鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第633回】 自分が従事している職種の定義

2012年09月24日 | 住宅コンサルタントとして
世間一般的に、コンサルタントと名乗る方が非常に多いと感じています。
あまりに多くの方が使われているのですが、個人的にはちょっと違うかなぁ、と思っています。

コンサルティングとは、「相談に乗ること」という意味もあるため、
ビジネスの世界でお客様の相談に乗っている方は皆、コンサルティングを行っていると言えます。
そしてコンサルタントとは、コンサルティングを業としている個人もしくは法人のことです。

かくいう私も、この業界に入るまで、コンサルタントとは、
「経営者(クライアント)の相談にのること」
だと思っていました。

ただ、相談にのるだけ、ということだけなら、
全然大したことありませんし、どちらかというと無責任な感じがします。

個人的に思っているのは、コンサルタントとはクライアントに対し、

「結果を出していただくことが出来るかどうか?」
「結果責任を伴う覚悟があるか?」

ということが重要で、更に

「コンサルティング業務でどれだけ稼げているか?(=どれだけのお客様に支持されているか?)」
「クライアントとどれだけ深く長いお付き合いが出来ているか?」

ということが大切かと思っています。

クライアントに結果を出していただくことに徹底的にこだわり、リスクや責任を負う覚悟を持っている。
更に、その業務で食べていけるだけの稼ぎを得ていて、更にクライアントがコロコロ変わらない。
私なりのコンサルタントの定義です。

いろんな方をこれまで見てきましたが、ちゃんと稼げていなかったり、
お付き合いが短期間で終わり、コロコロとクライアントが変わったりする方、
更にはコンサルタントと名乗っているのに常にクライアントに困っている方も多いと感じています。

お客様に困っている時点で、「コンサルタントと名乗っていいの?」と思ってしまいます。

自分なりに自分が従事している職種について、
自分なりに定義してみるということはとても大切なことではないでしょうか?

「住宅営業マン」と名乗っていいのは、どんなマインドで仕事をしている人?
どれくらいの結果を出している人?
お客様からどう思っていただける人?

「設計士」とは、どんなスキルを持っている人?
どれくらいのスピードで、1組のお客様のイメージを形に変換できる人?
お客様からどう思っていただける人?

「経営者」とは、どんな覚悟を持って仕事をしている人?
どんな能力を有している人?
スタッフや取引先、地域社会からどう思っていただける人?

大切なのは、自分で定義することなのです。
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