りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

どうなのか民主党政権は

2009年10月27日 | いま国会では・・・

 きのうから臨時国会が始まった。民主党鳩山首相が演台にたった時に、本当に政権が変わった。自民・公明政権が終わったんだなーって改めて思いました。ただ首相の所信表明演説を聴いて思ったことは今1つ迫力に欠けていたことです。

 確かに高校の実質無償化、障害者自立支援法の廃止などを主張し、核廃絶に関して言及していたことは不十分さはあってもとてもいいことだなーと思い、評価するのです。
 
 でも肝心な国民生活の最も差し迫った問題になっている雇用不安や自ら言っている後期高齢者医療制度の廃止などに、どう対策を講じていこうとしているのか、なぜ先送りするのかということで、現実的な具体策を示すことができない。断固行っていくという姿勢が感じられないなどといたっところに弱さを思い、どちらかというと全体を通しての流れに迫力に欠ける。そう感じさせるものがあったのでした。

 あと、「脱官僚」は何で脱官僚なのよくかわからない。国民からすると官僚はとにかくいらないと聞こえると思うが、だけど本当にそれでよいのだろうか。たとえば国会審議において、「官僚の国会における答弁は禁止」と言っているが、ある時には政府側の参考人として官僚の答弁を必要とする場面があったり、必要な資料を提出してもらうなどは大いに大切なことだと思うのです。

 そして、国政調査権、行政監督権といったことからすると、脱官僚ではそれらを行使できなくするもので、国会の運営上、国会の機能を弱めるもの以外にないと思うのです。国政調査権、行政監督権を発揮するからこそ国民生活をよりよいものにしていくことにつながっていくもので、一見改革だと言って勇ましく聞こえる脱官僚は、勇ましく聞こえるにすぎないな。なんて思えてならないのです。

 子ども手当ては子育て真っ最中の特に家計が大変な若い世帯にとってはありがたいことだと思う。でもこれも扶養控除を削ってまで行うとは大問題で、税金を同じ使うなら、深刻となっている足りない認可保育所をつくるとか、なぜもっと税金を有意義に使おうと考えないのか、なぜそのような発想になるのかがわからないところです。

 高速道路の無料化はなぜ今これなのか、これもなかなかわからないのです。限りある財源というのであれば優先度の高いものから行って行くのが政治本来のあり方ではないのか。優先度が高いものといえばまっ先に医療・福祉、教育が考えられるが、優先度にどういうものさしを用いているのかが疑問なのです。

 やんばダムなどのムダな大型開発の見直しをするとしているが、まだまだムダは多くあって、米軍への思いやり予算、大資産家への減税を元に戻す、大企業の減税を元に戻すなど。メスを入れるべきところにメスを入れないでおいて、これでは財源が確保できないなと思っています。ぜひ必要な予算のあっちを削ってこっちに回すとか、これまでのようなやり方はやめてもらいたいなと思うのです。

 国民は政治を本当に変えたいと願っていると思います。変えるとは根本から国民の側に軸足を立てることであって、その政治を実現させることにこそ民主党政権は力を尽くしていくべきではないかなと心から思っています。

 微力ながらこれからも日本共産党の一員として、当たり前だけど大切なこと。いいことにはイエス。悪いことにはノーと言い、より積極的な提案ができるようがんばっていこうと思います。 

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