豆の育種のマメな話

◇北海道と南米大陸に夢を描いた育種家の落穂ひろい「豆の話」
◇伊豆だより ◇恵庭散歩 ◇さすらい考
 

縄文時代の気候変動危機(北大道新アカデミー2022前期)

2022-04-13 11:06:43 | 講演会、学成り難し・・・

国木田大「縄文時代の気候変動危機を考える」を聴講

北大道新アカデミー2022年度前期講座(道新文化センター)の文系講座は「人間は危機にどう対応してきたか」を共通テーマに計8回の講義が計画されている。テーマ設定の意図について事務局は「新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、私たちは大きな岐路に立たされています。人類がどのように危機を克服したのか、さまざまな歴史のシーンから探っていきます」と述べている。時宜にかなった企画である。第一回、第二回を聴講した。

講師の北大准教授国木田大氏(考古学研究室)は、放射線炭素年代測定、炭素・窒素同位体分析、フィールド調査を武器に活躍する先史文化研究者。縄文土器の付着物「お焦げ」から食性の変遷を調べた業績などで知られる。

 

◆国木田大「縄文時代の気候変動危機を考える1、前半の激動期への環境適応」

2022年4月9日

  • 感染症と考古学:縄文時代入江貝塚の筋萎縮症異常肢骨、弥生時代青谷上寺地遺跡の結核罹病カリエス人骨、奈良時代疫病大流行などの事例をあげ、文字がない時代の考古学の意義に触れ、縄文時代後期の人口激減は疫病なのか、気候・環境変動なのか、と問い掛けた。
  • 縄文時代の年代をめぐる議論及び年代推定法を紹介し、縄文時代の始まりは気候の激変期で約1,500年前頃から気温が急激上昇し縄文前期は温暖だったが、13,000~11,500年前に急激な寒冷化が起きている。
  • 酸素同位体比、植生変化、地形変化から推定法について具体的事例で解説し、縄文時代後期の中部地方人口激減は寒冷化の時期と一致するがその因果関係は何なのか? と問い掛ける。

そして、土器の発明は気候変動に伴う新たな資源開発のためであり、しかも各地域で同時多発的に発生した環境適応戦略だったのではないかと推論した。さらに、石刃鏃文化や暁式土器の調査から、北海道と大陸・サハリンとの関係を鑑みると寒冷化に伴う集団の南下拡散があったと推定した。気候変動をきっかけにして人と社会に動揺があったのは確かだろう。

専門的な要素が多く難解な部分も多かったが、多くの新しい知見が得られ有意義なひと時だった。

言うまでもなく、人口の増減、社会・部族(文化)の盛衰は気象要因だけでなく多様な要因が関係してくる。疫病や災害然り。その他にも人口増による食糧難から部族間の紛争や環境破壊が起こり、社会・文化が消滅した事例は枚挙に暇がない。イースター島やインカ文明の消滅もその一つ。次回は何を語るか、期待したい。

言うまでもなく、人口の増減、社会・部族(文化)の盛衰/衰退は気象要因だけでなく多様な要因が関係してくる。疫病や災害然り。その他にも人口増による食糧難から部族間の紛争や環境破壊が起こり、社会・文化が消滅した事例は枚挙に暇がない。イースター島やインカ文明の消滅もその一つ。次回は何を語るか? 期待したい。

◆国木田大「縄文時代の気候変動危機を考える2、後半の寒冷期への環境適応」

2022年4月30日

  • 縄文時代前半期(早期・前記)の温暖化でクリ栽培や豊富な資源活用が可能になり、三内円山遺跡のような繁栄した集落が形成された。三内円山遺跡では、クリやクルミなど多種類の種子が利用されていたがクリ栽培があったと推定される。他にも、ニワトコ、ムササビ、ノウサギ、サメ、ブリ、鳥、サケ・マスなどを利用していた。
  • 縄文時代中期以降の寒冷化は何をもたらしたのか? 

寒冷化に伴い海水準が低下するが、クリに代わって低地・湿潤な場所に適するトチノキの利用が増えて来る。トチノキの実はアク抜きしないと食用に適さないが、水に晒す、火にかけ木灰を使うなど水場の形成などが確認できる。

  • 寒冷化に伴い三内円山遺跡など大規模・拠点集落は消滅し、小集落に分割し周辺に散在するようになる。分散した人々が共同墓地の運営・祖先祭祀を行う場として環状列石を構築したのではないかと推察される。

講師は、講義を以下のように集約した。

  • 縄文時代前半期は温暖期であり、気候の安定化が、三内円山遺跡などの大規模集落・長期継続の拠点集落を生み出した。
  • 縄文時代後半期、特に中期後半と晩期前半は寒冷期であり、三内円山タイプの拠点集落は維持できず分散する。
  • 縄文時代後期前半には環状列石が登場し、分散した集団の拠りどころとして記念物が構築され、同族の結合を再確認する場として機能した可能性が考えられる。
  • ただし、寒冷化の影響はあまりなかったとする説もある(阿部芳郎2017など)。
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恵庭市長寿大学「卒業・修了記念誌(大学第19回生、大学院第17回生)」

2020-05-14 10:38:25 | 講演会、学成り難し・・・

新型コロナウイルスで卒業・修了式は中止

恵庭市教育委員会が所管する「恵庭市長寿大学」は、毎年多くの卒業生、大学院修了生を輩出しています。令和元年度の卒業生は38名、修了生は38名でしたが、新型コロナウイルスの影響で3月15日の卒業・修了式は中止になり、再度5月13日に設定した証書手交日も中止の止む無きに至りました。
学生自治会では毎年、卒業・修了記念誌を発刊していますが、今年度も111ページの立派な冊子が出来上がりました(発行:恵庭市長寿大学学生自治会、発行日:令和2年3月15日)。上記の事情で、修了証書と記念誌は郵送されることになりましたが、記念誌には卒業生・修了生全員が思い出などを寄稿しています。
その中から、一人の修了生の文章を引用します。

◇70代長寿大学で学ぶ
73歳で長寿大学に入学してから6年。講義や行事は皆勤に努め、他機関科目もかなりの数を消化した。入学当初は「こんなものか」と軽い失望感を味わったが、続けて行くと学ぶことは多く、老いての学習は新鮮であった。何よりも講師の先生方の熱意が嬉しく、学友の元気な姿が励みになった。取得単位を数えてみると388単位に達する。
1年の時、偶然と成り行きで学年幹事を仰せ付かった。断ることが下手なので、その後もずるずると役員を続ける羽目になり、皆さんには大変迷惑をかけてしまったと後悔している。最初の頃は名前を呼び間違えることも多かったが、寛容な皆さんは笑って見過ごしてくれた。不愉快な思いをされたことだろうと心が痛む。
一方、学生生活では、「皆で楽しもう」精神(遊び好き)の仲間と一緒に過ごせて幸せだった。個々の多様性を尊重しながら、何事にも全員が協力して取り組む活力ある学年、向上心あふれる集団の一員であったことを嬉しく思う。また、自治会の仕事も皆さんのご支援を得て何とか務めることが出来た。心より感謝申し上げる。
長寿大学の講義がきっかけで市内の記念碑や彫像を訪ね、在学中に「私の恵庭散歩」三部作を取りまとめることが出来たことも嬉しい。この冊子のお陰で、情報誌「ちゃんと」への寄稿や、全国各地の同好者から問い合わせを受けるなど社会の繋がりが広がった。顧みれば、70代の大半を長寿大学生活優先で過ごしたと言えようか。私の履歴書(自叙伝)には「70代、長寿大学で学ぶ」と記そう。
大学院修了を間近に控え、周辺からは「研究生制度や専攻科があれば良いのに」と、学習継続を望む声が聞こえる。人生、何歳になっても勉強だよね。遊び心を大事にしながら、さあ、新たな挑戦を始めよう。

