体操団体と柔道大野選手の金メダルとてもうれしかったです。
普段はあまりテレビは見ないのですが、オリンピックだけは例外です。
今日はちょくちょくテレビ観戦するつもりです。
祇園祭が終わり8月に入ってやっと大阪市立美術館に妻と行くことができました。
現在「デトロイト美術館展ー西洋を渡ったヨーロッパの名画たちー」が開催(7/9ー9/25)されています。
デトロイト美術館はアメリカのデトロイトにあり、古代エジプト美術から現代美術まで65,000点以上の作品を所蔵するアメリカを代表する美術館 の一つです。
1885年に開館以来自動車業界などの資金援助を経て、世界屈指のコレクショ ンを誇り、
アメリカでゴッホやマティスの作品を初めて購入した公共美術館としても有名です。
この美術館が存続の危機に陥ったのが、2013年のデトロイト市財政破綻でした。
市の深 刻な財政難で美術館収蔵品も取り沙汰されましたが、国内外からの資金援助によ り収蔵品は売却されることなく存続しました。
美術館のコレクションの中核を 成しているのが、モネ、ルノワール、ゴッホ、セザンヌ、マティス、ピカソなど印象派、ポスト印象派 の作家による作品です。
今回はその中から52点が展示されています。
うれしいことに今回の展示会は全作品写真撮影が可能なのです。
ただし撮影可能は7月、8月の火曜、水曜、木曜(祝日除く)です。
また一部作品はSNSなど不特定多数への公開が禁止されていますので、それ以外を私のブログでも紹介します。
会場入口
ボストン美術館の大型ポスターがあります。
第一章 印象派
ギュスターヴ・クールべ 「川辺でまどろむ浴女」1845年
肉体の現実的な量感あふれる描写を目指したクールべの特徴が良くでている作品
カミーユ・ピサロ 「小道」1889年
クロード・モネ 「グラジオラス」1876年
ピエール・オーギュスト・ルノワール 「肘掛け椅子の女性」1874年
女性を明るい色彩と素早い筆致で描いた印象派らしい肖像画です。
ルノワール 「座る女」1903ー06
エドガー・ドガ 「楽屋の踊り子たち」1879年
ドガは踊り子たちが脚光を浴びる華やかな舞台より、稽古する場面などを好んで描いています。
エドガー・ドガ 「朝の乗馬」1866年
競馬や競馬場はドガが好んだ画題の一つで、1860年代から70年代に作品が残っています。
エドガー・ドガ 「バイオニリストと若い女性」 1871年
エドガー・ドガ 「女性の肖像」1877年
エドガー・ドガ 「包帯を巻いた女性」1872ー73年
カロリュス=デユラン 「喜び楽しむ人々」1970年
アンリ・ジェルヴエクス 「パリのカフェにて」1877年
画面の端を大胆に断ち、浮世絵のような効果をもたらしています。
第二章 ポスト印象派
ポール・ゴーギャン「自画像」1893年頃
フィンセント・ファン・ゴッホ「自画像」1893年頃
有名な自画像です。実際に鏡に映った姿をそのまま描いたのではなく、目の位置などを修正しています。
フィンセント・ファン・ゴッホ「オワーズ川の岸辺、オーヴエールにて」1890年
ゴッホ最晩年(ピストル自殺)の作品です。
ポール・セザンヌ「サント=ヴィクトワールにて」1904ー06年頃
セザンヌの故郷にそびえる サント・ヴィクトワール山の偉容を描いた作品
セザンヌはこの山を愛し多くの作品を残しています。
ポール・セザンヌ「水浴する人々」1880年頃
ポール・セザンヌ「三つの髑髏」1900年頃
ポール・セザンヌ「画家の夫人」1886年
水彩画のような薄描きで、セザンヌの個性的な表現として後年高く評価された作品
オデイロン・ルドン 「心に浮かぶ蝶」1910ー12年頃
ピエール・ボナール「犬と女性」1924年
モーリス・ドニ「トウールーズ速報」1892年
フェリックス・ヴァロットン「膝にガウンをまとって立つ裸婦」1904年
第三章 20世紀のドイツ絵画と第四章 20世紀のフランス絵画は次回とします。