りえ子のブログ

前小田原市議会議員田中利恵子です。
今後も子どもたち、高齢者、障がい者が大切にされる市政めざして頑張ってまいります。

大きいことはいいことか

2008年04月05日 | まちづくりパワー


 合併についての学習会に参加しました。この会の主催は西湘地域自治体問題学習・交流集会実行委員会。「地方財政のゆくえと合併問題を考える」をテーマに、①静岡大学教授の川瀬憲子氏の基調講演②市町の財政状況③公立病院と地域医療③社会保障問題と地域ということで講演から報告まで中身は濃く、とっても聞き応えがあって勉強になりました。

 なぜ合併がこれほどまでに騒がれるようになったのか、一体誰が何のために合併を推奨しているのか、そもそも合併とは何なのか、平成の大合併とか何とか言っているけど何が平成の大合併なのか、疑問はたっぷり。

 合併推進論に「住民の利便性の向上」「サービスの高度化・多様化」「行財政運営の効率化と基盤強化」などがいわれている。ここだけ捉えればそうなるならばその方がいいという声が多くありそうだ。でも本当にそうなるといえるのだろうか??

 全国では平成11年3月末までに3,232あった市町村は平成19年10月1日には1,800にまで減少した。(えぇー!!という数字だ)神奈川県は2007年10月に「市町村合併推進構想」を発表、そのなかで「県西圏域の2市8町が最も合併が期待できるとされた。平成19年2月に県西地域合併検討会が設立とあいなったのです。

 さて検討会ではこの1年間いろいろと検討されてきたことになる。どんなことがどんな風に検討されてきたのだろうか?また今後住民にはどのように投げかけられてくるのか、そこが肝心。
 この間終わったばかりの市議会定例会では合併については平成22年3月31日まで有効とされる「合併新法」に基づく特例措置を視野に入れたような議論にまで発展してきている。
 とにかくよーく考えて議論を重ねていくことの大切さを感じた。合併するもしないも主人公は住民。つまり市民の意向を汲みつくさなければ何事も始まらない話だと思う。

 「大きいことはいいことか」誰かがこう言っていた。わが市、町、村がどんどん合併されていくけどそんなに大きくばかりして本当にいいの?この一言が印象的です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする