もこれで終りを告げた。

裸木の枝に新芽が芽吹き、それが新緑鮮やかな樹となり、やがて緑の深さを増して、やがて緑濃き夏の樹へと変貌する伊豆高原の自然の移り変わりを書斎の窓から定点観測してみた。


 

 

  

     

   

  

そして、梅雨に入っての今日の展望

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

収穫祭の本格化

2014年06月04日 | 園芸

6月4日  (火)   

IKOI農園の収穫祭もだんだん本物らしくなってきた。これまでは「収穫祭」とはいうものの、宴席で食べるものの大半は各自が家庭から持ち寄ったもので、IKOI農園で採れた食材を調理したものは必ずしも多いとはいえなかったのである。

言ってみれば「収穫祭」という名目を付けてはいるが、午前中に皆でしっかり園芸作業をした後にパーゴラの下にメンバー全員が集まり、盛りだくさんの料理をおしゃべりしながら楽しむ「昼食会」というのがその実態に近かったといえる。

だが、今回の「収穫祭」は名実ともに備わったものとなった。

食材となったのはIKOI農園での収穫物(ソラマメ、玉ねぎ、グリーンピース、大根、カブなど)が大半を占めていたし、しかも調理は現場に築かれた炉に鍋・釜・ダッチオーブンをかけて、蒸したり、焼いたり、煮たりしながら頂くという手の込んだもの。

ソラマメ一つ例にとっても、茹でたもの、煮たもの、蒸し焼きしたもの、揚げたものとなかなか多彩。


 


 

ところで、収穫祭で「食事」と並ぶ「農作業」の方はといえば、玉ねぎの収穫、その跡地を耕耘してからサツマイモ(安納芋)の苗植え、グリーンピースの撤去と収穫など、大掛かりな収穫作業が中心となった。

それにしても今年はソラマメ、グリーンピース、玉ねぎの収穫量は半端ではなかった。これまでに経験したことのない大量収穫。

「豊作」というのはこういうことか。4家族に分配したのを坂の上の家まで持ち帰るのも私のような超高齢者には重すぎて無理、仲間のお助けがなければ到底困難。


 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

種の芽だし

2014年06月03日 | 園芸

6月2日  (月)   

野菜の種の芽だし作業を書斎で行うことはとても楽しい。

ビニールケースの底にトイレットペーパーを敷いて水に濡らし、その上に前日から水に浸しておいた種を置いておくと、今の季節なら2,3日もすれば種から微かな根が出てくる。

根の出たその種をピンセットでそっと摘まみ、底に穴を明けたヨーグルトなどの小型紙ケースに培養土を入れたポットに植えこむ。

やがて種から根と芽が伸びて次第に小さな苗に成長していく。

こうした一連の動きをルーペや小型顕微鏡で観察しながらする作業は、実験室の操作を想像させ「農作業」というより「脳作業」に近いのではと思わせる。

いや、好奇心を刺激するだけだから「脳」=知力に関係ないか。

水分を切らさないだけのことだから「作業」というのは口幅ったいか。

いずれにせよ、戦時の小中学校ではこうした理科の実験をやらせてもらえなかったし、長じても理系とは全く無縁だったから、この齢になってこんな単純・素朴な理系的営みがもたらす喜びを今更ながらに知ることになった。

必要とされた春野菜の苗作りはもう終わっているので、これはさほど必要のない、いってみれば補充的か、第二次的なも苗作りだが、こんな方法で苗を作る作業そのものを楽しんでいるのである。


 

いまやっているのはオクラと胡瓜とバジルと唐辛子。だが、唐辛子だけはまだ固い種のまま、芽が出るまでになお相当に日時が必要と思われる。

今回の作業で特に目を惹いたのはバジルの種である。水に浸すと、種全体を包むゼリー状の膜が出現することを発見。これからどのように変化するのか見ものである。

オクラ

胡瓜

バジル

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

農園日、爽やかな日差しの下での農作業

2014年06月01日 | スマートホンから

5月30日  (土)  

この日、日本の各地では30度を超える暑さが報じられているというのに、当地では農作業をやるのに申し分のない爽やかな日和となった。

四囲を取り巻く自然はすっかり夏模様に変わってきているが、農作業をしても軽く汗ばむといった具合で穏やかな微風が心地よく肌に触れるといった程度。これなら高齢者であっても「熱中症」を気にすることはない。

土曜定例のIKOI農園の「農園日」で4家族8名のところ一人欠けたとはいえ、大勢でわいわいやれば楽しく、作業の進捗も早い。

今日のメインとなった作業は、ソラマメの収穫と全面撤去、その後を耕耘して、畝づくり、そこに第二次となるトウモロコシの種を播く。そのほかは適宜の雑草取りや土整理など。

そんなことで、午前中にはおおむねやるべき事はほぼ終わり、パーゴラの下での休憩に入り、持ち寄ったお菓子類を食べているうち、いつしかお菓子がメーンとなった昼食会に移行した。

これって戦時の「代用食」といったところか。甘味ばかりなので糖尿病には要注意!

 

収穫品は大量のソラマメをに玉葱、豌豆、大根など。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする