京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

ボストン美術館展 大阪市立美術館

2016-08-09 05:25:19 | 美術・博物館

体操団体と柔道大野選手の金メダルとてもうれしかったです。
普段はあまりテレビは見ないのですが、オリンピックだけは例外です。
今日はちょくちょくテレビ観戦するつもりです。

祇園祭が終わり8月に入ってやっと大阪市立美術館に妻と行くことができました。
現在「デトロイト美術館展ー西洋を渡ったヨーロッパの名画たちー」が開催(7/9ー9/25)されています。




デトロイト美術館はアメリカのデトロイトにあり、古代エジプト美術から現代美術まで65,000点以上の作品を所蔵するアメリカを代表する美術館 の一つです。
1885年に開館以来自動車業界などの資金援助を経て、世界屈指のコレクショ ンを誇り、
アメリカでゴッホやマティスの作品を初めて購入した公共美術館としても有名です。
この美術館が存続の危機に陥ったのが、2013年のデトロイト市財政破綻でした。
市の深 刻な財政難で美術館収蔵品も取り沙汰されましたが、国内外からの資金援助によ り収蔵品は売却されることなく存続しました。
美術館のコレクションの中核を 成しているのが、モネ、ルノワール、ゴッホ、セザンヌ、マティス、ピカソなど印象派、ポスト印象派 の作家による作品です。
今回はその中から52点が展示されています。

うれしいことに今回の展示会は全作品写真撮影が可能なのです。
ただし撮影可能は7月、8月の火曜、水曜、木曜(祝日除く)です。
また一部作品はSNSなど不特定多数への公開が禁止されていますので、それ以外を私のブログでも紹介します。

