鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第639回】 謙虚さが欠けている人

2012年09月30日 | 住宅コンサルタントとして
個人的に大嫌いな人は、自分が大した結果を出せていないのに、権利ばかり主張する人です。

また、「働く機会を頂いている」という感覚が無く、
自分は何様か知りませんが、我が物顔にふるまう勘違いした社員さん、
更には、「数多くの会社の中から当社で働いてくれている」という感覚が無く、
如何に給料分以上に働かせるか、という従業員さんを人として扱わない人も大嫌いです。

こうした人は、どんな会社に勤めたとしても、毎日楽しく仕事をすることは出来ないでしょう。

そもそも謙虚さが欠けているのです。
権利ばかり主張して、義務を果たしていないのです。

営業マンとして、結果を出せていない。
出せていない理由を「商品が悪い」「見込み客が来ない」「知名度が無い」など、
会社のせいにばかりして、「どうすれば結果を出せるか?」という建設的な意見を出さない。
常に組織に無いものねだりばかりするのです。

私は前々職で業界最大手のメーカーで働かせていただいておりましたが、
どんなに大手でも、無いものはたくさんあるのです。

仮に全てが完璧で、営業せずとも売れるのであれば、その人を雇用する必要が無いわけですから・・・。

そんなことすら分からず、無いものねだりばかり会社に対してしている人は、正直頭悪すぎです。
そういう人を完璧な会社が仮にあったとすれば、必要とする訳無いのに・・・。

謙虚さが足りないのです。

また一社員でありながら、自分の意見をごり押しし、気に入らないことがあると感情をむき出しにする。
自分が居ないと会社の仕事が回る訳ない、と勘違いをして、
まるで自分の会社であるかのように立ち振る舞う人もいますが、
どれだけ仕事が出来たとしても、組織を混乱させるような言動しか出来ない人は、
どんな会社に行っても不要なだけです。

自分が気に入った仕事の進め方をしたいのであれば、独立起業すれば良いだけの話です。

組織で働く以上、ちゃんとした言動であるべきです。
それが出来ない人は、謙虚さが足りないのです。

良い仕事をして、お客様のお役に立つためには、
スタッフの方や協力業者さんなどのお力を借りなくては絶対に無理です。
それを自分一人の力で出来ると思っている時点で、謙虚さが足りません。

そして周囲の方のお力を借りようと思うのであれば、
いろんな方から応援されるような仕事の仕方、もっと言えば生き方をしていなくてはなりません。

そのベースは、謙虚さ、素直さ、志、利他の精神、感謝の心だと思います。

私自身もまだまだですが、謙虚さを持って仕事に向き合いたいものです。
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