フリーアナウンサー 松原敬生の『今日のエッセイ』

思っている事、感じている事などを自由に綴ります。

早く過ぎますねぇ。

2012-05-11 19:57:13 | Weblog
今日はもう週末。私と同じ位の年齢の知人と行き会った際には、やはり「一年が早く過ぎますねぇ」となります。
若い頃と違って毎日が早く過ぎると感じるのは、10才の時過ぎ方は、分母が10の10の1のスピード、60才の人はスピードが1/60になるからだと答えています。それを詳しくまとめると、歳をとると新陳代謝が弱まり体内時計がゆっくり回る為、相対的に周囲の時間を早く感じるのです。もちろん経験もありますね。初めての道は往きより帰りが短く感じます。往きの経験でルートと距離が判っているからです。それと同じでドキドキと初体験が多い若者より、擦れた中年の方が時間を短く感じるのです。
非日常的な体験が多ければ一年はより長く感じます。例えば去年と全く同じ日々を送れば一年は短いでしょう。これを人生体験累積説というのです。日記を付けている人ならば経験したことがあると思いますが、日記帳が空白ばかりだとその年は非常に短く感じたことでしょう。先々のスケジュールを入れておくと寿命も延びるともいいますし、スケジュール帳が埋まる努力が一年の長さをゆっくりとしたものに変えてくれるでしょうね。