会場入口
ボストン美術館の大型ポスターがあります。





第一章 印象派

ギュスターヴ・クールべ 「川辺でまどろむ浴女」1845年


肉体の現実的な量感あふれる描写を目指したクールべの特徴が良くでている作品





カミーユ・ピサロ 「小道」1889年





クロード・モネ 「グラジオラス」1876年





ピエール・オーギュスト・ルノワール 「肘掛け椅子の女性」1874年

女性を明るい色彩と素早い筆致で描いた印象派らしい肖像画です。





ルノワール 「座る女」1903ー06





エドガー・ドガ 「楽屋の踊り子たち」1879年

ドガは踊り子たちが脚光を浴びる華やかな舞台より、稽古する場面などを好んで描いています。





エドガー・ドガ 「朝の乗馬」1866年

競馬や競馬場はドガが好んだ画題の一つで、1860年代から70年代に作品が残っています。





エドガー・ドガ 「バイオニリストと若い女性」 1871年





エドガー・ドガ 「女性の肖像」1877年





エドガー・ドガ 「包帯を巻いた女性」1872ー73年





カロリュス=デユラン 「喜び楽しむ人々」1970年





アンリ・ジェルヴエクス 「パリのカフェにて」1877年

画面の端を大胆に断ち、浮世絵のような効果をもたらしています。





第二章 ポスト印象派

ポール・ゴーギャン「自画像」1893年頃






フィンセント・ファン・ゴッホ「自画像」1893年頃

有名な自画像です。実際に鏡に映った姿をそのまま描いたのではなく、目の位置などを修正しています。





フィンセント・ファン・ゴッホ「オワーズ川の岸辺、オーヴエールにて」1890年

ゴッホ最晩年(ピストル自殺)の作品です。





ポール・セザンヌ「サント=ヴィクトワールにて」1904ー06年頃

セザンヌの故郷にそびえる サント・ヴィクトワール山の偉容を描いた作品
セザンヌはこの山を愛し多くの作品を残しています。





ポール・セザンヌ「水浴する人々」1880年頃





ポール・セザンヌ「三つの髑髏」1900年頃





ポール・セザンヌ「画家の夫人」1886年

水彩画のような薄描きで、セザンヌの個性的な表現として後年高く評価された作品





オデイロン・ルドン 「心に浮かぶ蝶」1910ー12年頃





ピエール・ボナール「犬と女性」1924年





モーリス・ドニ「トウールーズ速報」1892年





フェリックス・ヴァロットン「膝にガウンをまとって立つ裸婦」1904年





第三章 20世紀のドイツ絵画と第四章 20世紀のフランス絵画は次回とします。







鴨川納涼

2016-08-08 15:22:39 | 京都めぐり

昨日は旧暦の七夕です。
毎年この時期、京都のあちこちで「京の七夕」が開催されます。
鴨川、堀川、岡崎、二条城、北野天満宮などでライトアップされ、イベントが行われます。
京都はこの数日37度超えのうだるような暑さが続いています。
夜も暑いのですが鴨川河川敷は少しはましだろうと思い、昨晩妻と行ってきました。
時間は18時半から19時半の約1時間、鴨川を歩きました。


夕刻の鴨川
河川敷きには多くのテントが並んでいます。





河川敷だけでなく、床もお客さんでいっぱいです。









河川敷に降りてみます。





何ヵ所かパフォーマンス会場があり、楽しませてくれます。
これはボールパフォーマンスです。





だんだん人数が多くなり、歩くのもままならなくなってきました。





鴨川では友禅流しが行われています。
以前はよく市内の川で友禅の染色流しが行われていたのです。
今は禁止されています。










別の会場ではベリーダンスのパフォーマンスです。















各県人会による出店が出て、故郷の名物料理が提供されています。
広島お好み焼き、串焼き、ホタテ焼き、ビールが飛ぶように売れています。
海外の観光客も非常に多かったです。





三条通りまで行こうと思ったのすが、あまりの人出で引き返すことにしました。

若手歌手の歌です。





7時半近くになりやっと少し暗くなってきました。
納涼イベントはこれから盛り上がりますが、一足早く帰宅します。










帰りの四条大橋から撮影です。










東華菜館

先月7月に先斗町で火災があったばかりですが、今月3日にはこの 東華菜館でもボヤがあり、客と従業員200人が避難しました。
この影響で四条河原町一帯が停電し、信号も止まるなど一時は大変な騒ぎでした。
ボヤの原因はヤモリが電気基盤に触れてショートしたそうで、真っ黒焦げのヤモリが見つかったそうです。
大事にいたらなくてほんとうに良かったです。
余談ですがここのエレベーターは手動式で 日本最古です。





鴨川を歩いていると風もありまりますが、昨夜は涼しい風とはほど遠いなま暖かいものでした。
鴨川納涼は8月6日~12日まで開催されています。
帰り四条通りにもどると熱風です。
昨夜も熱帯夜です。エアコンなしは考えられない毎日です。





第二弾サル顔の花と吸血鬼の花

2016-08-08 05:20:58 | 花めぐり2016

ほんとうに暑いですね。京都は連日の37度超えです。
朝でも暑すぎるので散策は控え、代わりに車を使用している次第です。
昨日も車で植物園に行き、園内を1時間ほど歩いて来ました。

世界には不思議な花もあるものです。
先日サル顔の花を投稿しましたが、別のサル顔の花も開花しました。

ドラクラギガス

原産地は南米エクアドル、コロンビアの産地です。





ドラクラベラ

原産地はコロンビア、こちらはあまりサル顔ではないですね。





ドラクラベラワンビレ

エクアドル原産、ドラキュラ伝説のコウモリに花の姿が似ていることから吸血鬼と名付けられたそうです。
コウモリに似ていますか?、私にはちょっとわからないです。





別方向で撮影してみます。






先日投稿したドラクラベラカルルエリは終盤です。





昼夜逆転室で咲いていた花です。
ここは文字どおり昼夜逆転させた部屋で花はLED照明があてられています。

ヨルガオ




オオマツヨイグサ





ツキミソウ





サガリバナ











夏真っ盛り ヒマワリ

2016-08-07 15:05:43 | 花めぐり2016

連日の猛暑が続き日課の散策の足も鈍りがちです。
朝晩だけでも涼しければいいのですが、熱帯夜続きでエアコンなしには寝れない日々です。
今日はヒマワリの投稿です。多くの方が夏の花で思い浮かぶ代表格がヒマワリです。
花言葉は「あなただけを見つめている」そうですが、名前(向日葵)の由来は太陽の動きに沿って花が回ることからついたようです。

