伊豆高原シニア・ライフ日記

「老い」を受容しながら自然の恵みに感謝しつつ「残躯天所許不楽復如何」の心境で綴る80老の身辺雑記 

糖尿病を克服する

2009年06月30日 | 健康雑感

6/30

高めの血糖値を気にしながらそれなりに食事制限と運動励行に努力してきていたのだが、いつしか気が緩み常態的に間食するようになっていた。
本年3月6日朝、すっかりおろそかになっていた血糖値自己測定器(二プロフリースタイル)による測定を朝空腹時に久し振りに行ったところ、なんとこれまで経験したことのない200㎎/dlに近い数値を示している。まさしく晴天の霹靂であった。

測定器の誤作動ではないかとその後数日測定を続けてみたが、値に大きな変化はなく、どうやらこれが朝空腹時における私の平均的な血糖値であることを思い知らされた。
これは最早、単なる「高血糖症」ではなく本格的な「糖尿病」になったと言わざるを得ない。恐るべき糖尿病の合併症である網膜症による失明、壊疽による足指の切断、尿毒症による人工透析なども、やがては現実的な視野にはいいてくるかもしれない。
愕然たる思いで、これまで食事と運動で血糖値の上昇を抑えるからと医者に言い、糖尿病薬服用を拒んできていたが、その態度を改め、正規の「糖尿病患者」として医者に頼るしかないのかもしれないと思った。

だが、待てよ。渡辺昌「食事と運動で糖尿病を治す」では空腹時の血糖値260㎎で発見された筆者が、食事と運動で糖尿病を克服した体験とそのノウハウを語っていたではないか。
私の場合は、それよりはるかに低い血糖値であるから、真剣に努力すればなんとかなるかもしれない……。
改めて、この本を徹底的に読み返してみた。そして、これまでのいい加減なやりかたではなく、そこで語られているノウハウのすべてを忠実に実行してみようと思い立つたのである。

ただ、この本では「慢性の高血糖症になるには、それなりの時間がかかっています。生活習慣の改善には1年ほどかけてじっくり取り組むべき(p.48)」とあり、これでは長すぎる、そこまで果たして続けることができるか甚だ疑問ではあったが、なにはともあれ、少なくとも効果がある程度現認できるまで、おおむね3ヶ月くらいの間は、自分が「糖尿病患者」として入院生活を送っているのだと考えて、治療専一、生活のすべてを高血糖値低下に向け頑張ってみようと決意した。

食品交換表を頼りに毎食のカロリーを計算し、主食は玄米食、よく噛みゆっくりと食べる。好物だった「あぶらもの」は当分禁止、間食はダメ、アルコール抜き(ころあいをみて緩和)、できるだけ歩く。夕食後は30-60分はテレビを見ながら室内バイクを漕ぐ、などなど。

はじめのころはなかなか血糖値が低下せず不安な思いに捉われたこともあったが、ある段階でがくんと下がり、その状態がしばらく続いた後、更にまた一段と下がって、ついに念願の130㎎/dlを下回りそれが続くようになった。
一方、体重の方も食生活の改善で確実に下がっていき、現在は61kg前後で安定。

こうして3月からはじめて6月一杯、4ヶ月で「高血糖低下」は見事な成果を上げたのである。(この間、4月に病院で測定したヘモグロビンA1cは6.8%、5月は6.3%に低下している。近く病院で測定することになるが、おそらく5%台に下がっていると確信している。)
これまでは毎朝空腹時に血糖値を測定していたが、これで大事業は成功裡に終了したと判断し、7月からは日常の生活態様に特別の変化がない限り、週1回程度の測定とすることにした。





血糖値と体重の見事な連動

 



糖尿病治療の「バイブル」となった本



血糖値自己測定器(二プロフリースタイル)

 



徹底した食事制限のための小道具(食品交換表と卓上はかり)

 



夕食後テレビを見ながら30分以上運動のための室内バイク

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ブログの書籍化

2009年06月29日 | 日記
6/29

ブログを書き始めたのが2006年の春だったから、3年以上の月日が経過した。

この年齢になると特別の出来事でない限り過ぎ去ったことはあらかたか忘却の淵に沈んでしまう。はじめのころブログに何を書いていたか、思い出すのも容易ではない。

もちろんパソコンで過去のブログを辿ることは出来るが、その操作はいちいち面倒でもあるし、我々の世代ではネットの世界はなにやら虚妄のものに思えブログの記録など所詮はいつかは消え去っていくものとどこかで観念している。

そんな思いでいたところ、ブログを書籍化する方法があることを知った。

ブログをPDFに変換し、何度でも編集しなおして、最後に満足したものを書籍にしてくれるというサービスである。

値段はちょっと張るが、ブログをちゃんとした本にしてくれるというのなら、やってみる価値があろう、ということで、とりあえず2006年と2007年分を書籍化することにした。

注文して10日ほど時間はかかったが、一昨日、本が送られてきた。

もう少し、手をかけて編集すればよかった、という思いもない訳ではないが、おおむねそのできばえは満足できるものであった。

三冊あわせて2万4,655円、250頁たらずの一冊で約8,000円というところ。

続けて2008年分も書籍化する予定。




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畑の現況

2009年06月27日 | 園芸
6/27

今年の畑の状況は例年に比べてかなりよく整備することができた。

春先にいかに頑張って雑草をとり除いたとしても、梅雨の時期になると雑草の成長は早く、それに暑さで農作業も怠りがちとなるため、気付いたときには手も付けられないほどの雑草の繁茂で畑は無残な姿を呈するのがいつものことだった。

