フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

食文化

2013-03-06 18:51:41 | Weblog
世界には多くの国があり、それと同時にそれぞれの食文化があります。お互いにそれを認め合うことこそグローバルな考え方なのですが、なかなかうまくいきません。鯨に対する思いも一緒でシーシェパードの日本の調査捕鯨船に対する妨害も食文化の違いが大きいのでしょう。
フランスではパリの郊外にある「アフリカ系」の食堂でのメニューの茹でた毛虫が衛星指導員の手で廃棄処分になったそうです。およそ136キロあったそうです。この毛虫はアフリカでは一般的なタンパク源なんですが、最近の牛肉加工食品に馬肉が入っていることがあり、消費者が不安を抱いている背景から廃棄処分になったということです。移民の多いフランスならではの話ですが、これなども食文化の違いを如実に表している処分でしょう。
お酒がダメな国、豚肉がダメな国などが確かにあり、その国を訪れる時には郷にいれば郷に従うの精神が必要ですが、その国で当然ならば、お互いに認めなければいけません。
毛虫で思いだしましたが、「へぼ」ってわかりますか。蜂の子なんですが、これを味わう文化もあります。フランス当局はどういうでしょうかね。