参照:恵庭市長寿大学学生自治会「卒業・修了記念誌」2020.3.15

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幻の修了生謝辞(恵庭市長寿大学大学院修了式 / 中止)

2020-03-22 09:47:27 | 講演会、学成り難し・・・

消えた修了式と幻の謝辞

修了式はなかったけど、修了生一同この文章を共有した

令和2年3月15日に予定されていた恵庭市長寿大学卒業式・大学院修了式は、新型コロナウイルスの拡大により残念ながら中止となりました。修了生謝辞を述べるようにと言われて準備していたのが以下の文章です。いわば、「消えた修了式の幻の謝辞」。本文が仮想修了式の一コマとして、修了生の皆さんの思い出づくりの一助になれば幸いです。

写真は修了式後の祝賀会(令和元年度)

修了生 謝辞
本日ここに、私たち38名は、恵庭市長寿大学大学院の第十七回生として修了式を迎えることが出来ました。
これも偏に、ご指導賜りました講師の先生方、お世話いただいた大学事務局並びに関係機関の皆様、学園生活の活性化に御尽力頂いた学生自治会の皆様のお陰であります。心から御礼申し上げます。
思い起こせば6年前、平成26年5月8日が私たちの長寿大学入学式でした。当時の平均年齢が70.1歳、63歳から79歳までの幅広い年齢の同級生63名でしたが、誰もが初々しく、新たな挑戦へ胸を躍らせ、緊張感あふれる入学式だったことを思い出します。
あれから6年間、私たちは年齢を重ねながらも、お互いに声を掛け合い、大学・大学院と充実した時間を過ごすことが出来ました。多くの講座を受講する中で、「老いての学びは新鮮で喜びに通じること」を知りました。「学びや行動に年齢は関係ないこと」、そして何よりも「新たな挑戦の心、継続が大事であること」を学びました。「多くの仲間と一緒に学ぶ幸せ」を知りました。
私たちは、それぞれが多様な人生経験を有する個性あふれる集団でしたが、学年行事を重ねる度に連帯の心、仲間の絆が強まるのを感じました。
春の「桜だよ!歩こう会」は恒例の行事でした。ある年は、恵み野中央公園から開拓記念公園を歩き、野外彫刻を鑑賞し、郷土資料館では恵庭開拓の歴史を偲びました。黄金の桜並木からカリンバ遺跡を歩いたときには、北海道文教大学の屋上に上がり発展著しい恵庭市街を眺めました。恵庭公園で桜と自然を堪能したこともありました。花見の宴はもちろん楽しい思い出ですが、「歩くならゴミ拾いをしよう」との声に全員が賛同し、毎回、市の「ボランテイア袋」持参での歩こう会だったことを思い出します。
秋には、北大構内を歩き、博物館や学生食堂で学生気分を味わいました。汽車、地下鉄、バスを乗り継ぎ大倉山にも上り、ある年は支笏湖に遊びました。洞爺湖温泉一泊旅行では有珠山噴火の体験談を聞き、白老虎杖浜温泉への旅行では仙台藩陣屋跡を見学、ニセコ温泉旅行では変貌著しいニセコ・留寿都の姿に触れることが出来ました。各地の食を味わい、地域の活性化に向けた取り組みを学び、宿では夜を徹して若者のように語り合いました。そして冬の季節には、「体育館で歩こう」と、ランニングコースで汗を流しました。
卒業記念祝賀会のイベントも、クラスの団結を強めるものでした。企画の段階から全員で知恵を出し合い、各自が工夫を重ね、試行錯誤を重ねながらの練習で作品の完成を目指しました。出来栄えもさることながら、一つの目標に向い全員で取組んだその道程、姿勢こそが大事であったと強く感じます。この体験は私たちにとって大きな財産になりました。
大学院に進んでからは、自主学習の取り組みを強めました。地域のボランテイア活動への参加、北海道文教大学や近畿大学の公開講座も積極的に聴講し、ハイテクノロジー専門学校では模擬患者になり、FM放送への出演も体験しました。「歩こう会」「昼食会」「パークゴルフ」「温泉」「絵手紙」「学年通信発行」など、学年独自の取り組みも数多く実施しました。例えば、「幼少期の記憶を語る会」では多くの仲間が昔の記憶を辿って戦時戦後の暮らしを語り、幸せとは何かを考えました。そして、修了式に合わせて小冊子に取りまとめ、「幼少期の記憶」として発刊することが出来たことも喜びの一つであります。
学生生活を通じて、「皆で楽しもう」精神、遊び好きの仲間と一緒に過ごせて幸せでした。個々の意見を尊重しながら、何事にも全員が協力して取り組む活力ある学年、向上心あふれる集団の一員であったことを嬉しく思います。学友の皆さん有難う。学年の枠を超えて共に学んだ同窓の皆さん有難うございます。六年間の連帯に感謝します。
さて、38名の修了生の皆さん、今日は大学院の修了式です。「6年間、よく頑張ったね」と自分自身を褒めてあげましょう。体調不良や家庭の事情でやむなく退学せざるを得なかった、かつての仲間たちには、「あなた方と一緒に修了式を迎えた気持ちでいるよ」と伝え、この慶びを分かち合いたいと思います。
そして私たちは、明日からまた新たな気持ちで、「何が幸せなのか」を考え、学び、行動しようと思います。日野原先生は哲学者マルテイン・ブーバーの言葉を引用して、「人は始める事さえ忘れなければ、いつまでも若くある。新しい事への挑戦を続ければ、身体は衰えても心の若さはいつまでも続く」「前進、また前進、前に進み続けよう」と話しています。私たちも、「簡素な生き方、前向き人生」こそ、高齢者の生きる知恵と考え、長寿大学で学んだことを糧にして、前を向いて歩み続けたいと思います。
最後に、関係者の皆様へ心から感謝申し上げますとともに、長寿大学の益々の発展を祈念し、謝辞と致します。

令和2年3月15日 
恵庭市長寿大学大学院第十七回修了生代表 ○○ ○○

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往く年、2019年(受講記録)

2019-12-31 17:34:32 | 講演会、学成り難し・・・

平成31年で明け、5月に改元して令和元年となった2019年も大晦日を迎えた。新聞やテレビ報道から受ける社会の印象は、「独りよがりの政治姿勢」「格差が目立ち豊かさを感じなくなった経済」「身勝手な事件」が目立ち、世の中どこかおかしい。そんな事はないと思うが、あらゆる事象が解決しないまま「来る年」への持ち越し感が強い「往く年」であった。
さて、草庵の主はといえば、動きの鈍くなった身体と頭を労わりながら長寿大学大学院に通い、それなりに忙しい一年となった。まあ、良しとするか。

