フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

言葉遊び

2014-12-21 22:22:57 | Weblog
今日は12月21日ですから、1221は上から読んでも下から読んでも同じ回文の日と言っても良いですね。
回文は平安時代から続く言葉遊びです。子供のころはせいぜい、「新聞紙」とか「竹やぶ焼けた」「きつつき」などが定番で遊んでいたものです。アナウンサーの仕事になって、知ったのはこんな回文です。「肉の多い大之国」この大之国は横綱でしたね。なかなかの出来です。しかし今取り上げたのは比較的短い回文ですが、回文を楽しむ人達の作品には、物凄く長い回文があります。あれはどうやって作るのでしょうか。
もう一つ、川柳というのか、江戸時代の「落首」も楽しいです。「落首」は名前を隠して政治を風刺したものですね。「蒸気船たった四杯で夜もねむれず」とありますが、これも政治を匿名で風刺したからおもしろいです。最近はこの「落首」は無く、川柳で皮肉るぐらいでしょう。ただ、川柳は夫婦ものが圧倒的に多く、抑圧?された側の亭主の嘆きが主流です。
正月休み、回文や川柳、それに落首で遊んでみるのも楽しいかもしれませんよ。