伊豆高原シニア・ライフ日記

「老い」を受容しながら自然の恵みに感謝しつつ「残躯天所許不楽復如何」の心境で綴る80老の身辺雑記 

「置き雛」 正月飾り

2014年12月30日 | 手作り

12月30日   (火)    

玄関脇に置かれたクリスマス飾りがとれて、「置き雛」の正月飾りが置かれた。

 

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IKOI農園 今年最後の作業日

2014年12月29日 | 園芸

12月28日   (日)     

穏やかな冬の晴れ日に恵まれる。

この時期の農作業としてやるべきことはほとんどない。IKOIメンバー全員が揃い、ご近所のゲストを加えて「作業」は名ばかり、もっぱら戸外での「食事会」。

餅つき、焼き芋、豚汁などなど、そしてメーンディッシュはなんといっても北海道サロマ湖特産の牡蠣2缶の蒸し焼き。

昼だから帰りの車運転のためノン・アルコールでは少し心残りの人も……。

この日をもってKOI農園はすっかり整備されて新しい年2015年を迎えることになる。

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年賀状をパソコンで作りつつ思うこと

2014年12月26日 | パソコン

12月26日   (金)   

パソコンで年賀状を作り、エクセルで作った住所録で宛先となる友人・知人をリストアップしながら改めて思い知ったことは、これまでにないスピードで年賀状を出すべき宛先が減っていることである。

私が出すべき年賀状の宛先のほとんどが「高齢者」、しかも大半が「後期高齢者」だから、これは当然の成り行きなのであろう。

そろそろ年賀状をやめるべき段階に差し掛かっているようだ。

あまり明るく楽しい年賀状作りにはなりそうもない。

 

 

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クリスマスが終わり新春に向かう

2014年12月25日 | 手作り

12月25日   (木)     /

家内の「手作り」。記録に残すのも夫の務め。クリスマスが終わり、玄関の下駄箱の上の飾りを撤去する。

代わって、新春の「吊るし雛」の正月飾りをぶら下げる。

 

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趣味としての折句

2014年12月20日 | 雑文

12月20日   (土)    

 元職場の後輩3人(Mr.HJ、MZ、AR)が12/15・16に「KKRホテル熱海」で「……囲む会」を開いてくれた。いずれも80歳前後、私が退職してから25年ぶりの邂逅である。

2009年に元職場に関連する最後の図書の刊行をようやく果たし終え、手元にあった一切の関連専門図書や資料を処分したのを機に、元職場にかかる記憶も知識もすべて封印して、改めて本格的な「老後生活」に入った積りだったが、こうして懐かしい元職場の後輩に囲まれると、昔の記憶が次々と甦り、ホテルに着いた午後3:00かから夜中の12:00過ぎまで入浴や食事時を挟んであれやこれやと喋り続けてもなお時間が足らない始末だった。

喋るにつれ日頃の呆け加減の頭も少しは冴えてきたようで、かつての「小野節」「小野学校」の口調が懐かしいと言われてしまった。

飲み過ぎ喋り過ぎで、翌朝、起きるのが遅くなるかと思ったが、年寄りの目覚めは早く、ホテルの窓には「お宮の松」を思わせる松影の向こうに雲間に上がる冬の太陽が熱海に似合いの一幅の絵のようだった。

 

翌16日は天気予報は雨だったが、これなら曇でなんとか日中は持ちそうだと考え、遠くは長野からわざわざ来てくれていることでもあり、せっかくの機会だから自宅のある伊豆高原まで足を伸ばして自慢の景観を楽しんでもらおうとお誘いした。

ところが残念。伊豆高原に向かう車中で激しい雨となり、結局観光はままならず我が家に来てもらうだけになってしまった。

後輩たちもみな元気で、それぞれの趣味や生き方で余生を楽しんでいるようだが、「趣味」としてあまり知られてない「折句」を本人自称「時字短歌」として毎日作っているMR. HJの話が特に興味深かった。本人作の350首を見せてもらったが、なかなかのもの。