受講記録2019
1. 永山伸治「弾丸道路開通記録にみる恵庭側島松駅逓所」(2019.1.20、かしわのもり歴史勉強会Vol.3)
2. 小山忠弘「人生、100歳を生きるヒント」(長寿大学2019.2.6)
3. 本林尚之「登山入門編、恵庭近郊の山歩き」(長寿大学2019.2.20)
4. 林 嘉男「恵庭の駅逓について」(2019.3.10、恵庭昭和史研究会、末広会館)
5. 大林千春「武四郎が見た恵庭」(えにわ学講座2019.3.14)
6. 永山伸治「北海道稲作の尊父、中山久蔵の実像」(2019.3.17、かしわのもり歴史勉強会Vol.5)
7. 永山伸治「クラーク博士と青い目の教師たち」(2019.4.21、かしわのもり歴史勉強会Vol.6)
8. 田中幹子「源氏物語・光源氏を愛した女たち~六条宮御息所と葵の上のあらそい~」(長寿大学2019.5.15)
9. 佐藤 進「唐辛子の大航海の話と、饅頭をまんじゅうと読むわけ」(長寿大学2019.6.5)
10. 大林千春「歴史の道散策会」(郷土資料館2019.6.15)
11. 国府田稔「恵庭間物語」(恵庭ロケーション推進の会2019.6.16)
12. 佐藤 進「蛍の光窓の雪の話と、道産子英語学者の命がけの苦労」(長寿大学2019.6.19)
13. 原田 信「新元号の由来とその意義」(近大公開講座2019.6.29)
14. 冨田義弘「再生可能エネルギー、バイオコークスを有効活用した新しい街づくり」(近大公開講座2019.6.29)
15. 井上 聖「災害時における地域との関り」(長寿大学2019.7.3)
16. フアム・テイ・ヴアン・アン「成長著しいベトナムと日本文化の違い」(島松公民館異文化交流講座2019.7.19)
17. 永山伸治「江戸時代の恵庭の絵図、目加田帯刀の北海道歴検図」(2019.7.21、かしわのもり歴史勉強会Vol.9)
18. 古川正記「自分の家系図を作ってみましょう」(長寿大学2019.7.31)
19. 西沢龍治「認知症なんて怖くない~認知症の基本的な理解と予防法~」(恵庭市看護予防後援会2019.8.29)
20. 土屋武彦「海外から見た日本」(恵庭市民憲章と歩む市民の会2019.8.31)
21. 矢部玲子「新聞に載る報方法~新聞投稿の文体を知ることを通して~」(北海道文教大学2019.9.17)
22. 西野美穂「ピアノ名曲の演奏と解説」(長寿大学2019.9.18)
23. 湯浅孝男「スピリチュアルなリハビリテーションとは?」(北海道文教大学2019.9.19)
24. 池田 仁「老化を考える1~老化のメカニズムについて~」(北海道文教大学2019.9.20)
25. 鹿内あずさ「元気な時から考える医療事前指示書」(北海道文教大学2019.9.20)
26. 大林千春「水にまつわる恵庭の歴史」(恵庭学講座2019.9.21)
27. 池田 仁「老化を考える2~老年症候群と加齢性疾患~」(北海道文教大学2019.9.27)
28. 辻 幸美「認知症予防~病気の知識と対処行動が分かれば怖くない~」(北海道文教大学2019.9.25)
29. 岡本佐智子「日本人と中国人とのコミュニケーション~中国人からみた日本人の不思議~」(北海道文教大学2019.9.30)
30. 池永充子「秋の庭の管理と植栽体験」(長寿大学2019.10.2)
31. 木村一志「脳はどのようにして出来上がるのか?」(北海道文教大学2019.10.8)
32. 佐藤信夫「知覚と認知の心理学(錯視と錯覚の不思議な世界)」(北海道文教大学2019.10.11)
33. 佐藤 進「元号令和を生んだ万葉集の時代の華麗なる国際性」(北海道文教大学2019.10.19)
34. 佐々木律子「八世紀の女性天皇~元正天皇」(北海道文教大学2019.10.25)
35. 半澤江衣「知ろう!緩和ケアについて」(北海道文教大学2019.10.31)
36. 「みとりし上映会」北海道文教大学2019.11.1)
37. 村山大輔「特殊詐欺について」(長寿大学2019.11.6)
38. 大藤壮輔「ベトナム国際協力(獣医)」(恵庭市国際理解講座2019.11.9)
39. 大堀具視「認知症になっても地域で暮らしていくために」(長寿大学2019.11.20)
40. 狩野梨佳「ナースに聞く糖尿病ホントの話」(冬の健康づくりセミナ019.11.22)
41. 角幡和子「ノルデイックウオーキングのすすめ」(冬の健康づくりセミナ019.11.22)
42. 永山伸治「北海道命名時の地図」(2019.11.24、かしわのもり歴史勉強会Vol.13)
43. 鈴木泰「中高年の三大失明疾患」(長寿大学2019.12.4)
44. 長町章弘「縄文のうるし文化」(長寿大学2019.12.18)

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北海道文教大学公開講座2019「私の受講録」

2019-10-30 18:24:41 | 講演会、学成り難し・・・

北海道文教大学は、今年も公開講座「心と身体の健康コース(21講座)」「食と健康コース(4講座)」「文化・教養コース(8講座)」「おかあさんのための子育て支援コース(3講座)」を計画し、市民に「学びは成長。地域社会に開かれた大学として公開講座を開設いたします」と受講を呼び掛けた。昨年度までは8月下旬から9月上旬にかけて同大学本館の講義室等を使用していたが、本年度は9月17日から12月6日にかけて鶴岡記念講堂を主会場に開催された。

これらの中から12講座を受講した。

1. 矢部玲子「新聞に載る方法~新聞投稿の文体を知ることを通して~」(2019.9.17)

新聞投書欄は読者の意見交換の場。投稿文は独特の文体を持っている。字数を考慮すると4段落程度がちょうど良い。即ち、第1~第3段落は事実(事柄)を記し、第4段落に意見を述べる。テーマは折々のニュースや身近な話題が取り上げられやすい。

2. 湯浅孝男「スピリチュアルなリハビリテーションとは?」(2019.9.19)

スピリチュアルとはラテン語のキリスト教用語から発生した言葉で、宗教的・精神的なことがらを指していた。音楽では黒人霊歌(ブラック・スピリチュアルズ)のような使い方がある。現在、医療の分野では、終末医療ケアにおいてスピリチュアリテイ概念が注目されている。即ち、心身機能が衰え、病気や障害を抱えながらも前を向いて歩くには、精神療法、支持療法、暗示療法も重要ではないのか。

3. 池田 仁「老化を考える1~老化のメカニズムについて~」(2019.9.20)

成長期以降は加齢とともに老化が始まる。明らかになりつつある老化のメカニズムについて解説。

4. 鹿内あずさ「元気な時から考える医療事前指示書」(2019.9.20)

人生の最終段階に、或いは事故などで意識がない状態になったとき医療の選択が迫られる。最終段階の医療について、元気なうちに考えておく必要があるのではないか。医療事前指示書もその一つ。

5. 辻 幸美「認知症予防~病気の知識と対処行動が分かれば怖くない~」(2019.9.25)