私はヒマワリといえばマルチェロ・マストロヤンニとソフィア・ローレン主演の映画『ひまわり』(1970年公開)をすぐに思い浮かべます。
映画の後半、スクリーン一面に写しだされたヒマワリは脳裏に深く残っています。





私も映画のように一面に広がるヒマワリ畑を撮影したいのですが、残念ながら京都市内にはヒマワリ畑はないようです。
京都府下や近県にはありますがなかなか足が出ません。

身近な植物園のヒマワリです。
ヒマワリの品種が多く、大きさもさまざまです。

ダブルシャイン





サンリッチレモン





ステラゴールド





ショコラ





サンゴールド





クラレット





サンリッチ・フレッシュオレンジ





エリートサン





フロリスタン





パチノゴールド





ロシア
背丈が2m以上ある大きい品種です。










サマーリッチオレンジ45





ソーラーパワー





ムーランルージュ





バレンタイン





プラドレッド





最後はテデイベア





ヒマワリは夏の代表花ですがあまりの暑さで元気がありません。



タヌキモ花の群生 上賀茂深泥池

2016-08-07 05:21:00 | 花めぐり2016
昨日はひさしぶりに上賀茂深泥池に行ってきました。
深泥池は面積約9ヘクタール、周囲約1.5kmの市街地にある池ですが、
現在でも氷河時代以来の動植物が生息する大変貴重な池です。
京都盆地は気候的には暖温帯ですが、この池は東日本北部の冷温帯の高層湿原が残っているということで、1927年国の天然記念物に指定されています。
希少な動物昆虫も多く、中でもトンボは約60種類確認されているそうです。

池の中央に浮島があり、調査の結果約14万年前から存在していたことが判明しています。
夏は浮かび上がり、冬は沈んで冠水します。





浮島の周囲が黄色くなっています。
これがタヌキモの群生です。









今の時期は食虫植物のタヌキモが一面に生育しています。
水中に捕虫嚢をもち、ミジンコや線虫、ボウフラなどを捕獲するそうです。





浮島の近くにボートに乗っている方がいます。
生態調査員のようです。














トンボ発見





池のあちこちに捕獲器があり、中に外来種のカメが捕獲されています。
調査員の方にお聞きすると、ブラックバスやブルーギルも捕獲しているそうです。
これらの外来種は人間が持ち込んだものですが、希少な在来動植物に大きな悪影響を与えているそうです。





昨日は車で行きましたので、少し上賀茂を走りました。
上賀茂神社の神官が多く住んでいた社家町の近くに藤木神社と楠木の巨木があります。





明神川には地元小学生手作りの行灯が置かれ、夕刻に灯されるそうです。










上賀茂神社大鳥居





賀茂川上流に行ってみました。





夏で水量は少ないですが、人工の滝になっています。涼を感じさせてくれます。
以前は子供たちがよ水遊びをしていました。







賀茂川河川敷





サギがいます。





アオサギ





チュウサギでしょうか。





上賀茂橋の景色





16日夜の五山の送り火の一つ、船形が見えます。










ホトトギス、季節の花

2016-08-06 05:26:58 | 花めぐり2016

毎日暑い日が続いています。
昨日の京都市内の最高気温は37.1度、京都府下では37.5度でした。
日課の散策は暑さが少しでもましな朝に限ります。
その点、朝7時半から開園している植物園はとてもありがたいです。
日射しを避けながら季節の花探しは結構楽しいです。

先月一足早いホトトギスを常寂光寺で見つけましたが、昨日の植物園でも発見しました。
ホトトギスは八月末からの初秋、日陰などで見かけます。
若葉や花にある斑点模様が鳥のホトトギスの胸にある模様と似ていることからこの名がついたようです。









昨日撮影した季節の花です。

ボタンボウフウ





ハマユウ





アキカラマツ(秋唐松)





