10月28日 (水) ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/fine_sim.gif)
D-ikoiの季節イベントとして、秋のウオークは「三筋山・細野高原のススキ」となっている。
久し振りの全一日がかりのウオーキングなのだが、残念ながら用務のため二人欠けて参加メンバーはMr. & Mrs.IT、Mr.IW、KDに我々夫婦の6人となった。
前日の天気予報は「曇ときどき雨」というつれない報道だったので、途中で雨に降られないことだけを祈っての計画実施だったが、夜中にかなりの降雨があったらしく、天気循環が予想より早まったようで、朝起きてみれば結構いい天気、時間を経過するとともに空はどんどん晴れ上がっていき、入山受付所に着いた頃にはほとんど雲が見当たらないほどに晴れ上がって、最高のウオーキング日和となった。
入山料は¥600、昨年より少し高くなったようだが、その壮大な展望や三筋山中腹まで無料のシャトルタクシーを考えれば文句はない。
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昨年は、出発地点「イベント広場」からは工事中の風車3基がみえていたが、その後も工事が進められていたようで、河津町との境となる尾根には沢山の風車が林立しており、心地よい秋風に吹かれて翼をまわしていた。
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出発地点に配備されていたシャトルタクシーに乗車して、一気に三筋山中腹にある「三筋下駐車場」まで駆け上がる。
車窓は貧弱なススキが展望を妨げるので見るべきものはなかったが、車を降り立てばそこに素晴らしい眺望が待ち構えていた。
眼下に広がる細野高原の先には海に突き出た稲取の町、その向こうには海を隔てて伊豆七島の島々が、右手には河津、白浜海岸、爪木崎へ続く伊豆半島東海岸が、そして左手には天城山系の全貌が望める。
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そこから三筋山頂上までは歩いて15~20分、昨年より私の体力が落ちていることを感じながら、Mr.ITのサポートを受けてなんとか頂上まで登りきる。
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三筋山の頂上にも風車が立っており、その列は天城方面まで伸びている。一体風車は何基建設されたのか、かなりの数である。
頂上で天城山を背に記念撮影。
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シャトルタクシーで来た人の大半は、頂上まで登って絶景を楽しんだ後、「三筋下駐車場」まで戻り、再び車で出発点の「イベント広場」まで帰っていく。
この素晴らしい景観にそれなりに満足して帰ることになるのだろうが、帰ってから「あれツ ! ススキの原ってのはどこにあったかしら」と思うのではないだろうか。
入山受付所で貰ったパンフには
「三筋山まで広がる広大なススキの原……面積は125ヘクタールと、箱根仙石原にあるススキの原の7倍もある」
とある。だが、シャトルタクシーを利用する限り広大なススキの原を見たり歩いたりする機会は全くないのである。
それはシャトルタクシーが「イベント広場」と「三筋下駐車場」を往復直行するだけで、途中に乗下車を許さず、しかるべきところにストップが全く設けていないからである。
これではパンフが宣伝しているようなススキの原を見ることもできなければ歩くこともできない。「羊頭狗肉」とまでは言わないが、このシャトルタクシーの仕組みは三筋山・細野高原の魅力を半減させている。(来年はせめて途中での乗下車できるように配慮すべき)
ところで、ここを数年前から訪れ道筋を熟知している我々は違う。帰りのタクシーを利用せず往路とは反対側を走る道(これこそ本来の三筋山登山道)を徒歩で下る。
(このコースを歩いたのは、我々以外にはほんの数組だけだった。ということは訪れた観光客のほぼ全員がススキの原を見ることなく帰ったことになる。)
そこはススキの原を貫く長い道。だだ今年のススキは雨が少なかったからか例年より育ちが悪くて迫力に欠けるとはいえ、やはり「細野高原のススキ」はよそでは見られない素晴らしい眺めである。
ススキは下から陽光を透かして仰ぎ見るもの。そこに最大の魅力がある。光にきらめく白銀の穂は得も言われぬ美しさである。
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三筋山からの雄大かつ壮麗な眺望、白銀のススキを仰ぎ見ながら歩む魅惑のコースは満足だったが、今回実感した私の体力の減退はショックだった。
サポートを受けながら遅れ気味でもなんとか全1万歩を歩いたが、「登りは心臓パクパク、息ハーハー。降りは脚ガクガク、腰フラフラ」 では情けない。
これ以上は落ち込まないようこれからも努力しよう。
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