鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第616回】 口で説明するだけでは伝わらない

2012年09月07日 | 住宅コンサルタントとして
住宅営業マンがお客様にお伝えしなくてはならないことは、山のようにあります。

資金計画のこともそうですし、土地購入の際の注意点、
更にはお客様にとって分かりにくい家の諸経費についても説明しなくてはなりません。

更に今であれば、消費税アップ、更には住宅ローン控除についても、
お伝えしなくてはならないでしょう。

こうした複雑な内容を予備知識の無いお客様にお伝えするのは、私は非常に難しいと思っています。
私が営業マンなら、口頭だけでお客様にお伝えすることは、
100%無理だという自信(←どんな自信やねん!)があります。

情報を相手に伝える際の伝わり方は、
視覚的要素が55%、聴覚的要素が38%、言語的要素が7%と言われています。
これをメラビアンの法則と言うのですが、言語的要素が7%な訳ですから、
自分が伝えたい情報を言葉だけでいうことは本当に難しいのです。

私はセミナーや日々のコンサルティング時、ホワイトボードにものすごい量の字や図を描きますし、
更に声の大きさにメリハリをつけたりしているのですが、
これはお伝えしたいことをお伝えするための自分なりの工夫なのです。

資金計画、土地購入の際の土地の見方、住宅ローン、消費税アップについてなど、
いつも描いている図があるかと思いますが、あれは正直、エンドユーザー様に対してそのまま使えます。

そのまま使っていただきたいので、毎回、ホワイトボードに描いているのです。

口だけではなく、絵や図などビジュアルでお客様に訴える。
当たり前のことですが、徹底して出来ていますか?
コメント
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