フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

ボランティア

2014-12-30 23:37:18 | Weblog
今年も御嶽山の噴火など日本は自然災害の多い年でした。そんな中で、ボランティアの活動は災害に遇われた人はもちろんですが、そうしたニュースを見たり聞いたりする人にとっても本当に救われることでした。
災害の現地に出掛けるのは誰かに強制されたわけでもなく、望まれたわけでもないのですが、沢山のボランティアの人達が集まります。それは結局人間らしさを求める営みなのでしょう。ボランティアに参加することで仲間ができる、また、生きている喜びも味わえますね。世の中のしがらみの壁から脱出して無償の行為に専念することで新しい自分に出会えた喜びなのでしょう。何事もなくたんたんと人生を歩んでいるときには決して味わうことのできない喜びです。言葉を変えて言うならば、日本人の持つ誇れる資質を表に出して行動するのです。
ただそうしたボランティアの誇るべき行動と日常の人々の行動とのギャップが余りに大きいのは何故でしょう。別々の人なのか、人間の二面性なのでしょうか。解答が出ることではないのでしょうか。