皆が帰った後でインターネットで「折句」を検索してみたら、

「折句とは和歌・俳句・川柳で、5音または3音の語の1音ずつを各句のはじめに置いて詠む歌」

とあり、平安時代からあるもののようで、代表的なものとして「伊勢物語」の

「 らころも つつなれにし ましあれば るばるきぬる びをしぞおもう 」

が挙げられている。この歌の頭文字を拾うと「かきつばた」という花の名が折り込まれているという訳だ。

そして現代では谷川俊太郎による折句を用いた詩が知られているとある。

「 くびがでるわ やけがさすわ にたいくらい んでたいくつ ぬけなあなた べってころべ 」

なかなか面白そうなので自分でもやってみた。やった! 苦吟することなく割合簡単にできるようだ。

Mr.HJ、北条君への礼状に「北条折句(ほうじょう おりく)」と題して速成の歌を書き添えた。

「 んとうに まいものだと じょうだんぬきで なづくおりく りおりつくって  そうのろうごを らすしあわせ」 

( 本当に うまいものだと 冗談ぬきで 肯く折句  折々作って 理想の老後を 暮らす幸せ )

その手紙を出したら入れ違いにMr.HJから次の折句付のハガキが送られてきて、期せずして折句の「歌合せ」になってしまった。

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冬の好日

2014年12月13日 | 日記

12月13日   (土)    

素晴らしい天気に今日は恵まれた。秋の終りから冬に入ってからというもの長い間ぐずついた天気ばかりが続いて元気が出なかった。

ただ、風が強く散歩には向かない。風が激しいのも今冬の特徴だ。

それに寒い。めっちゃ寒い。エルニーヨのため今冬は暖冬だと気象台は言っているが、12月に入ってからというもの寒い日が続いている。今日のような快晴であればあるほど朝方の冷え込みはきつい。温泉のお蔭で朝湯を習慣としているが、こんな日は特に温泉の有難さが身にしむ。

新聞を取りに玄関に出たら、くっきり有明の半月が浮かんでいた。辺りの落葉樹の半ば以上はすっかり葉を散らして裸木になっているのに玄関前のコナラにはまだ黄ばんだ葉を沢山つけている。 

この葉っぱが全部落ちないことには掃き掃除は無駄である。

書斎から初冬の伊豆高原の佇まい。

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IKOIの忘年会

2014年12月12日 | 園芸

12月9日    (火)   

今日は5:30から10:00までikoi農園の忘年会。Mr. & Mrs.IW、IT、KDとご近所のMr. & Mrs.TBも得て総勢10名。我が家のテーブルではこの人数が限度。

お酒を飲んでワイワイガヤガヤ盛り上がっているうちに写真を写すのを忘れたというか、面倒になったというか、結局は始める前のショット、宴が終わった後のショットだけになってしまった。全員撮影できる位置に三脚まで準備していたのだが……。

まあ、それもどうということはない。IKOI農園を開設してから5年目、オールメンバーによる「忘年会・労働感謝の収め会」が時間も忘れてとても楽しくやれたという記録が残ればそれで十分。

 

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12月8日に思う日本の過去と現在 (1)

2014年12月09日 | 雑文

12月8日   (日)    

今日が12月8日、太平洋戦争勃発の日であることをすっかり忘れていた。これまでにないことである。

「戦争」の記憶を深く刻み込まれた我々世代にとって誕生日を除けば忘れようとしても忘れることができない日といえば12月8日と終戦の日8月15日くらいなのだろうか。

だが、それをすっかり忘れていた……。避けることができない加齢により引き起こされた呆けの一現象なのだろう。それに私が読む新聞の大見出しにもそれらしき記事は見当たらなかったようだし……。

我々世代では、軍人として戦闘行為に直接加わることはなかったとはいえ、学徒動員で軍需工場に働き、何回かグラマン戦闘機の機銃掃射を受け、B29爆撃機によって投下された爆弾では防空壕で身を潜め、夜間の焼夷弾では火に追われるなど戦時の体験をした人は多い。そんな苛烈な「戦争体験」があるだけに、その終りとはじめの日をいまだに忘れられなかったのだ。それを忘れていた。

だが、考えてみれば、忘れること自体は結構なことというべきかもしれない。「戦争」の記憶が遠のき、薄れて、そして現在の「恵まれた日本のとき」を過ごしている証左でもあるのだから。

