フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

土佐の高知

2013-03-08 17:34:50 | Weblog
最近凝っている時代小説に土佐は高知の侍の酒の飲み方などが記載されていました。それは「大きな酒器でぐいぐい飲み、酔い潰れるまで飲むのをよしとする」というものです。そうした伝統の一貫でしょうかね。いま高知市の中心部で行われているイベントはお酒に関するイベントです。このイベントは「おきゃく」というもので「おきゃく」は土佐弁で宴会を意味するものだそうです。その中身は家族や友人に限らず、隣り合わせた人とも酒を酌み交わし親交を深めるイベントです。その一つ「土佐のおきゃく列車」は貸し切り列車を宴会場に見立てて、JRの土讃線の高知駅と佐川駅を往復する間にお座敷遊びをしたり音楽祭、それにトークショーも開かれるのです。
土佐のいごっそうという言葉があります。「酒豪」「頑固者」「快男子」などを意味する言葉ですが、おきゃく列車に乗り合わせた隣の人が酒豪であると大変かも知れませんね。
そうそう10日までの期間中にはよさこい踊りもあり、合わせて40ものイベントが繰り広げられますから、おきゃくになって出かけるのもいいかも知れませんよ。