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趣味の話など

遜色?特急に乗る

2020-11-14 | 一寸お出かけ(関東)
数年前の帰省時に寄り道して、東武鉄道の「スペーシア」に乗ったことがありますが、
私鉄では珍しい(他にあるのは近鉄ぐらいの)2時間近くの特急列車乗車は、往年の
国鉄在来線特急を思い出させるところもあって楽しかったです。ただ、国鉄特急と比較
するとスペーシアはずいぶん洗練された車両で、さらに昔ながらの雰囲気が味わえる
他の東武特急の存在を知ったのは夏ごろのことでした。今冬の帰省時にでもまた寄り道
しようかと考えてた折、12月に系列の旅行社主催で引退記念ツアーが開催されると聞き
及び、慌てて乗りに行ってきた次第です。

東武浅草駅は松屋と一体です。昔ながらの外装に戻されて雰囲気があります。
「電気ブラン」の神谷バーが、この近くであることを初めて知りました。



早めに浅草に着いたため、お目当ての車両の進入の様子が外から撮れないかとちょっと
探して見つけたのが左写真。スカイツリーが何とか入ったものの、車体の大半が高架に
隠れてしまい、残念な写真になってしまいました。気を取り直して、ホームでもう1枚。



この350系という車両、もとは「りょうもう」等の急行として使われていた1800系という
車両でした。2人掛の座席は一体でつながっていて、リクライニングしないのが驚きです
が、実は登場当時(1960年代末)の国鉄の特急用車両も同様の座席であり、むしろ急行用
としてはデラックス(!)な設備でした。(さらに当時の東武特急は、国鉄グリーン車並みに
豪華な設備を売りにしており、その名もデラックスロマンスカー(DRC)でした) それが
リニューアルにより、料金は据え置きながらも特急に格上げされ現在に至った結果、優等
列車としては異例の50年超えの現役というわけです。かつては5700系という昭和20年代
登場の車両が優等列車として40年も使われて冷やかされたものですが、その比ではありま
せん。



ところで、数日前にネットで予約した時にはガラガラで余裕だったのですが、当日の往路
は北千住でほぼ満席となりました。葬式鉄だらけということでもなく、直前購入も多いの
か、週末限定列車ながらもふつうに需要があるようです。

東武日光にて。
構内にある落葉樹がいい色になっています。



駅の外に出ると、おお、これは岡山でも見た路面電車。
いつの間に日光駅前に?と思ったら、岡電で最後に残っていた3000系の3両のうち1両
(おしゃれ電車)が先に廃車・譲渡後、かつて軌道線があった日光に里帰りしたものの
ようです。



今回乗車の特急「きりふり」(霧吹き?)というちょっと変わった愛称は、日光に近い
霧降高原という地名から取られたもののようです。



東武伊勢崎線(今はスカイツリーラインですね)は浅草駅の直前で90度に折れ曲がって
おり、浅草駅名物の急カーブにて(^^;
ホームの隙間のあまりの大きさに、隣にいた「りょうもう」の出入口には渡り板が設け
られています。

コメント
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