9月26日 (月)
月曜ウオークの仕切り役Mr.ITが仕事で不在なので今回は中止と思っていたところ、Mr.IWが晴れならどこかに出掛けようという。
行先は未定のまま実施を決定。しかし朝になったらかなり激しい降雨があり、急遽中止の連絡をせずばなるまいと思っていたところ8:00頃になって急に雨が上って青空もみえ陽も射してきた。
集合予定の9:30、Mr. & Mrs.IW・Mrs.ITと私の4名が集まって行先を協議、ちょっと遠出になるが伊豆長岡、韮山地域のウオーキングというより観光を主目的にして出掛けることになった。
まず、伊豆長岡の葛城山をロープウェイで登ることにする。10年前に登ったことのある葛城山だが現地に着いてみたらすっかり様変わり、聞けば昨年7月「伊豆の国パノラマ空中公園」と銘打ちリニューアルしたとかで、ロープウエイは最新型、以前はただの広場だった頂上はいろいろと整備されており記憶とは別世界がそこに展開されていた。
(ロープウエイの往復料金が¥1800とは驚いた。10年前は記憶にないが数100円ではなかったか。)
頂上からみる景色は以前とは変わりないのだろうが、新設された「富士見テラス」からみる360度の展望は素晴らしくここを「パノラマ空中公園」というにふさわしい。
ただ、残念だったのは最大の呼び物というべき富士山の全容が雲に隠れてみえなかったこと。
景色以外にはっきり記憶に残っていたのはこの「百体地蔵」だけ。
10年前に来たときは葛城山山頂からロープウエイを使わず、徒歩で下山したが、今はとてもとても、遠い昔の夢。
次いで「源氏山公園」頂上の駐車場に車で行く。ここの見所は「七福神巡り」と最明寺の北条時頼の墓だが、かなり歩くことになるのでカットすることにし、下田街道にある「魚がし鮨」に行き、昼食。
美味しく、驚くほど安価なのに吃驚。これで商売が成り立つのか。この界隈には美味しくリーゾナブルな食事処が多い。
食後、「明治日本の産業革命遺産」の一つとして世界遺産となった「韮山反射炉」を見に行く。
ここもかつて見に来たことがあったが、2015年に世界遺産に登録されて以来、反射炉はかわりがないものの周囲はすっかり整備されていた。
ボランティアのガイドの説明ではおおいに学ぶところがあった。
(入場料は今年4月から¥500になったとか。以前はタダだったか¥200くらいだったか。)
最後は、これまで行ったことのなかった八重姫入水の地として知られる「真珠院」。
源頼朝の長子千鶴丸を生んだ伊東祐親の娘八重姫がここで自害したとか。
御堂の傍らにはミニ梯子が今も供えられている。入水時「せめて梯子があれば救えたのに……」という里人の気持ちが願かけで供える習慣になったとか。(御堂の右下隅にある)
そのほか、この寺院ちかくには鎌倉時代の遺物(五輪塔、宝筐印塔、摩崖仏、墓石など)がいくつも存在している。
あまり歩くつもりはなかったが、帰りついて歩数計をみたら4128歩になっていた。
秋空の下、いろいろなものを見て歩き楽しく過ごした一日。