りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

令和5年度における「重度障害者医療費助制度」継続についての陳情に賛成討論

2023年02月18日 | なんたって住民福祉
 14日(火)の本会議では、タイトルにある陳情に私・田中が日本共産党を代表し、賛成討論を行いました。

 陳情項目に、小田原市令和5年度予算策定に際し、重度障害者医療費助成制度継続について、障がい児者・透析患者が負担なく医療が受けられるよう陳情申し上げます。と明記されています。従って賛成致します。

 なお本市では重度の障害がある方が医療機関で受診した場合に、保険の適用範囲内でご自分が医療機関の窓口で支払うべき医療費(一部負担金)を市が助成するものです。しかも所得制限なしとなっています。
 平成25年1月からは、精神障害者保健福祉手帳1級の交付を受けている方を対象に、通院医療費の自己負担分を助成(入院医療費及び保険診療に該当しない医療費は女性の対象外)することとしています。

 私ども日本共産党と致しましては、これらのことを高く評価しております。
ぜひ引き続きこれを堅持されますことを申し添え賛成討論を終わります。

以上が賛成討論の内容です。結果、賛成多数で本陳情は採択、可決されました。

 なお、この他に令和5年度における「透析患者の通院への助成」についての陳情にも日本共産党は賛成。この陳情も賛成多数で採択、可決されました。

日本共産党の代表質問

日本共産党の代表質問は2月27日の3番目になります。
今回私・田中が行います。連日職員との聞き取りをしていますが、質問の性格からしてどうしても質問項目が多くなります。趣旨がよくわかるようにするなど、このところそこに多くの時間が費やされています。
小田原市 | 令和5年3月定例会(会期日程・通告一覧)

代表質問は市長の施政方針に対して行われます。14日(火)の本会議において施政方針演説が行われました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小田原市議会個人情報の保護に関する条例に質疑、反対討論

2023年02月18日 | 政治の転換を
14日(火)の本会議初日。

議員提出議案の「小田原市議会個人情報の保護に関する条例」について
岩田泰明議員が質疑。横田英司議員が反対討論を行いました。

岩田議員の質疑

 質疑では、①「個人情報の権利利益を保護することを目的とする」。とあるので、本条例の基礎となる個人情報保護について考えを質しました。

再質疑では②匿名加工情報の取り扱いについて、法令に基づく場合には議会はこれを利用できるとしている。しかし法によればこれは必ずしも利用できるようにしなければならないものではない。法令の要件を満たす場合でも利用を不可とすることもできた。しかし本条例はそうなっていないということで、匿名加工情報の取り扱いについての見解を質しました。

質疑に対する答弁

 特に注目した②だが、匿名加工情報の取り扱いについては、個人情報保護委員会及び総務省との協議の結果、匿名加工情報を作出及び、第三者に提供することは想定しがたい。議会が当該情報を受け取ると可能性は否定できないとされており、本条例において取り扱いを不可とし、これに係る義務の想定を削除してしまうと、当該情報を収受する場合に適切な対応ができない為、本条例のうち、第16条では匿名加工情報の取り扱いに係る義務を定めているとの答弁でした。

横田議員の反対討論

 討論では、まず日本共産党は、議会として個人情報保護の条例を定めることについては賛成する。憲法13条で保障されるプライバシー権や自己情報コントロール権は、個人の尊厳を守るために重要であり、個人情報保護条例はそれらの権利を守るために定めなければならない。しかし、市民の個人情報を本当に守れるものになっているのか、懸念がある。

 匿名加工情報のことだが、第16条には、匿名加工情報を個人情報に係る本人を識別するために他の情報と照合してはならないとの趣旨が書かれているが、悪意の利用者は照合して元の個人情報として復元することは可能。
 匿名加工情報の適切な管理のために必要な措置を講じても、データ漏えいの可能性はある。そもそも個人情報を取得し目的以外に、利用・提供する必要はない。従って匿名加工情報の取り扱いは必要ではない。取り扱いの禁止規定こそ必要と述べ、反対討論と致しました。

 結果、本条例議案には日本共産党の3名の議員のみが反対を表明。賛成多数で可決となりました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする