フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

格言?

2014-12-11 22:45:38 | Weblog
我々が会話をする際によく格言もどきの言葉を使って話をすることがあります。「親孝行したい時には親はなし」だから今から親孝行を、と言った具合ですね。親といえばこんな言葉もあります。「親の意見と茄子の花は千に一つの無駄もない」茄子は咲けば必ず実を結ぶからですね。自殺を思いとどませる言葉「死んで花実が咲くものか」。私のおやじから何度もくどいほど聞かされた「実るほど頭を垂れる稲穂かな」良い言葉ですよね。
こうして使われる言葉はずいぶん昔から伝わっている言葉ばかりです。昭和の時代に生まれた名言はほとんどないと思うのですがね。確かに流行語大賞が毎年決められてはいますが、結局は昨年は何だったっけというほどのまさに一過性の言葉というより単語ですから、名言ではありませんね。俳句にしても同じことが言えるのではないでしょうか?季節を代表する俳句が現代ではポピュラーになっていません。こうしたことは寂しいです。マスコミがこれだけ発達しているのですから、もっと現代の傑作を広めて欲しいですね。

オリンピック

2014-12-10 23:01:02 | Weblog
2020年の東京五輪にまつわる話題の中で、東京大会で復活する話題がありました。野球ソフトボールが東京大会だけかもしれませんが、復活する可能性があるようです。日本は野球といえば相撲に匹敵するような国技とも言えるくらい人気スポーツですから、嬉しいニュースでした。
今の日本はひたむきさやハングリー精神が失われたと言われ、将来に夢や希望を描けないと嘆く声も多くなっていますが、五輪種目から外れてしまうと徐々に選手も少なくなり、観客も少なくなることがあります。ソフトボールはそうした状況に陥っていたようです。それだけに朗報でもありますし、選手達も大きな目標が出来て張り切り方が違ってくるでしょう。
明日スウェーデンでノーベル賞の授賞式が行われるニュースも数多く報道されていますが、こうした注目度が上がることの最大のメリットが子供達の目標になることです。将来の科学者の出発点になるわけです。未来を提供することも現代を生きるものの責任でもありますね。

おやじ

2014-12-09 22:21:22 | Weblog
演歌の世界での父親の表現は圧倒的に「おやじ」が多いですね。発売になったばかりの西方裕之の新曲も「おやじのたそがれ」です。
今日は私のおやじの命日なんです。昭和46年の今日でしたから、もうずいぶん前になります。まさにおやじと呼ぶに相応しい父親でした。私が4才ころ戦地から戻って来ました。その後は慣れない商売をしながら私を育ててくれたわけです。その間、厳しさは半端ではなかったんですが、それでも私に対する温かさはいつも伝わってきましたから、やはりおやじでしたね。ただ、体験からか戦地や戦争の話は全くしませんでした。抑留生活のことも含めて何も話しませんでした。それでもオリンピックの中継が始まると日本選手の活躍を応援する姿は、とにかく一生懸命でしたね。子供のころの記憶ですが、まだまだテレビがほとんどの家庭になかったころは、タンスの上におかれたラジオが唯一の情報源、海外からの中継は雑音の多いこと。それでも耳をくっ付けるように聞いて結果に一喜一憂していたのが思い出されます。そんなおやじに合掌!

英語で演歌

2014-12-08 22:59:04 | Weblog
歌手の西田あいさんが英語教室を開いたというニュースがありました。何度かインタビューさせて頂きましたが、英語が得意だという話題をしたことがありませんでした。むしろ彼女は鹿児島県の姶良出身で日本語のイントネーションが独特で「西田さんの日本語で船酔いしてしまう(笑)」と冷やかしたことがあるくらいです。英語教室を開くにあたって将来は英語の演歌を歌ってみたいと話していますが、大賛成ですね。最近は英語で落語を演じる落語家さんもいますから、英語で演歌は良いですね。
今、音楽界は2020年の東京オリンピックに向けて、数多く訪れる外国人に対する音楽の対応を考えているとのこと。演歌歌謡曲も大いに売り込まなくてはなりません。チャンスととらえてもいいですね。その対策として英語演歌も一つの方策かもしれませんよ。そういえば数日前の東海ラジオの生放送「松原敬生の日曜も歌謡曲」で演歌を世界歴史文化遺産に登録されるよう頑張ろうとホラッぽい話をしてしまいましたが、英語演歌が定着すれば、夢でなくなるかも。「あの、こぶしが素晴らしい」ってね(笑)。

記憶

2014-12-07 23:21:52 | Weblog
またまた年令の話で恐縮ですが、年を経るごとに減るものは記憶力ですね。特に顔は思い出しても名前が思い出せないのは日常茶飯事です。やはり最も早く衰えるのが記憶力というのは正しいですね。少しでも衰えをカバーするためには、必ず自分で思い出す努力をすることです。
ところで先日、友人が大変喜んで話してくれたことがありますが、そのエピソードをご紹介しましょう。友人は感激して話してくれました。かつて名経営者と久しぶりに会った時に「本当に私の昔の事までよく覚えてくれていてとても嬉しかった」というのです。しかし皮肉な見方をすれば、彼は昔の事だから覚えていたのではないでしょうか?その時に最近の話に花が咲いた後ならば良いのですがね(笑)。ひょっとして明日その人に会って、その時のことを覚えてくれていれば、まだまだ大丈夫ですね。
記憶力、特に名前と顔が一致しなくなったことを治す為に似顔絵教室に通った人がいましたが、顔の特徴を覚えることから記憶力がよみがえったそうです。私も顔の特徴を覚えますか。

気、血、水

2014-12-06 23:50:00 | Weblog
寒くなりました。貴方は縮こまっていませんか。今日は健康談義をしましょう。懐かしい同世代の仲間と会った時の会話は、「医者」「病気」「薬」の話がどうしても多くなります。よく聞く言葉として『○○の為にこう言うサプリメントを飲んでいる』があります。それも一つの方法でしょうが、健康体イコール気血水の流れが過不足なく流れるに尽きるようです。
気が充実していないと身体が丈夫でも精神が萎えたように見えます。見た目から元気が無さそうで、周りから「どうしたの?」と声をかけられ余計に滅入ってしまいます。つぎの血は特に大切です。血液が体内をまんべんなく循環することが悪い病気を退けます。肩こり、頭痛、などは血の流れが滞ると起きますよね。そして水は、水が体内に足りなくなったら皮膚がカサカサなって枯れてしまいます。人から年齢より老けてみられる傾向にある人はおそらく体内の水分が不足していると思いますよ。
こうしてみると健康法の第一は気、血、水の充実ではないでしょうか?

一、三、五の壁

2014-12-05 23:44:16 | Weblog
企業には成長の壁があります。それが一、三、五の壁と言われています。年商一億、三億、五億、十億、三十億、五十億、百億とそれぞれ壁に突き当たるそうです。一つ一つ壁を破って年商が増えていくのです。一足とびには増えません。
ところで私は今、迷っています。年末ジャンボ宝くじを購入するかどうかをです。12月19日が期限ですね。壁の話を最初に持ち出したのは、宝くじにも一、三、五の壁があるかどうかと思ったからです。今回は七の壁が増えたわけです。私のジャンボ宝くじ購入歴は長いのですが、全く壁など乗り越えるどころか、壁に足を掛けることも出来ない悲惨な結果が続いています。ですから、一の壁どころかということで、今回は迷っているのです。よく言われる言葉に「宝くじは買わないと当たらない」ですから、最初の壁は買うこととわかっていても迷うんですよ。気をとりなおすとしたら、いきなり七の壁を越えることがひょっとして出来るかもと思うと足がチャンスセンターに向くかもしれませんね。

貴方は縦書き?

2014-12-04 22:12:39 | Weblog
年賀状製作に余念がないこのごろでしょう。もう年賀状構想は決まりそうですか。その年賀状貴方は縦書きですか?横書きですか?かつてそのデータを調べたら、10代から30代までくらいは圧倒的な横書き世代でした。ところが40代以降は今度は縦書き世代になります。おそらく今もそう変わっていないでしょう。いや、縦書きは50代以上になっているかもしれませんね。もちろん私などは縦書き派ですが(笑)。
男女の比率で調べて見ると、今度は女性がこれまた圧倒的に横書き派なんですよね。となると男性の頭は古いという結論になるのでしょうか。きっと年々さいさい縦書き派が増えていきますね。
これと同じような流れになっているものがあります。わかりますか?そうです。名刺です。頂く名刺のほとんどが横書きになっています。中には縦なのに、名前は横書きになっている名刺もあります。何もかも横書きになりつつありますが、さすがに立候補者のたすきには縦書きで名前が書いてあります。横並びの風潮が強い日本、せめて議員さんの主張はしっかりと己の意見で願いたいですね。

大人?

2014-12-03 23:46:17 | Weblog
師走の3日目、寒さとともに慌ただしさも少しずつ感じるようになりました。
伊集院静さんの次のような言葉に出会いました。『大人って何だ?大人とは一人できちんと歩き、自分と自分以外の人にちゃんと目をむけいつでも他人に手を差しのべられる力と愛情を持った人だ』なるほどと思えるこの言葉を噛み締めると、ひょっとして現代は大人が消えたのではないかと思えます。というのは、慌ただしい師走というのに目の前の機械(?)に振り回されて回りに目を向けられていないことが余りにも多いからです。満員の地下鉄の中、小さな機械とニラメッコしている人ばかり。よくまあ、ここまで普及したものだと驚く以上に乗客のほとんどが機械と向き合っていることのほうが驚異です。これでは回りに気を配ることも出来ませんから、大人ではなくなるんです。
おそらく個人個人の資質はそう昔と変わっていないでしょうから、愛情は一杯持っているんですが、あの機械を手にすると変わるんでしょう。あの機械がなかった頃の師走はまわりを見ながら慌ただしかったんですかね。

うどん

2014-12-02 19:56:35 | Weblog
この月の中旬に香川県の高松市で全国16府県の22種のうどんが参加するイベントがあります。もちろん名古屋のきしめんも参加します。このイベントのタイトルが「全国年明けうどん大会2014inさぬき」とあるように、年末の食文化になっている年越しそばに対向して、年明けはうどんを定着させようとするイベントのようです。かつて季節の食文化として定着したバレンタインデーのチョコや節分の恵方巻きのように広めたい思惑のイベントなんです。
正月といえばおせちですが、正月毎日おせちになると飽きることもありますから、その隙を狙うアイディアでしょうか。正月らしく、うどんの中にニンジンや梅干しなどの赤いものを入れ、うどんの白とで紅白にします。そうなれば、年明けうどんは縁起物としても、存在感を増しますね。
さぬきといえば平賀源内の出身地ですが、平賀源内は土用のウナギを広めた人として有名です。この平賀源内にあやかって、年明けうどんが「二匹目のドジョウ」になるか注目です。ここに味噌煮込みうどんが加われば芯のある大人になれるというキャッチフレーズもつきそうですが。