Baltic Storm 2003年 ドイツ・イギリス作品
監督 リューベン・レダー
出演 グレタ・スカッキ ユルゲン・ブロフノウ ドナルド・サザーランド デューレ・リーフェンシュタイン
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ベルリンの壁も崩壊し、ソ連もなくなった。
(これは、真実ではない。)
1994年、エストニア号。
息子と共に、乗船した弁護士のウェスターマークは、バーで不信な男達に声をかけられる。ある人物を探しているというのだ。一緒にいたバーテンが彼らの去った後で、きっとKGB(ソビエト連邦、国家保安員)に違いないと告げた。
その後、船は大きな爆発音と共に揺れだし、沈没した。
一方、元KGBだという男から、エストニア号が国家機密に関わる何かを運んでいるとの情報を得たTVリポーターのジュリアは、乗船しようと港に行くが、すでに出港した後だった。
そして、事故に遭った乗客が運び込まれた病院で、ウェスターマークに出会いインタビューするも、その映像は放送出来なかった。
それから、3ヶ月後。
事故報告会で、ウェスターマークは、自分の調べた事実と違う事を指摘する。何かを隠している政府と事故調査員。
ジュリアは、もう一度ウェスターマークに声をかけるのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
思いっきり、船上の事故で脱出劇か何かのパニックものかと思ったら、
まったくジャンルの違う政治批判というかのサスペンスものだった。
いや~ビックリした。(@_@)
え?あれ?という感じで戸惑ったが、最後には、もしかして、原因不明の事故って、こういうのを含んでいるのかも?と思えてしまった。
オープニングからこれは作り話です。
といっているからそうじゃないと思うが、「本当はそうなんじゃないの?」なんて思えちゃう内容だった。
それほど、真実味がある演出だったのだ。
ひねくれた自分のような人間は、信じたくなっちゃったもの。(^_^;)
850人もの乗客が海で犠牲になる。
何万人もの人々を救うには、数人の犠牲者はいとまないという、どっかのお国の方針そのままだった。むっちゃムカついた。
主人公の弁護士は、「U-ボート」艦長さんこと、ユルゲン・ブロフノウ。
今回は良い役で、息子を亡くしその原因を突き止めたいという父親役だった。
正義感あふれる感じでかっこよかったなあ。
そして、意外な出演者に遭遇。
政府の影の関係者役で(平たく言えば悪役)デューレ・リーフェンシュタインが出演していたのだ。
相変わらず、迫力ある彼。
なんか似合うんだよなあ。
そうそう、
忘れてならない某大きな国家関係者役が、演じるは、ドナルド・サザーランドだった事。
うわ~似合い過ぎる。
というか
、最近、こういう嫌らしい役でお目にかかるのが多いのですがけども。(^_^;)
もしかしたら、某国への批判もあったのかもしれない。
そうだったら、よくよく分かる。
本当、今では世界を牛耳っている感じのあのお国。
なんたって、鶴の一声だからなあ。
(なんのこっちゃ)