アルツハイマー型認知症、血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症について解説。その原因と予防法について。

6. 池田 仁「老化を考える2~老年症候群と加齢性疾患~」(2019.9.27)

フレイルとは、「加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能等)が低下し、生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態。適切な介入・支援により、生活機能の維持向上が見込める状況」(厚生労働省)と定義される。また、サルコペニアとは加齢による筋肉量減少。代表的な加齢性疾患について具体的に解説された。

7. 岡本佐智子「日本人と中国人とのコミュニケーション~中国人からみた日本人の不思議~」(2019.9.30)

大学院生鍾展恒、斎麗超さん等が、日本に来て「不思議だ」と感じた事例を挙げて「何故ですか?」と問いかけた。受講生との意見交換(ワークショップ)から文化の違いが浮き彫りになった。儒教の考え方だと結論付ける場面が多かったのも面白い。

8. 木村一志「脳はどのようにして出来上がるのか?」(2019.10.8)

脳や神経細胞の発生から機能獲得に至る経過。認知症など脳の障害について、治療法や予防法を解説。

9. 佐藤信夫「知覚と認知の心理学(錯視と錯覚の不思議な世界)」(2019.10.11)

錯視と錯覚の事例について、多様な図、映像を使って解説。感覚、知覚、認知機能の不思議を垣間見た感じ。

10. 佐藤 進「元号令和を生んだ万葉集の時代の華麗なる国際性」(2019.10.19)

万葉集誕生の時代は、外国文化(中国文化)の導入に熱心だった時代。「令和」の元号が引用された「万葉集」梅歌序の文章は、中国語の文体として最も洗練された四六駢儷文で書かれていると言う。

11. 佐々木律子「八世紀の女性天皇~元正天皇」(2019.10.25)

推古天皇以来、日本には過去に8人、10代の女性天皇が存在した。全てが男系祖先に天皇を持つ男系女性天皇。6世紀末から8世紀にかけて集中。独身で即位し(寡婦か未婚)、譲位以後も独身を通した。八世紀頃の日本は、初頭の白村江の戦い、壬申の乱における国家的危機の体験から律令制国家成立に至る時代、この時代に即位した女性の元正天皇について時代背景を考察。

12. 半澤江衣「知ろう!緩和ケアについて」(2019.10.31)

苦痛を和らげることを目標に行われる医療的ケア。私たちの認識は、癌患者の治療などに際し、治癒を目的にするだけではなく、モルヒネで痛みを緩和するなど、痛みや苦しみをやわらげるための対応を行うこと(大辞林)だが、最近では広範囲の専門職(医師、認定看護士、管理栄養士、薬剤師、理学・作業療法士、臨床心理士など)がチームを組み対応する事例が増え、緩和病棟も増加していると言う。本来は広範囲に行われるべき概念だろうが、日本で診療報酬が認められているのは癌とエイズに限定されている。

◆受講後雑感

地域の高等教育機関が、市民対象の公開講座を開催してくれることは一市民とし有難く思う。同時に当大学への市民の理解も深まりつつある。公開講座は、次年度も是非継続して欲しい。

また、受講者は高齢者に偏っていたが、恵庭地域には向学心に燃えた元気な方々が多いという証。開かれた公開講座を続けながら一歩前進して、高齢者と若者(現役学生)をマッチングさせるシステム(プログラム)が生まれると面白い。

◆過去の受講歴

◇ 2018

1. 清水麻衣子「認知症の方と関わるための工夫」(2018.8.29)

2. 池田 仁「がんを学ぶ1、人はなぜがんになるか」(2018.8.29)

3. 奥村宣久「転倒予防、認知症予防の嘘ホント」(2018.8.29)

4. 平塚健太・小菅勇亮・木村一志「最近の脳卒中リハビリテーション、認知症にまつわる気になる話~その時家族は?予防法は?」(2018.8.30)

5. 池田 仁「がんを学ぶ2、日本人のがんの現状と対がん戦略」(2018.8.30)

6. 鄭 佳麗・賈 金娥「中国人と日本人のコミュニケーション~面子のすれ違いから~」(2018.8.30)

7. 池田官司「性同一障害最新の動向」(2018.8.31)

8. 佐々木幸子「地域社会のつながりが持つ介護予防効果」(2018.8.31)

9. 大山 徹「ハーブの話」(2018.9.3)

◇ 2017

1. 片倉裕子「マナウス市に暮らす日系人の人々」(2017.8.29)

2. 野田美保子「105歳日野原重明氏に学ぶヘルスプロモーション」(2017.8.30)

3. 金子翔拓「手のしびれの原因とリハビリテーション」(2017.8.31)

4. 宮本重範「自分で出来る頸の障害予防と治療」(2017.9.1)

5. 井上仁美「人生の節目と心の健康」(2017.9.4)

6. 今泉博文「食生活を見直してみよう~生活習慣病予防のために~」(2017.9.5)

7. 大森 圭「姿勢が良くなる講座」(2017.9.7)

8. 吉田直美「意外と知らない低血圧の話」(2017.9.7)

9. 小塚美由紀「アロニア果実の健康効果」(2017.9.8)

10. 池田 仁「日本人が受賞したノーベル生理学・医学賞の話」(2017.9.13)

◇ 2016

  1. 小西正人「知って知らない日本語」(2016.8.24)
  2. Sarah Richmond・三ツ木真実「Think Globally! グローバルに考える、今日の世界はどんな世界?」(2016.8.25)
  3. 佐野愛子「多様性を尊重する社会,カナダに学ぶこと」(2016.8.29)
  4. 鹿内あずさ「認知症の知識と家族ケア」(2016.9.1)
  5. 森谷一経「キャリア・デザイン、図表で自分史を理解してみませんか?」(2016.9.2)
  6. 金子翔拓「腰痛に対するリハビリテーション」(2016.9.5)
  7. 池田官司「認知症になったらどうしよう・・・」(2016.9.8)
  8. 矢部玲子「エゾナキウサギの生態と保護」(2016.9.9)
  9. 奥村宣久「認知症予防と作業療法」(2016.9.9)

◇ 2015

  1. 黒澤秀樹「骨粗鬆症・ロコモテイブシンドローム・廃用症候群」(2015.8.25)
  2. 草野真暢「喫煙を考える」(2015.8.28)
  3. 池田 仁「老化と寿命を科学する」(2015.9.3)
  4. 大山 徹「ノロウイルス~食中毒と感染について」(2015.9.4)
  5. 続 佳代「薬と上手につきあう」(2015.9.8)
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近畿大学公開講座2019(後期)in恵庭

2019-09-29 10:35:58 | 講演会、学成り難し・・・

標記公開講座が、2019年9月28日恵庭市民会館において開催された。恵庭市南島松地区にある近畿大学理工学部バイオコークス研究所の主催講座である(後援、恵庭市・恵庭市教育委員会)。今回のテーマは「新しい時代と街づくり 私たちのくらしを支える最先端技術 ~KINDAIから次世代へ~」とある。

