Die Blechtrommel 1979年 西ドイツ・フランス作品
監督 フォルカー・シュレンドルフ
出演 ダーヴィット・ベネント マリオ・アダムス アンゲラ・ヴィンクラー ハインツ・ベネット
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
「僕が生まれる前からお話を始めよう」
芋畑で一人の女性が畑仕事をしていた。そこへ男がやってくる。彼は警察に追われているらしく、女性は自分の履いているスカートの中へ彼を隠した。女性は、警察を追い払い、その後、二人の間に女の子が誕生する。
この赤ん坊こそ、オスカルの母アグネスだった。
祖父はその後、警察に発見され逃走途中で行方不明に。祖母は何でも売って彼女を育てた。
ダンツィヒで店を経営している男性と一緒になったアグネスは、オスカルの母となった。
そのオスカルは、3歳の時に、母親からブリキの太鼓をもらいその時に、大人にはならないと決め、地下室へ行く階段から願いを込めて落ちた。
それ以来、彼は3歳のまま成長せず、ブリキの太鼓を肌身はなさず持ち歩く。
そんな中、世の中は、第二次世界大戦へと突入するのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
ドイツ映画の名作とまで言われていたが、
どうしても、あの主人公の少年の姿が、怖くてず~と毛嫌いしていた。
さらに、あらすじを読めば、歳を取るのを辞めた少年だというではないか。
ホラーっぽいけども~と思ったが、意を決して鑑賞。
ホラーじゃなく、ブラックユーモアだったが、個人的には苦手な類となった。
変わった戦争映画と言われればそれまでだが、当時も物議を交わしたというあの主人公がどうも受け入れがたかったのだ。
歳を取らないという設定は、映像として簡単に成り立つ。本人はそのままで周りに歳を取らせればいいのだから。
だからだが、
外見は少年、中身は大人(?)という複雑な役を、子役に押しつけた感じで、その演じた本人は、名演技と言えばそれまでだが、分かってて演じてるのかな?と疑問を抱いてしまったのだ。
そんな事を考えず、素直に見ればよかったのかもしれないが。( ̄。 ̄;)
そうそう、
オスカルの父親が何処かで?と思ったら、最近実写になったドイツ作品「ピノキオ」のゼベットじいさんを演じていた俳優さんだった。
もしかして、彼ってむっちゃ有名な人だったの?
ラストもすっきりせず、何を言いたかったのか?と疑問も残る。
まあねえ、大人の汚い世界という感じは、分からない訳でもないけども・・・。