りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

合併のゆくえ

2008年09月24日 | *市*議*会*

 開催中の9月議会で「任意合併協議会の設置を求める請願」が可決。請願には数名の議員が賛同をせず、日本共産党市議団は反対をしました。

 任意合併協議会は合併をするに当たっての新市の将来像、住民サービスをどうするのかなど2000項目にもなる事柄について協議をする場で事実上の最終調整を行うところとなっています。

 任意合併協議会が合併への大きな入り口となってしまうこと。市民との合意形成が十分に図られていないことなど。この請願の審議を通じて合併は県西地域2市8町の首長や議会が先行して進めるものではなく、とにかく拙速に進めてはいけないいうことを誰もが肝に銘じなければならないということを改めて思ったのでした。

 前回6月議会で私は地方分権、少子化などを理由に合併を推進するその疑問について、合併する・しない場合の財政推計についてなど。市内全世帯に配った「市町合併を考えてみませんか?」というパンフレットに沿い合併に対する問題点の多くについて取り上げた。合併して良くなったという例がない合併をなぜ推進しなければならないのか、どうしても理解に苦しむのです。

 国・県は言うまでもなく合併を推進しています。県は県西地域2市8町に特に力を入れているのもわかります。国の800兆円にものぼる赤字、その赤字の埋め合わせに地方交付税を減らすなど地方への支出を大きく削って、これじゃやっていけないでしょう、だから合併しましょう。なんて言われているようにも聞こえてならないのが平成の大合併。本当に問題の多くを感じる。

 市町村合併が一番の行財政合理化となるとでも言うのだろうか。自治体リストラなんていう声もある。いずれにしても国の舵取りの失敗を地方にさせてどうするのか、なんてことも思うのです。

 合併問題を調査することで見えてきていることは数多くあるけど、小さな町でも自立を目指して頑張っているところに出会うと無性に元気が湧いてくる。またそういう町って、住民の助け合いというのか、とびきり熱くて元気が感じられるのです。

 いまなぜ合併なのか、合併って何なのか、合併すると何がどうなるのか、市民のみなさんのところで議論が活発になることの大切さを何よりも感じています。

 この9月議会で、私は以上のような視点に立った一般質問などをしました。

 そしてこの9月議会から本会議場での模様がインンターネット配信により見ることができるようになりました。またそちらの方も見てくださると質問・答弁のやり取りが良くわかると思います。それでは・・・

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