りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

保育園になぜ入れないの?!その2

2009年04月13日 | どの子もかがやくように

 どうしたらどの子もみんな保育園に入ることができるのか・・・。答えは簡単で、受け皿が足りないのだから増やせばいいことだと思う。市内には公立私立あわせて31園、定員は3213名となっているが、これでは足りないということなのです。

 先の3月予算特別委員会の総括質問で、国は保育園の定員の弾力化について、5月以降は定員の125%までの入所を認め、10月以降は無制限としている。本市でもそれに沿って行っているが、制度上たとえそうできても、子どもたちや保育士には無理がかかるばかりで、根本的には受け皿の不足。保育園の新設・増設をと求めました。

 回答は、待機児童の解消策として、これまでに公立保育園の定員の拡大、認可保育園の定員を超えての弾力的な入所、3箇所を認定保育施設としてきた。

 平成21年度は小田原愛児園の定員増の予定、1園が認定保育施設に移行の予定、平成22年度には民間保育園の増築による定員増が予定。認定子ども園の可能性を研究するなどと言うことでした。

 公立保育園の定員の拡大はよいが、弾力的な入所は保育室が狭くなるばかりで、ゆとりある保育からはかけ離れて行くばかり・・・。認定保育施設は一定程度、
保育施設として充実していると認められていても施設内容、保育時間などに課題が多く残されている。

 研究する認定子ども園とは幼稚園と保育園の合体だが、教育、保育、おまけに地域の子育て支援とかでそれだけでもボリュームが大きすぎると感じる。これまでの幼稚園機能と保育園機能の果たす役割に不安を感じるが、すでにいろいろと問題点が指摘されてきていて、慎重に考えるべきだと思うのです。

 こうして見てみると民間で何とか受け皿を増やす方法はないか、課題の多い幼稚園と保育園の一体化などと。どうも公立保育園の充実を図るということでの積極的な取り組みは感じられなく、残念に思うのです。

 これまでもそうであったように公立保育園の充実は民間保育園の充実にもつながっていくもの。お互いの相乗効果がいい保育をつくっていくと確信している。公立保育園の新設・増設を計画的に考えていくべきだと思うのです。