11月22日 (日)
2年前に家内が娘からスマホを勧められたことがきっかけで、それまで使っていた携帯電話をスマホの定番 iPhone 5c に買い替ることになったので、私も携帯電話をスマホに代えることにした。
その時、私が選んだ機種は iPhone 5c ではなく富士通製の「高齢者向け」が謳い文句になっていた「らくらくフォン2」 F-08E であった。
それは加齢により私の指先の感触が衰えて文字入力がうまくいかなくなったこと、視力も弱まり小さい字が読み難くなってきていることなどを考慮するなら「老人向け」スマホのほうがいいと判断したからである。
その後、家内はiPhone 5c をそれなりにうまく使いこなしてきたが、私は使いこなすことが出来なかった。
それは、この機種選定が全くの誤りだったことによる。高齢者向けということにつられ、その機種が持つ機能をほとんど検討しないまま購入に踏み切ったのがいけなかったのである。
決定的な失敗は、この機種はアプリをダウンロードできない仕組みになっていたことである。高齢者にそんな高度の操作が出来るものなどいないという読みからであろうか。
老人が好みそうないろいろなアプリがプレインストールされていたいるものの、そのほとんどは私の好みにあわないものばかりだし、機能も著しく限定されている。パソコン並みに新しいアプリをインストールできないとなると携帯電話とほとんどかわるところがなく、私には全くといっていいほど使い物にならない代物であった。
外出する機会があまりない私のとって、電話すらあまり使うこともなく、結局のところ机の上の充電器に差し込んだまま放置した状態が2年間も続いたのである。
そのスマホが契約しばりの2年間を経過し、また娘から勧められてドコモだけでなく他社の携帯電話、そしてNTTの固定電話にも「かけ放題」の契約ができるというiPhone 6s に家内が買い替えるというので、私も家内と同じ機種を買うことにした。(私のは機能は同じだが形が大型のiPhone 6s plus)
使いはじめて正直驚いた。その使い勝手の良さ、機能の多様さなどなど、大満足である。これが本当のスマホなのだと理解した。
「らくらくホン」が幼稚園児ならこちらは大学院生ほどに違う。期待以上の素晴らしさである。
夫婦とも同じ機種にしたのもよかった。使い方についてお互いに教えあうことができるから。
11/11に買い替えてから22日間、私は毎日かなりの時間を使ってiPhone 6s の使い方をマニュアル、ネット情報、ドコモへの電話相談などを駆使して勉強したので自分なりにかなり満足できる利用方法を会得している。
iPhoneは家内がこれまで2年間使ってきているので一応の経験があるので、最初の頃は教えて貰うこともあったが、今では私が教えることの方が多い。
いや、いや、最近における「モバイル端末」の発展の凄さには驚き入る。私はパソコンより機能が劣ると思っていたが、どうしてどうして。
私の生活にとってパソコンは絶対必要なものだと思ってきていたが、iPhone 6s はこれに並ぶものとしていつも身に付けて使用する不可欠なものになりつつある。
今取りあえずやっているPhoneとの付き合いを列挙してみると
朝目覚めたらベッドの中で日付確認、そして天気予報を見て後ニュースの閲覧する。
朝の入浴中に音楽(クラシックかイージーリスニング)を聴く(これは「らくらくホン」でもやっていた)。
メモでその日の予定ややるべき事などをいつでも確認出来る。
昼食後はタイマーを30分にしセットしてユーチューブのα波の音楽を聞きながら20分ほど昼寝する。
電話は「カケホーダイ」契約をしたため、ドコモだけでなく他社の携帯、さらにNTTの固定電話も無料になったので、利用範囲が格段に広がった。
文章の作成、表の入力など細かい作業を別にすれば、パソコンと同じように使えるのでいつでもどこでも検索して欲しい情報を採る。(検索の用語はほとんど音声入力、なんとも簡単至極)
カメラの機能も充実したので、これからはデジカメを持ち歩くことなく、これで代用する。
取りあえず、今はそんなところか。
iPhone 6s plus がすっかり気に入ったので「らくらくホン」に取り付けていた格安の携帯ストラップを止めて、Amazonで購入したちょっと上質のストラップにした。