天体ショー

日本の広範囲で観測出来る金環日食は932年ぶりという天体ショーが名古屋でも観測できました。始まるほんの直前まで雲に覆われていましたが、奇跡的に金環を見る事が出来てうれしかったですね。日本の次の金環日食は2030年に北海道でしか見ることができませんから、今回は素晴らしい結果でした。
932年ぶりといえば平安時代以来ということですから、平安の雅な雰囲気さえ味わうことが出来たような気がします。平安時代の人達は何故こうなるか理解出来ていなかったでしょうから、雅どころではなかったでしょうね（笑）。
この天体ショーの魅力はなんでしょうね。私はこの天体ショーを味わっていて宇宙の広さを実感しながら、むしろ自分の小ささを思い知らされます。しかしそれがいいですね。大きな自然に包まれているということで癒されるのですから。人間の力ではどうにもならないことがあるとはっきり理解させられるわけですね。
例えば皆既日食と異なって今回の金環日食は周囲が暗くなることはありませんでした。これなど神秘な現象です。こうしたことなどは我々の力ではどうにもならないことです。改めて自然にたいする畏敬の念を持ちたいですね。