再びチリの旅を続けよう。
サンチアゴはチリ共和国の首都で、国土の中央部に位置する。アンデスの山々に囲まれた盆地で、標高520m、約600万の人々が暮らす。市街地を遠望すると、アンデスの山を背景に霞んで見える。スモッグと砂埃が原因だが、雨が降れば青く澄み街路樹は生き返る。また、バスで海岸の観光地ビーニャデマルや世界遺産の町バルパライソまで脚を伸ばせば、休日を楽しめる。
街は、歴史的な建造物や生活感のあふれる旧市街地と、南東部に開けた新市街地に分かれる。旧市街地は、アルマス広場を中心に大聖堂(カテドラル)や国立歴史博物館、モネダ宮殿や旧国会議事堂など歴史を感じさせる建物が多い。深田祐介著「革命商人」を読み、映画「サンチアゴに雨が降る」を見てから旧市街地を歩めば、印象はまた一つ違う。
アルマス広場から歩いて直ぐのところに中央市場があり、魚貝類や食材が豊富に揃っている。食堂もいくつかあり、食を楽しむことも出来る。旧市街地では歴史探訪のかたわら、歩行者天国通りの商店街、アーケード、混雑する食堂に立ち寄るのも楽しい。
新市街地のプロビデンシア地区、ラス・コンデス地区には、オフィス、ホテル、ショッピングセンターが立ち並び、洒落たレストランもある。
サンチアゴは旅の中継点でもある。パタゴニアから最初にサンチアゴを訪れたときは旧市街地サンフランシスコ教会の傍のホテル、プラザ・サン・フランシスコに泊まったが、その後のイースター島旅行、アリカ旅行、メキシコ旅行で立ち寄った時は新市街地に宿を取った。新市街地は、高級ホテルもあるが、比較的安価で小綺麗なホテルを見つけることが出来る。市内の移動には路線バスがあるが、旅人にとって地下鉄が利用しやすい。
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