軍事体制下の抑圧された「戦前」、明日の命も知れなかった「戦中」、そして日本全土が荒廃し飢餓と困窮に苦しんだ「戦後」が終わって、少しばかり前途に希望が見え始めたのは1950年頃からだったろうか。(その頃に私の記憶にあるのは占領軍の「日本は東洋のスイスになれ」という言葉だった。1億の人口を持つ日本がアルプス山中の1千万に満たない小国スイスあたりが日本の未来像に据えおかれていたとは!) だが、それからというもの日本は中小都市までインフラは破壊しつくされ焼け野が原となったどん底生活から立ち直って、奇跡ともいえる経済躍進をと国民生活向上を続けて今日まで来たのである。もちろん途中に紆余曲折がなかったわけではないが、1968年には早くもアメリカに次ぐ世界2位の国民総生産を達成しており、現在では人口13億の巨大な国中国に越されたとはいつても今もGDP世界3位を保っている。

現在たまたま総選挙の時期、巷では「低賃金」だの「生活がくるしい」だの「格差が拡大している」などといった不服・不満めいた声を聞かないわけではないが、少なくとも現状に関する限り、率直にいって世界の中で日本は恵まれた国、本当に素晴らしい国であることは間違いない。

 さきに11月1日のブログ「日本は本当に素晴らしい国」に記したように現在の日本人の8割は「日本に生まれてきてよかった」と思っているということが、これを雄弁に物語っていよう。そこで、改めて、日本の現状を客観的なデータに照らして世界レベルで評価する諸々の国際的指標をインターネットで思いつく限りの項目を拾って世界各国での順位を調べてみることにした。(比較対象としては、なるべく「主要先進国G8」、つまりフランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、イタリア、カナダ、ロシアの順位に触れることにした。)

取り上げた項目は

「1 平和度」「2 教育水準」3 腐敗認識度」「4 民度」「5 GDP」「6 包括的富」「7 悲惨度」「8 社会格差」「9 平均寿命」「10 人間開発度」「11 幸福度」

である。

 (1) 平和度指数ランキング

経済平和研究所(国際研究機関IEP)は「世界平和度指数ランキング2014年版」を9/17に発表している。対象は162ヶ国。相対的な平和度を「社会の安全性」「国内・国外紛争の程度」「軍事化レベル」から指数化したものである。

順位

国名

指数

1

 アイスランド

1.189

2

 デンマーク

1.193

3

 オーストリア

1.200

4

 ニュージーランド

1.236

5

 スイス

1.258

8

 日本

1.316

159

 イラク

3.377

160

 南スーダン

3.397

161

 アフガニスタン

3.416

162

 シリア

3.650

G8では日本がトップの8位で、表では割愛したがオーストラリアが15位、ドイツ34位、イタリア47位、イギリス48位、フランス52位、ロシア152位、アメリカ101位となっている。

なお、これはお笑いだが、別に韓国の「世界平和フォーラム」というところが12/3に「世界平和指数」なるものを発表している。143ヶ国を政治、軍事、外交、経済などで評価したとしてトップをドイツ、韓国が47位、アメリカ74位 日本97位 中国105位、ロシア109位としている。例の鼻持ちならない「ウリナラファンタジー」によるものかと思え全く信頼できない。

(2) 世界教育水準ランキング

世界的な総合教育企業、イギリスのPearson社が2014年12/27日、世界の教育水準ランキングなるものを発表した。

トップはフィンランドで、韓国、香港と続いて、日本は4位。イギリス6位、カナダ10位、ドイツ15位、アメリカ17位、ロシア20位と続く。調査した40ヵ国中ワースト3は、インドネシア、ブラジル、メキシコだった。

20位までは以下の通り。

1. フィンランド  2. 韓国  3. 香港  4. 日本  5. シンガポール  6. イギリス  7. オランダ  8. ニュージーランド  9. スイス  10. カナダ  12. デンマーク
13. オーストラリア  14. ポーランド  15. ドイツ  16. ベルギー  17. アメリカ  18. ハンガリー  19. スロバキア 20. ロシア

