今年正面に掲げられたのは、
「戦争」と「平和」を考える~世代を超えて
事物よ語れ。
小川家の戦争の記録
と、いうことでした。参加者170名。連日の暑さの中をよくぞみなさん足を運んでくださいました。呼びかけ人の1人として感謝感激です。
まずは、宇佐美ミサ子呼びかけ人代表から今年のつどいの主旨について説明と挨拶がされました。戦後70年。戦争を知らない世代が8割を超えたこと。アジア・太平洋戦争でかけがえのない多くの命を失ったこと。70年を経て風化しつつある「戦争」という歴史的事実を確かなまなざしで視、再認識すべき時、あの戦争の何を語り継ぐべきかなどと、この会がその課題に挑むことを、力強く述べられました。
加藤市長の平和への思いが込められたあたたかいご挨拶もいただきました。そして、箱根町にお住まいの小川晃司さんより、「父と戦争の履歴」ということでお話しをいただいて、青野まりさんより、「5歳・・・中国で戦争を迎えて」ということで、お話しをいただきました。
会場となった音羽ホールには小川家の130点にも及ぶ戦争にかかわる品々が展示されました。その一つひとつから戦争、あの暗い悲惨な時代の情景が伝わってくるようでしたが、お話しと合わせて、事物がまさに語ったと思いました。
青野さんのお話は終始胸が痛くなるほど、リアルに幼い子どもたちがどんなにか怖い思いをしたのかが伝わってきました。母と子だけの時に夜襲、引き揚げ船の中の真っ暗闇の世界、頭から離れません。
参加者のみなさんからも戦争体験や若い方からも平和をどうつないでいくのか、真剣なお話しをいただきました。今年もなかなか充実していました。
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