サギソウ









シオカラトンボ





ムラサキツユクサ





カワラナデシコ





フシグロセンノウ





ヌスビトハギ





ユリはそろそろ見納めです。
カノコユリと白カノコユリ










ガーベラ









クレマチス・プリンスチャールズ





クレマチス・プリンセスダイアナ





夏の花ヒマワリをまだ投稿していませんでした。

















サル顔の花開花

2016-08-05 05:27:30 | 花めぐり2016


植物園の温室でサル顔のドラクラカルルエリが開花しています。
サル顔の花はいままでも投稿してきましたが、今回もサル顔によく似ています。


サルの群れに見られているようです。










確かにサルに似ています。










面白い花も咲いていました
シャンプーの木だそうです。










食虫植物も展示されています。
ウツボカズラ














ムシトリスミレ
葉の表面に多数の線毛があって粘液がでるそうです。





追加

昨年12月に投稿したモンキーオーキッド(ラン科)
南米の高地で冷涼な気候と高い湿度を好むそうです。








洛北宝ヶ池

2016-08-04 14:53:18 | 京都百景

約2ヶ月ぶりに洛北宝ヶ池の散策にでかけました。
時間は朝6時半から7時過ぎです。
池の周囲は1.5km、ジョギングする人、私のように散策する人、ペットを連れている人などとすれ違います。
コースは池と木立に囲まれ、朝のうちはそんなに暑くないのです。

スタート地点、国際会議場が見えます。





池の景色を見ながらの散策です。





青空と池に映る山の景色がきれいです。











池にはカモが泳いでいます。










ツツジです。狂い咲きでしょうか。





小学生と祖母らしき人が犬を散歩させています。




















野鳥の森に行ってみましたが、野鳥には出会えませんでした。
モリアオガエルの産卵の後です。





前回6月初旬に撮影した卵





数々の国際会議が開催されている国際会議場





ガチョウ





1.5km到着です。





徳力富吉郎「版画 京都百景」でもここの景色が画かれています。

「国際会議場」昭和47年(1972)





解説文

世界青年社長会議が行われ、その時に会議場の二つの光景、昼と夜の版画を作った。
環境がとても美しいところなので、いつの間にやら落ち着いてきて、京名所の一つとなったようである。
池の白鳥が京の自然とこの異様な建築様式とを融合させる役割をしているように思われる。




作品当時となにも変わらない景色が今も楽しめ、市民の散歩コースになっています。





今年のハスめぐりも最後に

2016-08-04 05:27:46 | 花めぐり2016

八月に入り連日暑い日が続いています。暑中お見舞い申し上げます。
今年は昨年の暖冬以来花の開花も早まり、ハスも六月初旬から咲き始めました。
以来日課の散策でちょくちょくハスめぐりをして楽しんできました。
しかしそのハスもそろそろ終盤です。私のハスめぐりも今回で終了にします。
最後に植物園のハスをお届けします。
もっと少ないと思ったのですが、まだまだ多く花を咲かせていました。

白雪姫





紅蜻蜒





金牡丹





赤碗





白鶴





重弁八一重





平山芙蓉





桃の燦





瑰麗





光輝





貴妃出浴





姫万里





小寿星





紅艶々





重水花





青菱紅蓮





ペリーズジャイアントサンバースト(米国で作出)





玉繍蓮





錦蘂蓮





白万々





艶陽天





小椋の花





依水園





福岡八重蓮





嘉祥蓮





金輪蓮





今年もたっぷりと楽しませていただきました。
まだ夏真っ盛りですが、ハスが終わると初秋の草花が咲き始めます。
もう少ししましたら、初秋草花さがしの散策に出たいと思います。









