(有)花沢不動産

趣味の話など

デンデケロケーションズ・1-20:極楽橋付近

2020-09-27 | 青春デンデケデケデケ
長きに渡るロケ地関連連載も、そろそろ終盤を迎えつつあります。

1-20-1 極楽橋:○
引地めぐみが真白いドレスを着て、清一を待ち伏せする場所。


入水騒動を起こすのもここです。

原作では「腰から下の深さしかない」柞田川での出来事ですが、この極楽橋は
一の谷川に架かる橋です。もっとも干潮時の深さは映像の通りで、いずれも似た
ようなものです。

橋の北側の変形交差点。
竹良と清一が稲田農機への出退勤時に自転車で通ります。「祟りじゃの」


1-20-2 クラボウ観音寺工場跡(観音寺市観音寺町):× ロケーションマップ#1
夏休みのアルバイト先の稲田農機(外観)の設定。
右写真は1993年8月撮影(再掲)

上記交差点の東北角。
ここも大きく変貌した場所です。クラボウ観音寺工場は2008年に閉鎖、跡地には
観音寺小学校が、南小、東小を統合・移転する形で2014年に開校しました。
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デンデケロケーションズ・1-19:港町1丁目

2020-09-27 | 青春デンデケデケデケ
1-19-1 民家(観音寺市港町1丁目):× ロケーションマップ#2
羽島加津子の家で楽器店「神戸屋」の設定。
「僕が飽きずに眺めていたものは、もちろん毛ぇばかりではない」
右写真は1993年8月撮影。

仁加屋や魚伊がある県道観音寺港線をさらに港(西)側に行くとありましたが、現在
は全くと言っていいほど原形を留めておりません。
もっとも、神戸屋のショーウインドウはセットらしく、当時からそれと分かる形
では残っておらず、東隣のモルタル造で特徴的な「築港温泉」の建物が目印でした。

神戸屋のショーウインドウ越しに見える向いの建物は健在でした。
「誰ぞ」「うちのクラスの子ぉじゃ」


1-19-2 オオサカヤ(観音寺町)
「神戸屋」のモデルと思われる楽器店。


実は私自身、丸亀の支店で何度か買い物をしたことがあり、地元の方なら何となく
「ああ、あそこがモデルか」と思い当たる変名かと思います。原作でいうところの
菓子屋さんが由来ではありません(笑)
エド山口氏の証言によると、出演者たちもここのスタジオでリハしたようです。
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デンデケロケーションズ・1-18:観音寺町~西本町1丁目

2020-09-26 | 青春デンデケデケデケ
道路拡幅等により、ここも大きく変貌した場所です。

1-18-1 魚伊跡(観音寺市観音寺町):× ロケーションマップ#3
清一の家「魚清」の設定。
右写真は1993年8月撮影(再掲)


1-18-2 入谷薬局跡(観音寺市西本町1丁目):×
清一の家の魚屋の向いにあった薬屋さん。八百屋お七が出没。
右写真は1993年8月撮影(再掲)


1-18-3 仁加屋(観音寺市西本町1丁目):× ロケーションマップ#4
巧の家のチッカ屋さん。
右写真は1993年8月撮影(再掲)

建物は建て替わっていますが、観音寺でも有名な蒲鉾店のようで盛業中です。
実は魚伊から数軒西向いという近所です。入谷薬局と同じ並びなので、当時の
入谷薬局(1-18-2)の写真にも、仁加屋の建物の一部と電柱看板が写っています。

巧が初めて自分のドラムを叩いた時にズームされた、伝声管の如く曲がった煙突
が特徴的な建物(ここもチッカ屋さん?)は、仁加屋ではなく、魚伊の斜め裏に
ありました。


1-18-4 町並み(観音寺市観音寺町)
初セッション時、軽快な「パサディナのおばあちゃん」をBGMに、富士男のスクータ
も動員して楽器運搬。

①左側から手前に曲がる。

旧魚伊から1軒おいて西の路地。映像でT字路突き当りの建物の看板(牛乳店)が
決め手となり、住宅地図との照合で場所特定しました。

②右側から手前に曲がる。「落とすなよ、気ぃつけや、ほんま頼むで」

このカットは最後の最後まで解明できず、ずっと引っ掛かっていました。
特徴的な「少し食違いのある十字路」をストビューや現地調査でしらみつぶしで
当たってみましたが、当時とは町並みが変わったせいもあり、特定には至りません
でした。
ところがそれからかなり経って、自分で撮った昔の「仁加屋」の写真をしげしげ
と見ていて偶然、仁加屋の東隣の建物(入りの屋商店)の引戸の形が、当該シーン
で突き当りに写る建物の扉と一致することに気付いた次第です。(写真右参照)