講演は、池上博司(医学博士、内分泌・代謝・糖尿病内科)近大医学部主任教授「健康長寿と生活習慣病」、本村元造(芸術学修士、絵画)近大文芸学部 学部長 教授「ガラス工芸と北海道」、岩岡浩二(芸術学修士、絵画)近大文芸学部教授「写実的絵画の基本ルールとトリックアートについて」の3題。市民会館大会議室を埋めた受講生は熱心に耳を傾けていた。今回は理工学部以外の他分野にテーマを広げたことが新たな参加者の心をつかんだのかもしれない。恵庭でこのような公開講座が開催されることは有難い(参加者は高齢者に偏っているけれども)。

◆池上博司「健康長寿と生活習慣病」

日本人の平均寿命は、男81歳、女87歳。健康寿命が男72歳、女74歳なので、その差は男8.8年、女12.4年である。平均寿命と健康寿命は年々伸びてきたがその差は縮小していない。人生百年時代を迎えて、寿命の中身、すなわち健康寿命を如何に伸ばすかが課題となっているが、健康寿命を縮めている大きな要因には糖尿病をはじめとする生活習慣病がある。糖尿病患者は世界で4億2,500万人、中でもアジア圏が37%を占める。どうも日本人はインスリンを出す力が弱く、糖尿病になり易い体質であるらしい(研究結果がる)。食生活、適度な運動など、健康長寿を達成するための生活習慣病対策について解説。

◆本村元造「ガラス工芸と北海道」

ガラスを使った芸術活動が、どのように誕生し、アールヌーボーの時代を経て現代のガラスアートに繋がった歴史を述べ、現在の代表的な作家の作品についても解説。また、日本のガラスアートについて貢献した北海道のガラス文化(北海道近代美術館、当別町のスウエーデン交流センターガラス工芸工房、北海道立工業試験場、小樽の北一硝子等の活動)についても紹介があった。冊子資料の作品(写真)に触れて、ガラス製作品の多様さ、美しさ、芸術性の高さに圧倒された。

◆岩岡浩二「写実的絵画の基本ルールとトリックアートについて」

黄金比、光強弱の協調など実例を示し、写実的絵画はどのような仕組みで描かれているか、リアルに見せる描写のコツと構図の仕組みについて解説。「空気の色」と言う表現が新鮮であった。また、トリックアートについて説明されたが、だまされる楽しみ(遊び心)も芸術の一分野か。最後の一枚(トリックアート)では「何故そうなっているの???」と、モヤモヤ感を曳きずって家路についた。

なお、近畿大学理工学部バイオコークス研究所は恵庭市南島松にある。拙宅をこの地に建築した頃(1992年)、家の裏には広大な空き地があり近畿大学農学部の用地であると聞いていたが、そのうちに農学部移転は取りやめになり一部は住宅地に、一部は実験農場(資源再生研究所)になっていた。近畿大学では2008年に次世代バイオ固形燃料の開発を目指すバイオコークス量産実証実験センターを開設し、2012年には農学部所管の資源再生研究所と理工学部所管のバイオコークス量産実証実験センターを統合して、バイオコークス研究所を開設した。同研究所の基礎研究基盤は近畿大学東大阪キャンパスにおかれ、恵庭では農業用バイオコークスボイラーによる熱利用に関する実証研究が主体になっているという。

◆近畿大学公開講座in恵庭(受講録)

<2019>

1.原田 信「新元号の由来とその意義」(近畿大学2019.6.29)

2.冨田義弘「再生可能エネルギー、バイオコークスを有効活用した新しい街づくり」(近畿大学2019.6.29)

3.池上博司「健康長寿と生活習慣病」(近畿大学2019.9.28)

4.本村元造「ガラス工芸と北海道」(近畿大学2019.9.28)

5.岩岡浩二「写実的絵画の基本ルールとトリックアートについて」(近畿大学2019.9.28)

<2018>

1. 浅野和典「鋳物~5000年の歴史と今のくらしを支える最新技術~」(近畿大学2018.6.9)

2. 菊井康順「身近な暮らしを支える資源循環型社会への取り組み~バイオコークスの挑戦~」(近畿大学2018.6.9)

<2017>

1. 渕端 学「炎と熱の話」(近畿大学2017.6.17)

2. 竹原幸生「超高速ビデオカメラで見る一瞬の世界」(近畿大学2017.6.17)

3. 森澤勇介「非破壊分光分析~甘くないみかんが消えた訳~」(近畿大学2017.9.30)

4. 中野人志「レーザー光線の性質と身近な応用例」(近畿大学2017.9.30)

<2016>

1.南 武志「古代ロマンと分析化学の楽しみ」(近畿大学2016.7.9)

2.井田民男「北海道から発信する最先端のゴミ焼却処理について」(近畿大学2016.7.9)

3.麓 隆行「コンクリートのミカタ」(近畿大学2016.9.17)

4.藤原 尚「Kindai理工学部~未来への挑戦~」(近畿大学2016.9.17)

<2015>

1.山口仁宏「光る有機化合物の話(近畿大学2015.6.13)

2.伊木雅之「骨折予防で健やかな長寿」(近畿大学2015.6.13)

3.岡田志麻「心身のエネルギー回復、睡眠について考える」(近畿大学2015.9.12)

4.澤井 徹「暮らしの中のエネルギー」(近畿大学2015.9.12)

◆参考、関連記事

〇近畿大学公開講座2019(前期)in恵庭:拙ブログ「豆の育種のマメな話」2019.7.7

〇近畿大学理工学部バイオコークス研究所公開講座2017 in恵庭:拙ブログ「豆の育種のマメな話」2017.6.19

〇近畿大学理工学部バイオコークス研究所公開講座2016 in恵庭:拙ブログ「豆の育種のマメな話」2016.9.18

〇近畿大学バイオコークス研究所公開講座、エネルギーを考える:拙ブログ「豆の育種のマメな話」2015.9.14

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講演会「海外から見た日本」 恵庭市民憲章と歩む市民の集い2019

2019-09-03 18:34:01 | 講演会、学成り難し・・・

令和元年8月31日、恵庭市民憲章推進協議会(会長笹松京次郎)主催の「市民憲章と歩む市民の集い」が恵庭市民会館で開催された。式次第は、開会の言葉(副会長島田一美)、恵庭市民憲章朗唱(副部長弘中司嘉子)、主催者挨拶(会長笹松京次郎)、来賓挨拶(恵庭市長原田裕、市議会議長伊藤雅暢)、来賓紹介、講演(元国際協力機構専門家土屋武彦)、閉会の言葉(副会長下原干城)の流れ。同時開催として「北方領土返還写真パネル展」が開催された。

当協議会では、令和元年事業計画として

啓発普及部では、①広報活動の推進、②市民憲章と人づくりまちづくり集いの実施。③市民憲章の普及と定着のためにPR用品の作成配布と憲章板の設置。実践活動部では、①市民憲章普及推進作文の募集、②市民憲章作文発表会を開催、③文集「きらりと光る恵庭の子」の編集・発行、④グリーンベルトの花壇造成と管理、を掲げている。

主催者は、「・・・今年度の市民の集いでは、内容を「海外から見た日本」と題し、国際協力機構で活躍された土屋氏から開発途上国の現場での実体験に基づいたお話などを伺い、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに伴う国際化の到来が予想されるため、海外から見た日本という少し大きなテーマを掲げ、少しでも関心を高めることを目的として開催いたします」と、開催趣旨を述べた。