夏の祇王寺と北嵯峨野

2016-08-03 05:32:43 | 京都めぐり

今日は夏の祇王寺と北嵯峨野の景色をお届けします。
祇王寺は青苔が特に美しくなってきました。

受付を過ぎると見える茅葺きの草庵





青苔がきれいです。






























青苔にもさまざまな種類があります。















草庵





最後の景色を一枚





北嵯峨野





8月16日五山の送り火の一つ鳥居形
嵯峨鳥居本曼茶羅山です。














最後に広沢池です。













レンゲショウウマ、季節の花

2016-08-02 15:37:16 | 花めぐり2016


朝顔展のあと、生態園で季節の山野草を撮影しました。
先日開花を投稿したレンゲショウウマの花数が増えています。




















ヨウラクタマアジサイ
伊豆諸島原産です。他のアジサイは終わっていますが、今が見頃とめずらしいです。





シラヤマギク





メハジキ





ナツズイセン見頃です。





ヒオウギはまだまだ元気です。





ハマカンゾウ





トウテイラン
京都から鳥取の日本海側に分布しています。





オニユリ、そろそろ終わりです。





キンミズヒキ





エゾミソハギ





ヒメユリ、そろそろ見納めです。





カリガネソウ










ミヤギノハギ











イセハナビ





最後に先日もお届けしたサギソウです。





























変化朝顔も味わいがあります。

2016-08-02 05:19:41 | 花めぐり2016


植物園朝顔展の続きです。
大輪朝顔以外にも変化朝顔という変わり種があります。
朝顔はやはり夏の風物詩で早朝から多くの方々が観賞に来ています。
ただ難解なのは名前です。絶対に覚えられません。





現在の主流は大輪朝顔ですが、江戸時代流行の変化朝顔も味わいがあります。





黄抱芋葉紫吹掛絞丸咲





青桔梗葉木立紅覆桔梗咲





黄抱縮緬笹葉紅筒白台咲牡丹





黄水晶班入抱尾長笹葉紫切咲





黄尾長竜田葉紺筒白切咲





不明





黄尾長竜田葉紅筒白切咲





青縮緬竜田葉木立白台咲





青乱菊葉紺石畳





青打込渦桔梗葉藤桔梗咲





青斑入蝉葉枝垂極淡紫地紫縞丸咲大輪





青斑入蝉葉枝垂極淡紫丸咲大輪





黄水晶斑入長笹葉紫切咲





芋接木朝顔(甲)





毎回朝顔の品種の多さに驚きです。









熱帯睡蓮、オオオニバス

2016-08-01 18:03:53 | 花めぐり2016

熱帯睡蓮はまだ見頃が続いています。
連日の猛暑ですが熱帯の睡蓮ですから暑さに強いはずです。
植物園の温室前の池にきれいに発色し花を咲かせています。























熱帯睡蓮は園芸品種で、色が鮮やかです。















オオオニバスです。
花も咲いています。初めて見ました。










オオバミズオジギソウ
葉に触れるとゆっくりオジギソウのように葉を閉じます。











朝8時を過ぎると暑くて汗だくになります。
朝出るときお茶と保冷剤を持って出るのですが、保冷剤も長くもたないです。





大輪朝顔

2016-08-01 05:22:33 | 花めぐり2016

今年も植物園で朝顔展(第57回)が開催(7/29ー8/2)されています。
梅雨が明け猛暑が続いていますが、朝顔展はラジオ体操とならんで真夏の風物詩です。
うれしいことに朝顔展の期間は植物園も7時に開園します。
朝早いですが、多くの方が今年の朝顔を見に集まります。





秀逸 彩光錦





北山入口に近い展示コーナーに愛好家が大切に育てた朝顔が展示されています。





朝顔は奈良時代末に遣唐使が薬用(下剤)として種子を持ち帰りました。
それから観賞用に栽培され、日本独特の園芸植物になったのは江戸時代です。
最も流行したのは文化文政(1804ー29)朝顔の書物も多数出ています。
次の黄金期は幕末寛永安政(1848ー60)で江戸、京都、大阪で盛んに栽培され、変化朝顔の改良もすすみ、明治20年(1889)を過ぎると大輪朝顔が生まれます。
今日は大輪朝顔全盛になっています。

大輪朝顔を紹介します。大きさは15cm前後あります。

淀の湖月





成田屋 歌舞伎の屋号みたいです。





遠霞





藤の泉





左京一笑





花一番





紫の上





紫時雨





団十郎(優等)





暁の夢





鶏光









花平





早瀬





月夜野





渓流の調





平安の春





宝幸白大臣





赤峰









薄化粧





平安の泉





旭光





万代の紫雲