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Heavenly Creatures 1994年 ニュージーランド・アメリカ作品
監督 ピーター・ジャクソン
出演 メラニー・リンスキー ケイト・ウィンスレット サラ・バース クライブ・メイソン
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ニュージーランド、クライストチャーチ。
少女が2人、血だらけで山道を駆け上がる。そして、家の前にたどり付いた。
1953年~1954年に掛けて、ポウリーン・パーカーは、ジュリエット・ヒューズとの友情を日記に綴っていた。
女学校。
通学している生徒達の中に、側の小屋から1人の少女が何食わぬ顔をして出てくる。彼女の名は、ポウリーン・パーカー。
変わり者な彼女には、友人がいなかった。
そこへ、イギリスから転校生がやってくる。美術の授業で、ジュリエット・ヒューズと組まされたポウリーンは、その場で意気投合、その日から彼女といつも一緒にいるようになった。
だが、互いの両親は、互いに仲が良すぎるとし、2人は同性愛ではないかと心配を始める。
さらに、ジュリエットが病気の再発をしたために、無理矢理2人を引き離そうとするのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
邦題は、可愛らしいが、内容はちょっとシュールというか、かなりシュールな物語。
実在の起った事件の話で、ジュリエットのモデルになった方は、今は、スコットランドに住む小説家なのだそうだ。
ニュージーランドでは、そうとう有名な話なのかもしれない。当時は、きっと衝撃的だったんだろうなあ。
好きな俳優のカール・アーバンや、ジェイ・ライアンの出身地を舞台にした、有名な映画はないかと探したら、
代表作がこの作品と「ピアノ・レッスン」だった。
そして、
この作品の監督が、あのCG大好きピーター・ジャクソンだと分かって、早速鑑賞してみたのだ。
CGがない監督作品を見たかったのだが、この時から、CGは好きで使っていた様子だった。(~_~;)
思春期独特の世界感を表すのには、上手い技法だとは思った。
まあ、あの年頃は、
大人からはそうとう理解出来ない世界感で生きている事は確か
だから、そこの表現として、上手く使っているなあ~とは感心したけども・・。(~_~;)
親になった今、
女の子を育てた事がないからわからないが、彼女達の気持ちも分からない訳ではない。
ましてや、あんなお小言を毎日聞かされれば、うんざりするし、恨みもする。
性格だってねじ曲がる。
しかし、親としては、大病をした大切な子供だからむっちゃ心配というのも理解出来るし、お小言がつい出ちゃうのも理解出来る。
だけども、
どうして、もう少し2人を温かく見守る事が出来なかったのだろうか?
時期を過ぎれば、成長して、女友達よりも、大切な事に気がつくのに・・・。
親としては、妙に考えさせられる作品だった。
お年頃の子を持つ親には、そら恐ろしく見えるかもしれないけどね。