(3) 腐敗認識度ランキング

 ベルリンに本部を置くトランスペアレンシー・インターナショナル(Transparency Internationa)は、腐敗、特に汚職に対して取り組む国際的なNGOで、世界中の腐敗をリスト化した「腐敗認識指数」Corruption Perceptions Index を毎年発表しており、2014年 の175ヶ国を対象した「腐敗認知指数」では、15位の日本を含めG8のほとんどは上位を占めている。

ランク

カントリー

2014 SCORE

2013 SCORE

2012 SCORE

1

デンマーク

92

91

90

2

ニュージーランド

91

91

90

3

フィンランド

89

89

90

4

スウェーデン

87

89

88

5

ノルウェー

86

86

85

5

スイス

86

85

86

7

シンガポール

84

86

87

8

オランダ

83

83

84

9

ルクセンブルク

82

80

80

10

カナダ

81

81

84

11

オーストラリア

80

81

85

12

ドイツ

79

78

79

12

アイスランド

79

78

82

14

イギリス

78

76

74

15

ベルギー

76

75

75

15

日本

76

74

74

17

バルバドス

74

75

76

ちなみに、アメリカも17位、フランス26位、韓国43位、インド85位、中国100位、ロシア136位となっている。

(4) 世界民度ランキング

「世界民度ランキング」というがインターネットにあった。国連による調査とかで、168ヶ国がリストアップされており、日本、アメリカ、フランスがそのトップスリーを占めている。

中国は167位で下から2番目となっている。

インターネットでこの情報は広がっているが、情報源は中国のブログらしい。ユネスコはこの調査を否定しているようど信頼には乏しい。 

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12月8日に思う日本の過去と現在 (2)

2014年12月09日 | 雑文

(5) 世界国別GDPランキング

日本のGDPが世界3位に位置していることは誰でも知っている。2013年のGDPのトップテンを挙げると次の通り。 

 1.  アメリカ:15兆8300億ドル、実際の成長率は2.2%

2.  中国:8兆3000億ドル、実際の成長率は7.8%
3.  日本:5兆3000億ドル、実際の成長率は1.7%
4.  ドイツ:3兆4000億ドル、実際の成長率は0.7%
5.  フランス:2兆6000億ドル、実際の成長率は0.4%
6.  イギリス:2兆5000億ドル、実際の成長率は0.3%
7.  ブラジル:2兆3000億ドル、実際の成長率は1.03%
8.  イタリア:2兆1000億ドル、実際の成長率は-2.3%
9.  ロシア:2兆ドル、実際の成長率は3.5%
10.インド:1兆8000億ドル、実際の成長率は5.3%

しかし、近時の長引く不況の影響でこれからどうなるか、アベノミクスが成功してどのように変化するか?今後の予測は容易ではない。

ところで、GDPは世界3位だが、これを国民一人当たりGDPとなると、日本の順位はかつて世界3位だったこともあるのに、現在はかなり低くなっており、世界ランキングで24位3万8千ドルとG87のなかではかなり低い順位となっている。

(6) 「包括的富」ランキング

 GDPとは1年間に国が産出した経済的な富である。1年と期間が限られているだけでなく、その富も経済だけに限定している。

しかし、「国家の富」とは、年間の所得(フロー)だけでなく、それまで蓄積してきた富(ストック)を含め、その国が持つ様々の物的・人的・自然的資産の総体でみるべきだとして、国連ではケンブリッジ大学のパーサ・ダスグプタ教授の理論を踏まえ「包括的な富 inclusive wealth」という概念を設け、世界の主要な20ヶ国が保有する資産を自然資本、人的資本、物的資本の別に評価・集計してバランスシート化したものを発表している。

「包括的な富」に含まれる「物的資本」とは、生産された資本、すなわち機械、建物、インフラなど、「人的資源」とは人口の教育や技能の程度などを平均教育期間や労働者の賃金、稼働年数などからから算出したもの、そして「自然資本」とは土地、森林、化石燃料、鉱物などであるが、これによると、2008年のアメリカの富は118兆ドルとなり世界のトップ、しかし国民一人当たりの富としては日本がトップとなっている。

