川口保 のブログ

1市民として市政を眺めつつ、社会のいろいろな出来事を取り上げています。

松阪市の交通事故死亡者数ワースト1の非常事態

2014-12-10 23:42:51 | 日記
 松阪市の交通死亡事故が多発しており、交通事故死者数が11月末現在で13人(前年比+3人)となっている。このため松阪市では12月1日から31日までの1ヶ月間「交通死亡事故多発非常事態宣言」を発令した。人口10万人以上の都市における交通事故死者数で松阪市は毎年多く、過去10年間でもワースト1が2回、ワースト10入りが6回となっている。今年も10月末の全国10万人以上の都市269市中ワースト1となっている。

 松阪市ではこれまでも交通事故防止・交通死亡事故防止に向けた取り組みが一生懸命に行われており、現在も①交通死亡事故0対策事業、②交通死亡事故ワースト緊急対策事業、③トマトーズ交通安全強化事業などが行われている。トマトーズでは今年だけでも264回、21119人を対象として行われている。
 
 同じ人口10万人以上の都市としても市域面積の少ない都市は交通事故が少ないだろう。松阪市の面積623㎢に対して、東京都の多摩市(面積21㎢)、日野市(27㎢)、府中市(29㎢)、立川市(24㎢)と、松阪市の20分の1や30分の1の面積である。また松阪市には国道23号、国道166号、国道42号、県道37号と4本の主要道路が通っており、事故の起きる可能性は高く、人口規模だけでは比較できないだろう。

 しかし松阪市内において今年だけでも13人の人が亡くなっているのは、厳然たる事実である。そして亡くなった人の周りでは、家族を始め多くの人々の悲しみがあるだろう。
 現在行われている交通事故防止事業の多くはソフト事業である。私は以前に交通事故防止をハード面、道路の改修などで取り組んではどうかというテーマで一般質問をしたことがある。ハード面とソフト面、いろいろな角度から取り組んでいく必要があるだろう。
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