市街地を手当たり次第当たっていた挙句、結局は仁加屋や魚伊と目と鼻の先だった
というのは実に灯台下暗しでした。
なお①のシーンではスクータや自転車に荷物が積まれていませんが、②のシーンは
魚伊でギターアンプを積んだ復路という設定と思われます。さらにこの前に、白井
はギターを裸で肩に掛けて自転車で浄泉寺に一度行っているので、二往復目にギター
アンプ(昔のなので出力の割には巨大)を取りにスクータ帯同で行ったことになり
ます。

③奥から手前に。「明石のタコは何しとんじゃ」

旧入谷薬局から1ブロック東の路地。こちらも映像で路地右側の建物の看板の店名
が決め手となり、場所特定しました。

略図に示すと下記のようになります。


①と②のカットは、同じ路地を180度異なる方向から撮られたということになります。

マニアック度:高(笑)
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デンデケロケーションズ・1-17:仏證寺付近

2020-09-25 | 青春デンデケデケデケ
1-17 仏證寺(観音寺市坂本町):○~△ ロケーションマップ#23
バンドに誘われた富士男が、スクーターを押しながら竹良と歩く道。


富士男が向きを変える角。
奥のお寺はかなり改装されているものの、当時の雰囲気を十分残しています。
さらに奥にNTTの建物が見えるのは、本編でも同様。


お寺の前の道路の拡幅により、周辺の街並みの雰囲気はすっかり変わっています。

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デンデケロケーションズ・1-16:西光寺付近

2020-09-24 | 青春デンデケデケデケ
1-16 西光寺(観音寺市観音寺町):◎ ロケーションマップ#5
しーさんの家。

立派なお屋敷の設定のようですが、実際にはお寺だったりします。

「じつにもってかたじけない」


祭りの日、この松の木の横かつ、谷口兄妹の目前で、巧と石川恵美子が…

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デンデケロケーションズ・1-15:持名山一心寺

2020-09-23 | 青春デンデケデケデケ
1-15 持名山一心寺(観音寺市幸町):○ ロケーションマップ#21
清一がトイレを借りる寺。


実は清一がトイレを借りるのは本堂左隣の住居だったりします。


清一とパート練習をした竹良が、蛇口から水を飲もうとして「デンデケデケデケ
いいおるわ」というのは、本堂手前のイチョウの木のたもとですね


道着を着た集団がなぜか境内で稽古を。


近隣の多度津町に金剛禅総本山少林寺があり、エンドロールにもクレジット
されています。

1-15-1 納屋跡


納屋でパイプラインを練習していて、様子を覗きに来た少年に「宇宙少年ソラン、
できんの?」(実際には聞き取り困難)と聞かれるシーン。
どこか郊外の農家だったら特定は困難かと思いましたが、メイキング映像を見る
と、お寺のような瓦屋根も写っておりどうも町中のよう、しかし敷地が妙に広く
不思議です。あらためて本編をよく見たところ、画面右側に学校校舎のような
コンクリートの建物の上部が写っているのを見つけ、さらにストビューも駆使
して山の稜線と建物との位置関係から、建物は旧観音寺東小学校(廃校)で、
(当・一心寺もある)幸町付近からの撮影ではないかと推定しました。
当記事の作成に際し、たまたま一心寺のHPを見たところ、映画のロケ地である
旨の紹介があり、とうとうその中で「バンドの練習場所を探して昔の物置(現在
の庫裏のある場所)の中で演奏」という記述を見つけて、特定に至った次第です。
マニアック度はもちろん高でしょう(笑)
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デンデケロケーションズ・1-14:村黒町・七間橋

2020-09-22 | 青春デンデケデケデケ
開店祝いで初ライブを行った、軽食喫茶ウエストビレッジのシーン。

1-14-1 リバプール(観音寺市村黒町):○ ロケーションマップ#25
店内のシーン。


財田川沿いをさらに上流側、稲積橋のたもとになります。
喫茶だけでなく軽食も充実しており(特にモーニングがリーズナブルなようです)、
ぜひ店内で飲食されることをおすすめします。撮影は遠慮しましたが、店内を見渡すと
段差のある奥の客席に、その対角手前にはカウンターや厨房があるなど、あのシーンが
記憶にあればピンと来ると思います。

