りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

沼津市に津波対策に関する視察に行ってきました

2011年11月22日 | *市*議*会*

午前中に沼津市の津波対策について会派で視察に行ってきました。

 調査項目は①津波避難ビル、津波避難タワー等について②津波被害の歴史③地域防災計画における津波対策についてと他3件です。以前から調査に行きたいと思っていましたので、念願がかないました。また急な申し出にもかかわらず、視察をお受けしてくださったことに感謝するものです。

  沼津市の津波避難ビルは460箇所と、その数は沿岸部のある自治体にとっては、圧倒させられるものがあります。またその内訳は、公共施設25、民間施設435と、多くの民間施設の協力があって成り立っているのかが分かります。さらにこの数は、全国1800箇所の津波避難ビルの内4割を占めるということで、いかに努力をしてきているのかが分かるのでした。お話しをお聞きすれば、もうこの取り組みは30年も前から行なってきているということで、これにはただただ感服いたしました。

 津波避難タワーは、現在3箇所に設置されています。国や県の補助金をうまく活用しながら設置されていましたが、建設費用は平成18年2000万円、平成21年2800万円、平成22年3000万円となっていました。またタワーの避難ステージの高さは5・8m、全高7・95mあり、床面積約40㎡となっていて、収容人員は約80人となっていました。

 上に登ってみると、下から眺めたのと違い、広いと感じました。逃げ遅れた人が助かることを願って、タワーを建設しているとのことでしたが、今後も必要な場所に随時設置していくとのことでした。

 小田原市でも津波避難ビルの確保と、高いビルのないところには、津波避難タワーを設置していくことが求められてきています。タワーでは、土地の確保など課題は多々ありますが、津波対策はいかに早く高いところに逃げるかが決め手となっているだけに、どれだけこのことに正面から応えていくことが大切か、今それが問われていると思います。

 津波避難ビル確保については、自治会の方たちとともに努力をされてきていますが、引続き力を尽くしていただきたいと思っています。私は先の9月議会で、市民の理解を得るために、地域防災教室等で津波避難ビルについて周知を図っていくことを求めましたが、答弁はそのようにしていくとのことでした。行政が津波対策に必要なことをやっていきながら、それと同時に市民一人ひとりが「津波てんでんこ」の思いで、避難することが大切だ思います。 

 午後からは、会派での12月議会についての打ち合わせと、各所管との必要なヒアリングを行ないました。                                                                                                                  

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