報道機関(北海道新聞2019.9.4および「ちゃんと」2019.9.6)は次の記事を掲載した。引用させて頂く。なお、恵庭市民憲章推進協議会会長笹松京次郎氏は主催者挨拶をされた後に講演会途中で退席、翌日ご逝去された(享年70歳)。謹んでお悔やみ申し上げます。

 

以下、講演会の概要を紹介する。

 

講演要旨

第1部 南米を知る(地理と歴史)

〇南米の国々:移民の国、多民族国家の良いところ。

〇南米の地勢:肥沃な大地パンパ、半乾燥高原セラード、地球の肺アマゾンに代表される熱帯・亜熱帯雨林、豊かな生物相の湿原パンタナール、乾燥のアンデス、パタゴニア地方、南部パタゴニアの氷河と多様。

〇中南米の歴史:人類はベーリング海峡を渡りアンデス文明を築いた(暦の民・マヤ文明、アステカ文明、プレインカ時代とインカ帝国、失われた空中都市マチュピチュ)。忽然と消えた文明、インデイオの悲劇。

〇中南米の歴史:三つの時代(コロンブス以降、大航海時代、植民地時代、移民の世紀)を経てヨーロッパ風の都市が築かれた。牧畜と農業が栄える、世界の食糧基地。

〇日本からの移住:開墾の辛苦を越えて日系人は信頼(勤勉・正直・高学歴)を得た。

第2部 南米大豆生産に寄与した日本

〇日系人が始め、先導した大豆生産。

〇技術協力は大豆禁輸(昭和48)から始まり、南米の地で大きな成果を上げた。

〇米国を追い越した南米の大豆生産(日系農家裏庭の作物が奇跡を生んで、国家経済を支える)。悲しき熱帯から蘇る大地。

第3部 南米の暮らし

〇一度会えば友達(アミーゴ):挨拶、声掛け、感謝、奉仕の社会。ラテンアメリカ気質。

〇言葉は民族のアイデンテイテイ:移住者に学ぶ、民族の誇り。

〇食生活:主食は牛肉? アサードにはマンジョカが合う(世界の飢餓を救う貧者のパン)。自然の恵み。飲むサラダ「マテ茶」。和食が注目されている。

〇買い物:釣銭は飴玉ですか、アスピリンですか? スーパーインフレ。

〇交通規則:車検制度のない車社会、取り締まり。

〇国境:日本と異なる国境意識

〇ゴミ問題:最初は驚くゴミの話(掃除人がいるのだから)。

〇環境問題:温暖化で後退する氷河(一年で200m)。開発と環境の矛盾(アマゾン熱帯雨林)。歴史の証人・イースター島のモアイが語ること。

〇貧困:観光客に土産物を売るインデイオ。格差が拡大(済み分けられる市街地)。所得が低く格差が大きい。しかし、人びとは寛ぎ、暮らしを楽しむ。

〇アスタマニヤーナ(明日があるさ):全力疾走してきた私たちに何かを訴える・・・ラテン雨リマの暮らし。少子高齢化、地球温暖化、食料・環境問題が顕在する今を、どう生きるか? 排他的にならず(宗教も人種も)、多様性を求め、個に走らず、故郷や文化を愛し、ゆったり暮らす。成熟社会の生き方ではあるまいか。

 

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異文化交流講座(島松公民館)「成長著しいベトナムと日本文化の違い」

2019-07-22 18:09:09 | 講演会、学成り難し・・・

719日、島松公民館が開催する異文化交流講座「成長著しいベトナムと日本文化の違い(講師:フアム・テイ・ヴアン・アン)」を聴講した。

アンさんは4年前に来日、東川町で旭川福祉専門学校日本語学科に学び、2017年から北海道文教大学国際言語学科の留学生、恵庭在住である。1時間30分の講演はすべて日本語で行われ、資料も日本語版。準備に相当の時間と労力を要したであろうことが推測できた。

講演の構成も内容もほぼ万全で、参加した全ての方がベトナムを理解出来たのではないかと思う。4年間で日本語をここまでマスターしていることも素晴らしい(若さだネ)。タイやマレーシアの友人がかつて「ベトナム人は働き者、勤勉だ」と話していたが、その言葉を実感、納得した次第。アンさん有難う。

                        (上図は配布資料から引用)

◆内容

講演はスライドを中心に進められ、最後に質疑応答が行われた。内容は概略以下のとおり。

1. ベトナムの基本情報:正式国名、公用語、民族構成、宗教、面積、人口について紹介し、出生率と高齢率を日本と比較。

2. ベトナム現代歴史年表:独立宣言(1945)、インドシナ戦争(ベトナム第一戦争1946-54)、ベトナム戦争(ベトナム第二戦争1960-75)、中越戦争(1979)について、映像とともに流れを紹介。ビデオ映像も。

3. ベトナムの経済:①経済発展にともなって所得水準が高まっている、②ベトナム最大手のビングループが自動車メイカー等を設立し、販売も伸びている、③日系企業のベトナム進出におけるインセンテイブ、④日本におけるベトナム技能実習生の急増について紹介。

4. ベトナムの観光地:ハノイ首都、ハロン湾世界遺産、ダナン市、古都ホイアン世界遺産、ホチミン市、メコンデルタを紹介。

5. ベトナムの教育:教育システムと現状を紹介。

6. ベトナム人のライフスタイル:仕事とエンターテイメントのバランス、バイク天国、習慣などを紹介。

◆悲しい戦争を乗り越え、経済発展著しいベトナム。労働者賃金が中国の半分以下(約200ドル/月)と周辺国よりも安いので日系企業のベトナム進出が進み、日本国内でもベトナム人労働力に依存する企業・農家が増えているのが現実。しかし、低廉な人件費がいつまでも続くことはありえない。今後は、ベトナム人の勤勉さなど質の高い労働力にこそインセンテイブの主眼を置くべきだろうと感じた。

◆一昨年も島松公民館で、異文化交流講座「ニュージランドを知る(講師:メラニー山崎)」が開催され、参加したことを思い出す。公民館の地味な活動ではあるが継続されることを期待したい。海外各国との友好は「知ること」から始まる。

恵庭市には416名の外国人が住み(1位は中国)、ベトナム人も95名いると聞いた。街角で出会って、挨拶の声を掛け合えるような空気が醸成されることを期待したい。

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近畿大学公開講座2019(前期) in恵庭

2019-07-07 18:44:57 | 講演会、学成り難し・・・

標記公開講座が、2019年6月29日恵庭市民会館において開催された。恵庭市南島松地区にある近畿大学理工学部バイオコークス研究所の主催講座である。今回のテーマは「令和元年 新しい時代と街づくり 私たちのくらしを支える最先端技術 ~KINDAIから次世代へ~」とある。

講演は、原田 信(文学博士、中国図像学)近大経営学部准教授「新元号の由来とその意義」、冨田義弘(工学博士、鉄鋼材料)近大バイオコークス研究所講師「再生可能エネルギー;バイオコークスを有効活用した新しい街づくり」の2題。市民会館大会議室を埋めた受講生は熱心に耳を傾けていた。

 