ちなみに、一人当たりの「富」としては、日本、アメリカに次ぐのはドイツ、イギリスとなっている。

(7) 悲惨な国ランキング

 2014年5月1日、アメリカのシンクタンク「ケイトー研究所(Cato Institute)が「2013年の悲惨な国・地域」ランキングを発表した。

同ランキングは世界90の国と地域を対象に、インフレ率や金利、失業率をもとに数値を算定。それによると、世界で最も悲惨な国はベネズエラだった。

アジアで最も悲惨な国に選ばれたのはインドで、高い金利が影響。香港は76位で、高金利の影響で中国本土よりも悲惨だと判断された。中国本土は82位で、韓国は86位。そして日本は90位、つまり日本は世界でもっとも悲惨でない国となっている。

(8) 社会格差(ジニ係数)ランキング

 ジニ係数(Gini coefficient)とは、主に社会における所得分配の不平等さを測る指標とされ、1936年、イタリアの統計学者によって考案されたもので、所得分配の不平等さ以外にも、富の偏在性やエネルギー消費における不平等さなどに応用される。

日本のジニ係数はOECD25カ国の平均とほとんど同じ水準にあり、よくはないが、悪くもないといったところ。だが、問題は最近この数値が上昇していることである

 

OECDによるOECDワーキングレポート22のデータジニ係数


格差社会をあらわすジニ係数ここ最近急速に上昇している日本

(9) 世界平均寿命ランキング

世界保健統計2014によると、最も長寿の国は日本で男女平均が84歳となっている。2位以下は、アンドラ、オーストラリア、イタリア、サンマリノ、シンガポール、スイスが続く。

G8ではオーストラリア、カナダ、フランスイタリアが82歳、ドイツ81歳、イギリス80歳、アメリカ79歳、ロシアが69歳となっている。


最も平均寿命が短いのはシエラレオネで46歳。世界(男女)の中央値は74歳、平均値は70歳。

 

世界の主要国 平均寿命

ランキング

国(地域)

男女平均

1

日本

83

80

86

2

イスラエル

82

80

83

3

シンガポール

82

79

84

4

アイスランド

82

80

83

5

イタリア

82

79

84

6

スイス

82

80

84

7

スペイン

82

78

85

8

オーストラリア

82

80

84

9

カナダ

81

79

83

10

オランダ

81

78

83

11

スウェーデン

81

79

83

12

ノルウェー

81

79

83

13

フランス

81

78

85

14

ルクセンブルク

81

78

83

(10) 人間開発指数ランキング

国連開発計画(UNSP)から「国民の豊かさ」を測る指標ともいわれる「人間開発指数2014年版」が公表されている。

「人間開発指数(Human Development Index)」は、各国における経済と社会の発展レベルを示しており、保健・教育・生活水準の3つの分野で調査されてたものである。

下表は、2014年のランキングを一部抜粋したもので(対象: 187ヶ国)、G8では5位アメリカ、6位ドイツ、8位カナダ、イギリス14位に次いで日本は17位となっている。

人間開発指数(HDI)ランキング

順位

国名

指数

1

 ノルウェー

0.944

2

 オーストラリア

0.933

3

 スイス

0.917

4

 オランダ

0.915

5

 アメリカ

0.914

6

 ドイツ

0.911

7

 ニュージーランド

0.910

8

 カナダ

0.902

9

 シンガポール

0.901

10

 デンマーク

0.900

14

 イギリス

0.892

17

 日本

0.890

20

 フランス

0.884

91

 中国

0.719

187

 ニジェール

0.337

(11) 世界幸福度ランキング

「世界幸福度ランキング」は経済協力開発機構が2014年5月に発表したもので、日本の幸福度はOECD36カ国の中で20位と低い。昨年は21位だった。

日本のランクが低い理由は、健康、主観的幸福度、ワークライフバランス、政治の市民参加などで著しく低い点が付けられていることによる。

例えば、日本は世界一の長寿国であるにもかかわらず、健康面でのランクがとても低いというのは現実と矛盾する。 健康の評価項目には平均寿命も入っているが、自分自身で健康状態についてどう考えているのかという主観的な項目もあり、日本はそこでは世界最低ランクである。つまり、日本人は世界でもっとも長生きしていながら、世界でもっとも自身を不健康と考えていることになる。

