フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

チリも積もれば

2013-03-03 23:09:58 | Weblog
毎日、毎日の積み重ねが大きな数字になることを日本では「塵も積もれば」と表現しますが、アメリカではどうでしょうか。
ペンシルベニア州の子供病院で靴磨きをしている男性が客から受け取ったチップを32年にわたって病院に寄附し続けました。その金額が20万ドル、日本円でおよそ1800万円を超えたそうです。靴磨き代は5ドルですが、ほとんどのお客さんが6ドルから7ドル払ってくれたのでその1ドルから2ドルを寄附してきたのです。そのお金は親が医療費を負担する余裕がない子供の治療に充てられているそうです。これで思うのは、毎日の積み重ねがひいては大きな力になるということですね。
ある人はいいます。一流とそうでないものを分ける線がある。それは負けるという恐怖心への向き合い方で、いつか負けるかも知れないと陰で毎日練習をするのです。向き合い方を知らないものほど、酒やギャンブルに逃げてしまいます。
昔から「こつこつ」とよく言いますが、歩みは遅くともこつこつと毎日を積み重ねることで頂上まで登りきることが出来るのです。こんな諺もありま
した。「一円を笑うものは一円に泣く」。