◆原田 信「新元号の由来とその意義」

講義は大きく4段階の流れで進められた。

1.元号の成り立ちと役割では、①元号誕生の前、中国では〇王(帝)□年と数えた、②初めて元号を使用した人物、漢の武帝、③漢代に元号が命名された背景、④改元される主な理由、⑤日中における改元回数、⑥一世一元の制、⑦元号を使用していた国家・地域・民族について触れ、元号の意義と変遷について述べた。即ち、「帝王を賛美する。凶事を避け人心を一新する」ことから「元号がその時代を象徴する」ものになったと言う。

2.日本と元号では、①元号「大化」の背景、②伝統的な元号決定の手続き、③元号の約束ごと、④日本歴代元号の典拠について触れ、247元号の全てが中国古典書であると述べた。

3.元号を取り巻く情勢では、①近代日本の元号と西暦、②元号に関する世論調査の結果、③元号の法的根拠について触れ、「元号に反対する意見」と「元号を支持する意見」が紹介された。

4.新元号についてでは、①元号に込められた意味、②新元号の典拠、③新元号の発案者?中西氏の説明、④「令和」の英訳「Order and Peace」から「Beautiful Harmony」へ、⑤中国人留学生の感想、⑥元号案を巡る報道について触れ、新元号に込められた意味は「日本的要素を強調」「国内外の平和・協調・幸福を願う」にあるとした。そして、将来は「日本社会の変化」「年々進む日本の国際化」「複雑な国際情勢」「世界における日本の価値と役割」に影響されて、元号も位置付けられるだろうと述べた。

講座の中で引用した「元号に関する世論調査の結果(毎日新聞2019.2.5)」が興味深い。調査は、「主に使うのは元号か西暦か?」を問うもので、1975年(昭和50)の数値は「主に元号82%」「元号と西暦半々13%」「主に西暦4%」に対し、2019年(平成31)の数値は「主に元号34%」「元号と西暦半々34%」「主に西暦25%」と変化している。

この様に元号の使用頻度が減少しているとはいえ、日本ではまだまだ元号を愛着込めて使用しているのが実情だろう。世界中で一世一元の元号を使用している国は日本のみとなったが、思想・文化・生活を究極まで合理化することに意味があるのか、と日本人は感じているに違いない。貴方はどう考えますか。

◆冨田義弘「再生可能エネルギー;バイオコークスを有効活用した新しい街づくり」

バイオコークスについては、これまでにも何度か紹介があった。例えば、①菊井康順「身近な暮らしを支える資源循環型社会への取り組み~バイオコークスの挑戦~(近大公開講座2018.6.9)」、②井田民男「北海道から発信する最先端ゴミ焼却処理について(近大公開講座2016.7.9)」、③澤井 徹「暮らしの中のエネルギー(2015.9.12)」などである。廃棄物系バイオマスや未利用バイオマスを有効利用してエネルギー源に使おうとする研究である。

富田講師は、①バイオマスの意義とバイオコークスの作り方、②バイオコークスの鋳造での活用について触れ、③バイオコークスの様々な取り組みを紹介した。

バイオコークスは資源の有効利用など可能性を秘めた純国産エネルギーとして有望であるが、経済コストを考えると社会(地域)が組織的に取り組む課題があると指摘した。

なお、近畿大学理工学部バイオコークス研究所は恵庭市南島松にある。拙宅をこの地に建築した頃(1992年),家の裏には広大な空き地があり近畿大学農学部の用地であると聞いていたが,そのうちに農学部移転は取りやめになり一部は住宅地に,一部は実験農場(資源再生研究所)になっていた。近畿大学では2008年に次世代バイオ固形燃料の開発を目指すバイオコークス量産実証実験センターを開設し,2012年には農学部所管の資源再生研究所と理工学部所管のバイオコークス量産実証実験センターを統合して,バイオコークス研究所を開設した。同研究所の基礎研究基盤は近畿大学東大阪キャンパスにおかれ,恵庭では農業用バイオコークスボイラーによる熱利用に関する実証研究が主体になっているという。

◆参考、関連記事

〇近畿大学公開講座2019(後期)in恵庭:拙ブログ「豆の育種のマメな話」2019.7.29

〇近畿大学理工学部バイオコークス研究所公開講座2017 in恵庭:拙ブログ「豆の育種のマメな話」2017.6.19

〇近畿大学理工学部バイオコークス研究所公開講座2016 in恵庭:拙ブログ「豆の育種のマメな話」2016.9.18

〇近畿大学バイオコークス研究所公開講座、エネルギーを考える:拙ブログ「豆の育種のマメな話」2015.9.14

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恵庭市長寿大学卒業生に贈る言葉(2019.3)

2019-03-22 11:51:23 | 講演会、学成り難し・・・

恵庭市長寿大学は、恵庭市教育委員会が所管する社会教育事業である。昭和51年に「恵庭市長寿短期大学講座」を開設してから42年が経過した。この間幾多の改変を経て、現在は4年制長寿大学と2年制の大学院が設置され、約240名の在籍者を数える。63歳以上の市内在住高齢者を対象に年間50名を募集しており、現在平均年齢74歳の学生たちが勉学に励んでいる。

本大学は、講座選択制、単位取得、進級・卒業認定制を取り入れ、卒業には112単位以上取得と定められている。学生も学生自治会を組織して学習プログラムの検討や大学運営に参画するなど、学生の主体性を尊重した取り組みが特徴である。

本年度も昨日(2019.3.20)卒業式・修了式が厳かに挙行され、卒業生40名、大学院修了生26名が学び舎を後にした。学生自治会でも、卒業・修了記念誌発刊と祝賀会を開催して、卒業・修了生の門出を祝った。

◆卒業・修了記念誌

記念誌には、穂積邦彦学長、岸久夫学生主事、土屋武彦学生自治会長がお祝いの言葉を寄せ、卒業生・修了生全員が思い出と感謝、卒業後の決意などを述べた一文を寄稿している。さらに、写真集、自治会事業概要、6年間の学習講座表、恵庭市長寿大学の歩みなど資料を含め102ページの冊子となっている。

学生自治会長の言葉を引用しよう。

・・・長寿大学を卒業、大学院を修了される皆様へ

 この度、長寿大学を卒業される皆様、大学院を修了される皆様、おめでとうございます。心からお祝いとお慶びを申し上げます。また、学生自治会活動へのご支援ご協力に対し心から感謝申し上げます。皆様が「楽しく充実した大学生活のために、自治会や学年行事を活性化しよう」と主体的に取組まれた活動は、私たちの範となるものでした。

大学院修了生の皆様が入学されたのは6年前、富士山が世界文化遺産に登録された年でした。その後も、北海道新幹線の開業、日本人のノーベル賞受賞、スポーツ界での日本人活躍など明るいニュースがありましたが、一方では、北海道胆振東部地震、暴風や豪雨など自然災害が頻発し、地球温暖化による海水温上昇やマイクロプラスチック汚染など環境に係る課題が顕在化した時代でもありました。また、グローバル化・競争社会を標榜する経済政策は格差社会をもたらし、政治ではポピュリズムの台頭、自国第一主義の動きが起こり、世界の枠組みが大きく変動しようとしています。