主観的幸福度の中でワークライフバランスの長時間労働という項目では36カ国中33位となっている。これは日本人の「労働」に関する考え方が影響しているのであろう。また、生活においてどのような面を重視するのかという調査では、日本は安全に対する重要度が高く、生活の満足度に対する重要度が低いという結果も出ている。日本は世界で最も安全な国だが、それでも安全に対する要求度が極めて高く、すこし納得できないところもある。

総じて物理的な生活水準よりも精神面の影響が大きいことから、このような評価になったと思われる。さわさりながら長時間労働や相対的貧困率など、順位の低さを別としても日本が改善すべき点が多いのも事実であろう。

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「置き雛」の秋バージョン終了

2014年12月06日 | 手作り

12月6日  (土)     

地球温暖化の影響なのか、近年における季節の移り変わりはなにかくっきりしない。

過ぎ去った昔の季節がもたらす季節の情感も次第に薄れゆくのはそのためか、それともこちらが齢をとった故なのか。

それでも秋が過ぎ、冬が訪れる。

長い間、玄関の靴箱の上に飾られていた秋の「置き雛」もようやくその役目を終えて、年末バージョンに置き換えられることになる。

今日、家内は「吊るし雛教室」で外出している。10年前は10数名だった教室の参加者も齢とともに転居や病気などそれぞれ高齢者にありがちな事情によって減っていき、現在は先生を入れて4人ほどになってしまったようで、いまは新しい作品を作るより食事やお喋りが主体の集まりになっている気配が感じられる。

それはそれで高齢者の生きる喜びとして、誠に結構なことである。

秋の「置き雛」に作品として新たに加わったものはあまりなかったが、一応の記録として写真にとる。

 

 

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町内の防災の集まり

2014年12月02日 | 日記

12月2日   (火)    

大室高原自治会は大室高原山麓に広がる居宅・別荘の住民から構成されており、世帯数は定住者だけでも千数百戸、別荘族をくわえればその倍にもなろうか。

山麓に広がる広大な地域を別荘地として開発したものなので、平坦な道はほとんどなく坂道ばかり、しかも国立公園内の規制で家の建蔽率は20%という厳しさで家は広い庭を必要とするので各家が必ずしも隣接しているとはいえず住民の地域感覚としは「向こう三軒両隣」といった趣からは縁遠い。

そんな広大は地域、多数の住民をかかえる自治会だから、これをまとめて管理する仕事はちょっとした町や村の自治体業務並みで容易なしごとではなく、住民の自治意識も低くならざるを得ない。

おまけに、ほとんどの所帯は高齢者で外出には車が使われるため、ご近所といったところで道で行き交うことなど滅多になくお互いに名前も顔も知らない人ばかり。全地域の一体感など程遠い。

そんな状況を改善すべく自治会が新しい企画に乗り出したようである。

自治会全体で行われていたこれまでの「防災訓練」を各町(11町もある)別、更に各班別に区分し、その地域の連帯感を高め災害時などの共助もできるよう独自の「防災訓練」をおこなうことになったようだ。

その防災訓練が一昨日次のような要領で行われた。

①各町目をさらに班に分け、各班所定の集合場所に集合。②訓練内容の説明と参加者(定住者の半数くらい、外出が容易でない高齢者が多いからか)の自己紹介③各班内の街頭消化器、消火栓の点検・所在の確認④各班参加者全員をそれぞれ炊き出し場所へ誘導⑤炊き出し訓練の名目でぜんざいを炊き食事をしながら参加者相互の接触とコミュニケーション⑥適宜解散

なかなか素晴らしい企画であった。訓練もさることながら、お陰様で同じ町内に居ながら知らなかった少なからぬ人と知り合うことが出来た。

あまりにも大きく多人数を束ねる自治会全体規模での地域連帯感の醸成は至難だが、各町区分、さらに各班区分による小規模の集まりは否応なく連帯感を高める。すくなくともそれが防災共助はもとより地域一体感へと広がる基礎となるはずだ。

こうした企画を考え実施に移した関係役員の方々にただただ感服するのみ。

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