フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

花見

2013-03-28 22:58:50 | Weblog
花見のシーズンです。日本人が桜を愛でる習慣が庶民にまで拡がったのは、世に醍醐の花見と言れる1598年に豊臣秀吉によって行われた京都の醍醐寺の花見以降とされています。実際にはその4年前、奈良は吉野でやはり、秀吉によって大花見大会が1594年に行われています。
さて歴史上の人物の人気は年によって大きく変化します。我々の子供の頃は、太閤さん、太閤さんといって秀吉が持て囃されました。その後、信長であったり、家康であったりと時代によって変化してきました。その要因としてはテレビの大河ドラマの影響もあるかも知れませんね。徳川の数多い将軍の中では、やはりテレビドラマの影響で8代将軍の吉宗が人気No.1でしょう。桜と吉宗といえば飛鳥山の桜が有名です。ここは、吉宗が江戸っ子のために植樹したのがルーツと言われています。650本のソメイヨシノやサトザクラが咲き誇っているとか。歴史が桜によって受け継がれているわけですね。
さきほどの人気となりますとやはりドラマに取り上げられるほどの実績があるからドラマになり、人気が上がるわけです。何かを為す、これが必要なんですね。