鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第636回】 ここ一番という時に数字を出せるか?

2012年09月27日 | 住宅コンサルタントとして
仕事をずっとやっていると、思うようにいかないことも絶対にあります。

日々、全力で仕事に向き合い、お客様と向き合っている。
やるべきことは、全てやっている。
量も他の人の1.5倍から2倍はやっている。
でも、結果につながらない。

こうした時、本当に仕事が出来る人、会社というのは、
何とか力ずくで数字をつくれたりするわけです。

ここ一番で、皆が困った時に結果を出せるかどうかです。

前々職のメーカーの営業マン時代、
当月はもちろん、翌月の数字を予測することを会社から求められました。

毎月、月初に当月の売上予測を立てることは当たり前ですが、
それに加えて翌月の売上がどの程度、見えているのかも予測しなくてはなりませんでした。

他の営業マンの多くが、その必要性をあまり感じなかった中で、私は真剣に取り組みました。

すると、翌月の売上数字の7割程度が見えるようになり、
更に半年先の売上の3割~4割が感覚的に分かるようになってきました。

この経験がとても大きかったと思います。

営業所の数字が、月末にいくらか不足していて、
メンバーの全員で後いくらか詰めなくてはならないことが、ほぼ毎月ありました。

その際、各営業マンは担当しているお客様に前倒しをお願いするわけですが、
個人的にお願い出来るお客様の数、それから物件数が数多くあるため、
必ず数字の上積みをすることが出来ました。

優秀な住宅営業マンも同じだと思います。

今月、ご契約させていただけると思っていたお客様のご家族に事件があって、
家づくりを一度中断せざるを得なくなることは、しばしば起こります。

こうした時でも別のお客様から契約を頂戴出来る営業マンが超一流なのです。

常に数多くのお客様と良好な関係を構築出来ていて、
こちらがお客様にアプローチすれば、もしくはお願いすれば
ご契約いただける見込みのお客様が常にたくさんいるのです。

ご契約していただけるお客様が常にたくさんいる営業マンが、
ここ一番で数字を出すことが出来るのです。

ご契約していただけるお客様がたくさんいる状況をつくるために、
日々どんなことを心がけて仕事をすればいいのでしょう?
コメント
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