フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

テレビの常識?

2013-03-17 19:36:55 | Weblog
野球のWBCで準決勝の相手が決まりました。このニュースを伝えるのにアナウンサーが『日本の相手は、プエルトリコかドミニカ共和国のどちらでしょう。』という表現方法を使います。これってどうなんでしょうか。最近は昼間のゲームを伝える夜の番組でさえ、さあどっちが勝利を得たのでしょうとアナウンサーがコメントします。これだけの情報の網が張り巡らせているのに、今更という気がします。プロ野球ファンはひいきのチームが勝ったからこそその番組を見ることが多いのにと思います。時代が変わりました。そろそろこうした手法を変えてもいいでしょう。
かつて新聞、ラジオ、テレビしかなかった時代では良かったかも知れませんが、これだけ情報過多の時代では、視聴者の方が早くニュースを手に入れていることも多いのです。ですからアナウンサーも『日本の準決勝の相手はプエルトリコに決まりました』と伝えた方がいいでしょう。
この様に、どの世界でも自分達はプロだからとあぐらをかいてしまって常識がずれてしまうことがあります。足元をしっかりと見つめることが必要ですね。