このような中、皆様の学生生活は如何だったでしょうか。希望を胸に緊張感で迎えた入学式、新しい友との出会い、先生方の心に響く言葉の数々、研修旅行や学年行事で子供のように笑った楽しい思い出、講座の司会や発表会でちょっぴり緊張した記憶などが次々と蘇っておられることでしょう。そして、卒業・修了の日を迎えた今、達成感と喜びがふつふつと湧き上がっていることだろうと推察致します。卒業後も、学び、思考し、アグレッシブに行動する気持ちを持ち続けて下さい。高齢者にとって「簡素な生き方、前向き人生」こそ、幸せに暮らすキーワードと考えます。

これからも健康に留意され、学生時代に培った絆と知恵を糧として、心豊かな人生を送られますよう祈念申し上げ、お祝いの言葉といたします。

参照:恵庭市長寿大学卒業・修了記念誌 2019.3.20

 

●恵庭市長寿大学の歩み(平成30年度入学式・始業式資料から引用)

昭51年 7月:恵庭市長寿短期大学講座の開設を決定。8月、開校式挙行。

昭52年 6月:恵庭・島松の2地区において実施。

昭53年 5月:全市的に充実・発展させるため、柏・若草の2地区を加え、4地区で開講。

昭54年 5月:創立3年目を迎え、4年制大学へと昇格を目指す。校外研修を実施。

昭55年 5月:4年制大学となる。市街化区域の発展に伴い、3地区の学級区分に再編成。第1回卒業式を挙行する。

昭61年 5月:卒業認定基準の一部を改正する。寿号4年、長寿号6年、聴講生制度。

昭61年 7月:創立10周年記念式典、記念事業の実施。自治会主催による記念誌「礎」の発行、作品展示会開催。

昭62年 5月:学習プログラムや通学バスの運行を改善。全学級の一斉学習を導入。

昭63年 5月:恵み野地区の学生増加に伴い、恵み野学級を設置し、5学級とする。

平1年:自治会主催で校外学習を設定、学習回数を12回とする。

平2~3年:新入学者の急増対策が課題となる。(1年161名、2年196名、3年266名)

平4年:5学級をA・Bグループに分け、合同学習とグループ別学習を設定。自主的学習の場として、学級ゼミナールを設定。

平6年:在籍者数340名(男性104名、女性236名)となる。「趣味のコース」を5コース(俳句・絵画・園芸・コーラス・ペン習字)とする。

平7年:開学20周年記念式典。記念誌「はたちの足跡」の発行。学習回数を年15回とする。

平9年5月:在籍者数361名(男性113名、女性248名)となる。新生長寿大学へ検討を始める。

平10年 5月:新生長寿大学として入学者107名で再出発。各種の制度上、運営上の改革(学習期限付、単位制、選択制、固定曜日、期限付送迎バス、受益者負担等)で発足。

平11年 5月:新入生15名を加え、学生総数115名で学習開始。

平12年 2月:大学のきまり一部改正(63歳以上入学、行事科目を新設、14年度から大学院の新設、郷土理解講座から生活文化講座に変更、恵み野会館も使用)。

平12年 5月:新入生23名を加え、学生総数129名で学習開始。

平13年 5月:新入生25名を加え、学生総数139名で学習開始。

平14年 3月:新生長寿大学第1回卒業式を挙行。卒業生68名。

平14年 5月:新入生30名、大学院進級生36名を加え、学生総数128名で学習開始。

平15年 3月:新生長寿大学第2回卒業式を挙行。卒業生10名。

平15年 5月:新入生27名、大学院進級生4名を加え、学生総数141名で学習開始。

平16年 3月:新生長寿大学第3回卒業式、大学院第1回修了式を挙行。卒業生19名。大学院修了生26名。

平16年 5月:新入生27名、大学院進級生13名を加え、学生総数116名で学習開始。

平17年 3月:新生長寿大学第4回卒業式、大学院第2回修了式を挙行。卒業生18名。大学院修了生5名。

平17年 5月:新生の1サイクルを機に、「長寿大学」と元の名称になおし出発。新入生36名、大学院進級生14名を加え、学生総数137名で学習開始。

平18年 3月:長寿大学第5回卒業式、大学院第3回修了式を挙行。卒業生24名。大学院修了生12名。

平18年 5月:新入生29名、大学院進級生22名を加え、学生総数146名で学習開始。

平18年 10月:開学30周年記念事業の開催(基調講演・記念式・祝賀会・記念誌「飛翔」発行・映画会)。

平19年 3月:長寿大学第6回卒業式、大学院第4回修了式を挙行。卒業生22名。大学院修了生12名。

平19年 5月:新入生33名、大学院進級生18名を加え、学生総数152名で学習開始。

平20年 3月:長寿大学第7回卒業式、大学院第5回修了式を挙行。卒業生22名。大学院修了生17名。

平20年 5月:新入生28名、大学院進級生19名を加え、学生総数148名で学習開始。

平21年 3月:長寿大学第8回卒業式、大学院第6回修了式を挙行。卒業生29名。大学院修了生18名。

平21年 5月:新入生40名、大学院進級生24名を加え、学生総数151名で学習開始。

平22年 3月:長寿大学9回卒業式、大学第8回院修了式を挙行。卒業生24名。大学院修了生19名。

平22年 5月:新入生41名、大学院進級生23名を加え、学生総数161名で学習開始。

平23年 3月:長寿大学10回卒業式、大学院第8回修了式を挙行。卒業生20名。大学院修了生22名。

平23年 5月:新入生44名、大学院進級生15名を加え、学生総数162名で学習開始。

平24年 3月:長寿大学11回卒業式、大学第9回院修了式を挙行。卒業生16名。大学院修了生18名。

平24年 5月:新入生43名、大学院進級生11名を加え、学生総数169名で学習開始。

平25年 3月:長寿大学12回卒業式、大学院第10回修了式を挙行。卒業生32名。大学院修了生15名。

平25年 5月:新入生44名、大学院進級生23名を加え、学生総数177名で学習開始。

平26年 3月:   長寿大学13回卒業式、大学院第11回修了式を挙行。卒業生27名。大学院修了生9名。

平26年 5月:新入生63名、大学院進級生22名を加え、学生総数217名で学習開始。

平27年 3月:長寿大学14回卒業式、大学院第12回修了式を挙行。卒業生34名。大学院修了生23名。

平27年 5月:新入生55名、大学院進級生28名を加え、学生総数228名で学習開始。

平28年 3月:長寿大学第15回卒業式、大学院第13回修了式を挙行。卒業生33名。大学院修了生21名。

平28年 5月:新入生50名、大学院進級生26名を加え、学生総数235名で学習開始。まちづくり科目の新設。

平28年 6月:長寿大学開学40周年記念事業実行委員会立ち上げ(自治会)

平28年 11月:長寿大学開学40周年記念事業の開催(記念式典・基調講演・祝賀会・記念誌「縁」発行)。

平29年 3月:長寿大学第16回卒業式、大学第14回院修了式を挙行。卒業生35名。大学院修了生27名。

平29年 4月:新入生48名、大学院進級生29名を加え、学生総数238名で学習開始。

平30年 2月:長寿大学第17回卒業式、大学院第15回修了式挙行。卒業生48名。大学院修了生26名。

平30年 4月:新入生44名、大学院進級生42名を加え、学生総数236名で学習開始。

平31年 3月:長寿大学第18回卒業式、大学院第16回修了式挙行。卒業生48名。大学院修了生26名

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