今年は室内に篭っての執筆活動を一切やめたこと、農作業を主要な健康管理手段に位置づけたこと、この時期に外泊外出で家を留守することがなかったこと、などで相当の時間を費やし農作業に精出した結果である。

畑が綺麗になると、眺めるだけでも楽しい。コンポストへ生ゴミを捨てEM菌ぼかしを投入する毎朝の仕事のついでに、畑を一巡し、目に付いたちょっとした雑草まで抜いてしまう。






しかし、実物野菜の収穫はこれからが本番。今は一番なりの実が少しずつ大きくなっていくのをひたすら待っている。


 
[実物] 胡瓜とミニトマト

 
    スイートコーンと茄子

 
    つる隠元とししとう


 

[葉物] 青紫蘇と赤紫蘇

 
    京水菜とリーフレタス

 
    レモングラスと韮

 
    サニーレタスと大根

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梅雨空の下での鮮やかな島影

2009年06月24日 | 日記
6/24

雨模様の天気であっても、時に暗い海面のかなたに鮮やかな島影が映しだされることがある。

ダークグリーンの森の茂みを隔て行き交う船のおぼろな姿を浮かばせた相模の海。見慣れている利島だが、一際くっきりと見える不思議な光景。




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深い霧の覆われて

2009年06月23日 | 日記
6/22(月)

梅雨の季節だから致し方ないことだが、雨模様の日が続いており、特に昨日・今日は一面深い霧に覆われてしまっている。
「夢幻の世界」といえば聞こえはいいが、このように視界が閉ざされてしまってはどうにもならない。車で出かけるにも対向車がすぐそこまで来るまで分からないでは外出もままならない。





そのため終日書斎に篭ってこれまでの「ブログ」を書籍化する方法をあれこれ検討してみた。2006年に始めたブログもここらあたりで整理しておくべきであろう。


gooblogから「バックアップ・ブログの書籍化」に進み、book.jpに入って必要事項を入力しさえすれば、簡単にPDFでブログを作成してくれる。その出来具合を確認してから注文するのだが、これがもっともよさそうだ。

PDFでブログそのものを書籍としてみることができるので安心である。ただ、所要経費は結構かかるのが難点。


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大室高原歩こう会 下田方面ウオーク

2009年06月18日 | 「大室高原歩こう会」
6/17

これまで経験したことがないような昨夜の激しい雷雨は停電を3回も引き起こすほどの凄まじさだった。それが一転、梅雨の合間の晴天へと変った。

行程は下田港から渡し舟に乗り下田公園に向かい、満開のアジサイを堪能しながら丘を一巡して志太ヶ浦展望台で昼食。


渡し舟












下田公園では咲き誇るアジサイ(学名「ハイドランジア」)の小道



久し振りに大勢の幼稚園児を見掛ける。老人ばかりの伊豆高原界隈で幼児の姿を見ることはほとんどない。



 
志太ヶ浦展望台から見下ろす



下田海中水族館に下り、和歌の浦遊歩道を歩いてペリーロードを通って了仙寺に至り帰路につく。




和歌の浦遊歩道から



 
ペリーロード沿いに見るブーゲンビリアの豪華な花


大室高原には予定より早く4時には帰り着く。



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天城高原の薔薇園

2009年06月08日 | ウオーク
6/7

Mr & Mrs.TKに誘われ、最近拡張したという天城高原のバラ園を見にいったが、ほとんど咲いていなかった。
拡張工事が進められているようなので、来年は様変わりするかと思われる。



 
ばら園 天城の山は早や梅雨気配



 
天城では鹿が繁殖しすぎて困っているとか。いつ来ても鹿の姿を見かける。 ばら園も鹿に侵入を防ぐ柵は不可欠




 
天城高原別荘地から矢筈山裏を通して伊東市街を見る。
天城には関係ない。大室高原への帰り道、木の下陰に野趣溢れる小道が続きその脇を対馬川から引いた綺麗な水がさわやかな音を立てて流れる。私の「お気に入り」の道に登録したい。


 
同じく帰り道。大室山はいまが一年の中で一番美しい季節だろう。パラグライダーが飛んでいる。

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片瀬温泉から熱川温泉の海岸ウオーク

2009年06月02日 | ウオーク
6/2

Mr.TBが明日東京へ帰るというので伊豆急全線ウオークで歩き残していた片瀬白田から熱川までのコースを午後から歩く。片瀬から熱川までの海岸沿いのコースは往復で丁度1時間5300歩。

車や電車でいつも見かけていた片瀬の「はりつけの松」に車を駐め「湯波散歩道」を歩く。








なかなかよく整備された散歩道である。あいにく水平線は霞んで島々は見えない。



 





丸い石が多く、甌穴を沢山みることが出来る。

 
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城ヶ崎別荘地から海岸までの散歩

2009年06月01日 | ウオーク
6/1

伊豆急が管理する城ヶ崎別荘地内に新しくできたレストラン、庭に各種のハーブを育てている。

そこでMr & Mrs.YBと昼食した後、門脇灯台まで散歩する。曇空がすこしづつ晴れ上がってきた。




  
ハイビスカスの花やトランペットフラワーが咲いている。海岸に近いせいか、城ヶ崎は大室高原とは暖かさが違う。


 
門脇灯台周辺がちょっと見ぬ間に随分整備されていた。
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