フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

末は博士か大臣か

2014-12-25 23:35:24 | Weblog
第3次安倍内閣がスタートしました。今回は大臣の入れ替えは少なかったので、大臣待望組はちょっと残念だった組閣かもしれませんね(笑)。しかし世間では「末は博士か大臣か」と昔言われたような夢を語る人達、特に子供は少ないでしょうね。
この言葉がよく使われた頃は、前途有望という意味合いがありました。それに希少価値とも意味しました。しかし今や元大臣という肩書の人達はゴロゴロいます。また博士にしても仕事を待つ博士もいるくらいですから、子供達の夢の中に入ってこないのは当然かもしれませんよ。ただ今年は「理系女」という言葉が流行ったりノーベル賞で注目されたりで博士の方はそれなりに株が上がったかと思いますがね。
ところが大臣の方はなった途端に辞めさせられたり、と憧れに水をさすようなことも多々ありましたから、夢にも出て来ないかもね。もちろん、議員さん達の中では毛頭こんな考えは無く、大臣の椅子を虎視眈々と狙っているでしょう。まあ、今年を象徴して言うならば、「末は博士か大尽か」でしょうね。