鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第610回】 №1企業は言い訳をしない

2012年09月01日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は私が日本一だと思っているクライアントでのコンサルティング。

業績の方は、衝撃的に状況で、文句なく素晴らしい状況です。
新人を除くスタッフ営業マン1名あたりの受注棟数は、
注文住宅会社であれば、ダントツの日本一。

生産性が高い会社は多々ありますが、そういう会社は得てして契約を上げることにやっきになって、
お客様を大切にしていなかったり、お客様との結びつきが弱かったりしますが、
このクライアントはそんなことは一切ありません。

むしろ、地域との結びつきも日本トップレベルなのです。

昨日もこの土日に地元のチームに集まっていただき、
開催するダンス大会の会場設営で、本社の敷地内は大忙しでした。
こうした地元のイベントのスポンサーになったり、OB様のバスツアーも何年も開催していたり、
地元の方々に集まっていただいてのお祭りなどをずっと継続されています。

こうした各イベントの企画や準備を外注の業者さんに丸投げするのではなく、
このクライアントでは、社員教育の一環として、若手スタッフに仕切ってもらったりしているのです。
もちろん、その間も他の住宅会社の倍~3倍の受注をされつつ、
こうした地域貢献のためのイベント企画、準備もやる。

普通の会社の営業マンなら愚痴の一つでも出そうですし、
場合によっては「イベントの準備が忙しくて、今月契約0です」と言う営業マンも居そうですが、
このクライアントでは、そんなことは許されません。

現幹部、店長の方たちが、そうしたイベントの準備をしつつ、
猛烈に受注し、更に契約したお客様の満足度も高い、ということを
過去何年にも渡ってずっと継続されているからです。

そして、そうしたシーンを見せていただく度に、

「先月、先々月にご契約が集中したので、そのお客様のフォローで忙しく、今月は契約ゼロです」
「イベントの準備で時間が取れなかったので、今月は契約が・・・」
「ウチの会社、会議が多いので営業時間が足りません。この状況で毎月1棟なんて、物理的に無理です」

などと、言い訳をする営業マンとの次元の違いを感じるのです。

「お客様満足度を高めるのであれば、既契約のお客様のフォローが大事だから、
どうしても新規のお客様や継続中のお客様との打ち合わせが減る」
など、もっともらしいことも言う方も居るのですが、
既契約のお客様の満足度アップも、新規のお客様への時間を確保することも、
同時に実現している方たちは、この世の中に存在します。

真の№1企業は、言い訳をしないのです。

皆さんは、言い訳をして仕事をしていませんか?
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