2月19日から3月定例会が開催。3月27日まで補正予算、条例改正、新年度予算など重要案件が次々審議される。初日は専決処分、陳情審査結果報告に対する質疑、討論、採決がされました。そのうちの、「生きがいふれあい施設提供事業の存続を求める陳情書」に日本共産党は賛成をしました。賛成討論は田中が行ないました。
この陳情を賛成か反対か決めるに当たり、厚生文教常任委員会での質疑答弁のやりとりを傍聴してきました。また私自身さまざまな機会を通じて市長に質疑や質問をしてきました。そして提出された陳情書の陳情趣旨、陳情項目、意見陳述を総合的に判断し、この陳情書に賛成と相成りました。
陳情趣旨や陳述に、孤独死、孤立死、認知症を防ぐとありますが、そう言えると考えるのです。お独り暮らしのセンターを利用されている方から、「ひとりで家にいても話し相手がいない。おかしくなってしまう」「センターに行って友達ができた」などと声が寄せられています。
センターにはお風呂、カラオケ、大広間、囲碁・将棋という機能がありますが、お独り暮らしの方にとり、気のおける方とおしゃべりをすることはとても大切なことだと考えるのです。お風呂などは唯一のご馳走だとのことですが、心身ともに癒され自然と会話がはずむとあります。おしゃべりは身も心もほぐされて、それこそ脳の活性化にも役立っていると思うのです。
お風呂のある日は、100人以上の利用者があるとのことです。この高齢者施設は、必要とされる方が必要なときに利用されているのだと理解します。カラオケ、囲碁・将棋は他に移転するとありますが、「お風呂は廃止せざるを得ない」というのが市長のこれまでの見解です。陳情者の思いは今ある機能のすべてを存続してほしいということだと理解いたします。そうすべきなのになと思います。
先日あるお宅におじゃますると、数人の高齢者の方がそこにおられました。介護状態になられた方のところへ、親しい方がおしゃべりにこられたのでした。かつては同じ職場でバリバリお仕事をされていた方たちでした。みなさんでベットを囲んで、お茶を飲みながらとても楽しそうでした。時々みなさんあつまってこられるそうです。ここもセンター?かなと思いました。
センターとは気軽にあつまってこれるたまり場です。高齢者にはあちこちにこのようなところが必要だと思いました。その中のお一人暮らしの方が「生きがいふれあい施設提供事業」について、高齢者が元気に過ごしていくために必要な施設だとおっしゃっておられました。その方は80歳になられる方でしたが、お風呂がお好きで箱根などの温泉にもひょいひょい行かれるそうです。
なので、当然センターのお風呂も残すべきだといわれました。また、元気だったら医療費を抑えることだってできるとお話されました。これにはなるほどと思い知らされました。まぁとにもかくにも、元気が一番だと思いました。
先日、千葉県浦安市にある市立浦安老人センターを原田敏司市議と視察してきました。なかなか充実された機能となっていました。
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