1-14-2 七間橋商店街(観音寺市観音寺町七間橋町):△
店の外観。
ライブ時、石川恵美子がそれを知ってか知らずか、店の前を通り過ぎるシーンも。


映像はアーケード内にある賑やかな商店街のようですが、これも特定は難航しました。
観音寺一の繁華街は柳町ですが、映像と見比べると実際の柳町の道幅は狭いようです。
あたらめてキャプチャーをよく見ると、暗い路面に表示があって車道と分かり、微妙な
カーブが実は交差点で、地図との照合で七間橋と突き止めました。映像によりさらに、
頭上の看板の店名や、サンタの立て看板で隣が洋菓子店らしい(実際にはパン店)こと
も分かり、住宅地図によって裏が取れました。ごく短いカットであることおよび、解明
の過程から、マニアック度:高です(笑)
2000年代にはアーケードが撤去されたようで、商店街も寂れてすっかり雰囲気が変わって
しまっていますが、建物自体は現存しています。本編映像右側に写る開店祝の花輪の裏に
見える、らせん階段と建物名表示の一部が一致し確信に至りました。あらためてストビュー
でその表示をよく見ると、なんと誤字(当て字?)があります。
店舗外観は恐らくセットと思われ、写真中央の電柱の奥辺りになります。
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デンデケロケーションズ・1-13:観音寺第一高等学校

2020-09-21 | 青春デンデケデケデケ
1-13 観音寺第一高等学校(観音寺市茂木町):△ ロケーションマップ#24
物語のメインの舞台。
映画では学校名は明らかではありませんが、原作では実在の校名で登場し、原作者
の母校でもあります。原作者の両親が教員だったことは作中でも触れられています
が、別の著書によると、なんと原作者が同校在籍中に母親が現役で教壇に立たれて
いた模様で、「あほげなこと」はさぞやりにくかったことと思います。したがって、
結婚・出産を機に「えーい、めんどくさい!」と言って家庭婦人になった、という
エピソードはあくまでフィクションということになります。

学校への出入りのシーンは、正門ではなく、なぜか西門で撮られたものが多いです。
中写真:巡礼に来た竹良が、学校を出る時に柵を乗り越える。
右写真:文化祭には多数の来客が。


正門付近にて。
右写真は旧校舎で2011年10月撮影。

映画に登場する旧校舎は2013年に、旧体育館は2008年に解体されました。
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デンデケロケーションズ・1-12:白藤稲荷神社

2020-09-21 | 青春デンデケデケデケ
1-12 白藤稲荷神社(観音寺市茂西町):△ ロケーションマップ#20
しーさんが竹良を下校時に待ち伏せ。


大小路橋のシーンより、こちらのほうがよほどストーカーじみていて、ドキドキ
します(笑)
観一と染川橋の間に位置しますが、観一前の観音寺池田線の道路拡幅の影響も
あって、床屋さんの辺りの町並みも大きく変わっています。

写真中央の建物の手前には銭湯、奥には安藤うどん店(記事1-23参照)がかつて
存在し、しーさんの待ち伏せの直前に、竹良が自転車に乗っているカットで登場
します。

右写真は2015年のストビューで、左から2番目の建物が安藤うどん店でした。

「わしは1組の谷口静夫じゃ」


白藤稲荷神社から財田川に抜ける路地の実際の位置より、50mほど上流側です。
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デンデケロケーションズ・1-11:大小路橋

2020-09-21 | 青春デンデケデケデケ
1-11 大小路橋:○ ロケーションマップ#22
宣伝カーの「美しい十代」をBGMに、仲の良い竹良と清一が、女生徒に同性愛疑惑を
かけられる。


スケッチをしている内村百合子をはじめとして、女生徒3人がいた河原の辺り。


財田川に架かる橋で、染川橋のさらに一つ上流側になります。

追記
一旦完結したはずの「デンデケロケーションズ」の今さらの更新ですが、実はこの同性愛
疑惑の場所を染川橋と取り違えるという、マニアにあるまじき凡ミスに気付き(笑)、当記事
の公開を保留しておりました。ようやく真の完結(当記事投稿時点)といえますが、それ
まで気が気ではありませんでした(笑)
なお当記事に限らず、各記事につきましても新たな発見があり次第、随時更新しております
ので、たまにチェックしてみて下さい。
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