京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)、季節の花

2016-08-10 12:53:20 | 花めぐり2016


レンゲショウマ はキンポウゲ科で日本特産の1属1種の花ですが、キレンゲショウマ という花もあります。
キレンゲショウマは夏に開花するユキノシタ科の花で、筒状の黄色い花を咲かせます。
名前の由来はレンゲショウマに似ているということで付けられたそうですが、私はあまり似ているとは思えないです。
植物園でキレンゲショウマの花が開花しましたので、比べていただきましょう。

キレンゲショウマ





花は筒状にしか咲きません。





レンゲショウマは見頃続きです。
似ていると言えばせいぜい開花する前の丸いつぼみでしょうか。





いかがでしょう。名前の由来ほどには似てないと思うのです。

昨日撮影の季節の花です。

ユキミバナ





まだヤマユリが咲いていました。





カラマツソウ
北海道から九州まで広く分布する夏山の代表的な植物です。
里山、山地、湿原などの日当たりでよく見かける花です。










ナツエビネ





クルマユリ





ヤマシャクヤクの実





ヤナギラン





ツクシイワシャジン





イワシャジン





最後に赤トンボ撮影できました。






ボストン美術館展 (2)

2016-08-10 05:21:11 | 美術・博物館


大阪市立美術館で開催されているボストン美術館展の続きです。





第三章 20世紀のドイツ絵画

ワシリー・カンデインスキー「白いフォルムのある習作」1913年


テーマや形などの「外の世界」に頼らず、線と色彩だけでカンヴァスに完全に描こうとした カンデインスキーは抽象絵画の父と呼ばれています。





パウラ・モーダーゾーン=ベッカー「年老いた農婦」1905年頃

初夏の光溢れる場所に座る老農婦の両手がこも作品の主題です。





エルンスト・ルードヴィッヒ・キルヒナー「月下の冬景色」1919年

不眠症に悩まされながらアトリエの窓から目にする景色を描いています。





エミール・ノルデ「ヒマワリ」1932年





マックス・ベヒシュタイン「木陰にて」1911年

バルト海沿岸の保養地ニダで描かれた、セザンヌの水浴図を意識した作品





マックス・ベックマン「倒れた蝋燭のある静物」1929年





マックス・ベックマン「オリーヴ色と茶色の自画像」1945年

ベックマンは「退廃芸術家」も烙印を押され、ナチスの手を逃れるためにドイツからオランダに亡命しています。





第三章では以外にオスカー・ココシュカ「エルサルムの眺め」1929ー30、同「エルベ川ドレスデン近郊」1921年頃、オットー・デイクス「自画像」1912年、カール・シュミット=ロットルフ「雨雲、ガルダ湖」1927年、エーリッヒ・ヘッケル「女性」1920年が展示されていますが、SNS等への公開不可のために投稿しません。


第四章 20世紀のフランスの絵画

フアン・グリス「静物」1916年


グリスはピカソとブラックに続くキュビズムの重要な画家です。
作品の題材はキュビズムお馴染みの「卓上の静物」です





アンリ・マテイス「ケシの花」1919年





アンリ・マテイス「窓」1916年

ヨーロッパが第一次世界大戦で混乱する最中、マテイスはパリ近郊イシーニレ・ムリノーにある家の部屋から見た平和で美しい光景を描きました。





アンリ・マテイス「コーヒータイム」1916年

マテイスは1906年から1916年の間、アルジェリアとモロッコを旅行しています。
帰国後オリエンタルな作品が描かれています。





アメデオ・モジリアーニ「男の肖像」1916年

モジリアーニはイタリアからパリに出たのち、しばらく彫刻家を志していました。
この作品は彫刻で追求したプリミティブな力強さがあります。





アメデオ・モジリアーニ「帽子を被った若い男性」1919年





アメデオ・モジリアーニ「女の肖像」1917ー20年

1916年末モジリアーニは18歳の画学生ジャンヌ・エピュテルスと出会い、翌年から一緒に暮らします。モジリアーニ独特の引き伸ばされた楕円形の顔と長い首をもち、顔はわずかに傾き、もの憂いな表情を描いています。





シャイム・スーテイン「赤いグラジオラス」1919年

ロシア出身の スーテインはパリに出たのち、1919年から3年間南仏の町セレに滞在して旺盛な作品を描いた。この作品もその一点。





ラウル・デユフイ「静物」1914年頃





この章ではパブロ・ピカソの作品がSNS等非公開となっています。
「アルルロンの頭部」1905年、「マヌエル・パリゃレスの肖像」1909年、「アニス酒の瓶」1915年、「肘掛け帽子の女性」1923年、「読書する女性」1938年(日本初公開)、「座る女性」1960年が展示されています。

デトロイト美術館の中庭にあるフレスコ画
フォード社工場の自動車製造の様子が描かれています。






私は写真撮影しようと思い9時半の開館前に到着しました。
10時を過ぎると入館者が増えてなかなか良いスポットでは撮りづらくなります。
夏休みのせいか、中高生も多かったです。