フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

三度

2013-03-19 15:18:24 | Weblog
「二度あることは三度あり」とよく言ったものですが、WBCの三連覇はなりませんでした。侍の皆さん、ご苦労様でした。
格言とは面白いものでどっちに転んでも格言はあるようです。「三匹目の泥鰌」という言葉がありますが、三匹目がいれば、もう当たり前と解釈しても良いくらいに難しいことだと表現しています。日本人は優しくて「仏の顔も三度まで」のように、三回目までは気長に許してくれます。しかし四回、五回ともなると当然許してくれません。そこから「四の五の言うな」となって来ます。ですから3という数字は区切りと言って良い数字なんです。「石の上にも三年」「三度目の正直」「三人寄れば文殊の知恵」などは三という数字の意味がよく出ています。
日本でも三という数字は聖数と言われています。三大〇〇というのも三という数字が持っている縁起のよさと安定性から来ているのではないでしょうか。縁起が良いといえば神前結婚式での「三三九度」の儀式がその最たるものでしょう。天地人を表すめでたい数字です。
今回のWBCで最も活躍したのが井端選手ですが、私は背番号を「3」にしたことがよかったと思っています(笑)。